海のトリトンストーリィ21−24
第21 太平洋の魔海
ヘプタポーダが裏切りに激怒するポセイドン。
レハールはゲルペス連隊の派遣を要請する。

ヘプタポーダはトリトンにトリトン族について詳しく知りたければインド洋にいるラカンに会えと言う。
そして、ポセイドン族ではなく一人の女として生きようと決心するが、レハールの怪物に出会い、またトリトンと戦いを共にする。

レハールの幻と思わせて実体を送り込むという作戦騙されるトリトンたち。
レハールの魔術を送り込む場所を見つけたヘプタポーダは、レハールの操る剣を背中に受けつつトリトンに「トリトン、ここよ…。洞穴の奥に向かってオリハルコンの輝きを…!」
唖然とした表情のまま剣を投げ入れるトリトン。
オリハルコンの輝きがすべての幻を消し去り、レハールもめしいとなって生きることになった。

ヘプタポーダの墓標に涙するトリトン。
ピピたちはただ静かに見守るしかなかった。

この泳ぎ方変じゃん ●残念なことに作画はいきなり失速したような出来です。
時間がなかったんでしょう…。海綿の怪物はあんまりな描き方でした。

●ヘプタポーダはあっさりこの回で死んでいた、ということをすっかり忘れていましたね。

●背中に剣を受け、血がどよ〜んと流れ漂うシーンは今見るときつい。
それまは剣で蒸発させたりして、血が出る映像はなかった気がするのだが。

●彼女を埋葬して、ゆっくり脱力するように俯くトリトン。揺れる肩。
なんかね〜男泣きというか、大人の泣き方でした。

●トリトンと別れるときのヘプタポーダの泳ぎ方、すごく変なんですけど(図参照)。

●ラストシーンで、ピピがなにかつぶやくのだが音声なし。なにかセリフがあったのだろうか。
第22 怪奇・アーモンの呪い
インド洋に向かったトリトンたち。
不知火の正体を探ろうと単身乗り込んだ島には、ポセイドン像をあがめる人々が生け贄の儀式をしていた。
島の少年、パティはトリトンに「朝目覚めたらこの島にいた。人々はみんなポセイドン像を崇めだし、トリトンの代わりに毎日島の人間を生け贄に差し出している」と言う。
しかしパティもアーモンに魂を抜かれた人間の一人だった。

巨大イソギンチャクのアーモンを倒したのに島の人たちは元に戻らず、トリトンは捕まり、生け贄にされてしまう。
祭壇から深い穴に落とされるトリトン。
トリトンを追って浮遊するオリハルコンの短剣。

実は島全体が巨大なイソギンチャクの怪物、アーモンだったのだ。
体内からオリハルコンの輝きを浴び、アーモンはもだえ崩れていった。
島の人間たちを飲み込んで。

●生け贄のシーンで、トリトンが縛られちゃったりするんですが、幼心にドキドキいたしました。
もちろん今もちょっとドキドキします。

●島の人たちを助けられなかったことを悔やむトリトン。
出会った人をすぐ失ってしまう話が続きます。

●パティに剣を奪われるけど、光りません。「こりゃトリトン族じゃないからね」と思いきや、トリトンの「そうか、オリハルコンの剣は持った人間の魂で輝くんだ。パティは魂がないから光らないだ」。
え?そうなの?
しかし後で「この剣はトリトン族しか使えないんだ」とも言っていた。
多分どっちも正しいのでしょう。
第23話 化石の森の戦い
インド洋南西部、ラカンを捜すトリトン一行。

シーラカンス、ラカンは、ヘプタポーダの逃亡を手助けした罪によりポセイドンに死ねない身体に変えられた魚だった。
自分を楽に出来るトリトン族を何百年も待っていたのだった。

ラカンとトリトンの比較図 トリトンの戦いを見てトリトン族だと確信したラカンは、トリトンに捕らわれたトリトン族の石化した姿をみせる。
その昔、トリトン族は武器を扱えなかった。オリハルコンの短剣も宝物ぐらいの感覚でしかなかったらしい。
陸で育ったトリトンは短剣を短剣としてとらえることが出来たのだ。

ポセイドン族はトリトン族が武器を使えるようになる前に滅ぼそうとした。
オリハルコンの短剣についても、なぜかドン族の方がよっぽど詳しい。
トリトンはそこに何かが隠されているような気がした。

インド洋司令官ブルーダはムカデ怪物セイノスをあやつり、トリトンを疲れさせ短剣の威力をなくす作戦に出た。
ブルーダのブーメランに苦戦するトリトンだが、身を挺して戦うラカンに助けられブルーダを倒す。
オリハルコンの輝きの中、セイノスと共にラカンも静かに砕けていった…。


●ラカンの「楽になる」は「死ぬ」ことだった。
そうか、生き続けることも辛いことなんだなと学習しました。

●ラカンは不死身になって何百年も待った、と言ってますがヘプタポーダが捕らわれたのは10年前だったのでは…?はて?
これは何百年か前にヘプタポーダは逃亡し、10年前にとらえられたってことでしょうか。なぞ。

●ブルーダ、オリハルコンの短剣を眉間に食らいます。ぐさっ。

●ブルーダはポセイドン族の中ではなんとなく落ち着いた思慮深いタイプにも思えました(前半は)。
後半はラカンの目をつぶしたりしてやることがえげつなかった。

●この回もまた出会ったラカンをその日のうちに失います。トリトン、辛いね…。
第24話 突撃ゴンドワナ
地中海に抜けるために、海底水路「ゴンドワナののど」を通ろうするトリトンたち。
大きくて小さいガダル 途中出会ったジュゴンの「ジェム」、ゴンドワナののどには「ガダル」という怪物がいて毎日逃げまどう日々を送っていたのだ。
「ガダルは大きくて小さい」
ジェムの言ったとおり、ガダルは一つ一つは小さな生き物だが、合体して巨大化する怪物だった。

一人ゴンドワナののどを探索するトリトンは、ガダルや海綿の怪物に襲われ、短剣を落としてしまう。
助けに向かうピピたちとジェム。ピピたちはおとりになり、ジェムがトリトンに短剣を渡すことに成功する。

オリハルコンの輝きがガダルを焼き尽くし、崩れる洞窟。
トリトンは短剣が岩を溶かしたおかげで無事だった。
疲れ果て横たわるトリトンを見つめるピピだった。

ジュゴンのジェム ●海底の洞窟だから、真っ暗なはず。というのは大人になってから知ったことでした。

●洞窟で、伝令中のマーカスと対峙します。
一瞬固まる二人。マーカスの針をよくよけたなぁ、トリトン。

●ピピがホラ貝を吹きます。水中でも音が出るのか!?ホラ貝。
よくわからないけど、音は水中の方がかなりよく聞こえるのだそうです。

●ラストシーンで、トリトンの傍らにいるピピを見て「やっぱりピピさんはトリトンの方がいいのかなー」とフィンがつぶやく。
これってアナライザーも同じ事言ったような。

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