海のトリトンストーリィ17−20
第17消えたトリトンの遺跡
イルカ島大爆発によって隆起した島で、トリトンは一人の負傷した老学者に出会う。
船が沈没して一人生き残ったらしい。トリトンはその島でトリトン族の遺跡を発見する。
同じ衣装、足のある女の人…。
いかだを組み老人を救出するが、ポセイドン族の追っ手を倒して戻ってみるといかだに老人の姿はなかった…。

●「ぼうやはどこからきたんだね?」「え?あ、あっちから。へへ」はないだろうトリトン。
そんでもって「そこをちょっと通りかかったんですよ」はもっと変だぞトリトン。
じいさんも納得するんじゃない。

●最大のポカ発見!「青いルカー」!ものすごーく不自然。

●海底から隆起した島でどうやって筏の材料を手に入れたのか、謎。
マンガやアニメでいかだを作るときいつも思うのだが、あんなにお手軽に木を切れてしまうんだろうか?
しかも全部同じような太さで枝も取り払っているし、おまけにロープがあるし。不思議だ。

●「オリハルコンの輝きはポセイドン族にとって悪しきものなのじゃー!」ということで、オリハルコンの剣の存在自体が トリトンを追わせているのだとなんとなくわかってくる。

●オリハルコンの剣がはじめて白くなります。使いすぎには気を付けよう。

●とにかく「殺せ」の連呼。殺伐としてます。

●隆起したり沈んだりするので海は濁りきってます。
その中を泳ぐのってイヤだろうなぁ…。
第18灼熱の巨人 タロス
マゼラン海峡。そこにはペンギンたちの守り神、タロスがいた。
ペンギンを助けたトリトンにタロスは礼を言うが、トリトンの名前を聞いたとたん、変貌する。
ポセイドン族レハールによって命を与えられたタロスはその恩に報いるためトリトンを殺そうとする。
苦戦するトリトンに、タロスの弱点(くるぶしの栓)を教えた子ペンギンをタロスは殺してしまう。
トリトンの剣がタロスのくるぶしを突き刺し、タロスはその命を失う。
バラバラに崩れた身体、ぽっかり開いた目からは気泡が漏れ出す。涙のように。
そして戦いの間にピピとフィンがポセイドン族にさらわれてしまう。
箇条書きのようなあらすじですまない。

●マゼラン海峡の断崖絶壁をよじ登るトリトン。すごいぞ、クライマーも真っ青だ。

●タロスはトリトンが現れるまでは本当にペンギンたちのよき神だったのだ。

●子ペンギンを殺すシーンがすごい。拳で海底に押しつぶすんだもん。今見ても残酷。
そんでもって一瞬で海水が熱湯になりほかのペンギンもジュワーッとゆで上がるのだった。ううう。

●「おまえの名前は?」「海野です」と答えていれば何も起こらず大西洋に抜けられたと思う。

●踝(くるぶし)が弱点なのは神話のアキレスから。
第19話 よみがえった白鯨
ピピたちを救出に向かうトリトンたちは、白い島を見つける。様子を見にトリトンが潜るとそれは白い鯨だった。
白鯨の攻撃で意識を失ったトリトンは近くの漁村に打ち上げられる。

そこには10年前に白鯨と戦い勝利し、「海のロレンス」と呼ばれる鯨取りがいた。
トリトンの証言で白鯨が生きていたことを知り、うそつき呼ばわりされ、その息子のギルディはショックを受ける。
一人沖にでてしまったギルディをトリトンとロレンスは追うが、そこにまた白鯨が現れた。
10年前に死んだ白鯨はポセイドン族のレハールによって命を与えられていたのだ。

戦うトリトンたち。苦戦するが3人は白鯨を倒すことができた。

ギルディ君 ●タイガーマスクです(笑)。あれほどガキガキしてないけど、トリトン全27話の中では絵柄が一番近い。

●「トリトン君」と呼ばれたトリトンは無意識に「ギルディ君」と返してます。

●白鯨と海中で目が合うシーンはこわいぞ〜。びびるぞ〜。

●トリトンが途中で海に落ちたのでロレンス親子はトリトンが死んだものだと思ってしまう。「トリトン君のかたきだ」とか言ってるし。 戦いが終わった後もわりとあっさりしておりました。

●これももとネタは「白鯨」。
第20話 海グモの牢獄
さらわれたピピとフィンは、ポセイドン族の「海蜘蛛の牢獄」に閉じこめられていた。
番人は大蜘蛛だが、もう一人、美しいポセイドン族がいた。

彼女、ヘプタポーダは「輝く太陽と青い海」を欲したばかりにポセイドンの怒りを買い、10年前からこの牢獄に捕らわれていたのだった。
トリトンを倒せば牢獄から出られる上に自分の望みを叶えられると知り、トリトンを迎え撃つ。

オリハルコンの輝きにやはり劣勢になるヘプタポーダだが、海蜘蛛とトリトンが戦っている隙に牢獄を抜け出すことに成功した。
海上目指して浮上するヘプタポーダ。しかし「輝く太陽を青い海」は彼女にとって過酷な世界だった。
望みを捨てたヘプタポーダは海蜘蛛と戦うトリトンを助け、共に牢獄を脱出する。

●ほんっとに美しいです。ヘプタポーダ。

●ピピとさっそく女の戦いが始まる。「あなたほんとに女なの?」「バシッ(平手打ち)」。
●オリハルコンの輝きが失せてきたとき、時間稼ぎのためにトリトンがとった行動は彼女の弱点をつく心理作戦だった。
フッと笑って「あなたはポセイドン族の中でもっとも弱いポセイドン族なんだな」
「な、なによ。何を言い出すのよ」
「あなたの望みは輝く太陽と青い海と行ってたけど、この剣はその輝く太陽と同じ光なんだ。
この剣を怖がっていてはあなたは一生青い海と輝く太陽は手に入らない!」
「!!」
心理描写をモノクロ画面で表現したナイスなカット。

●さらにBGMとのタイミングもみごとでメリハリのある回。

●ラストではヘプタポーダ、岩につぶされたようにも見えた(気のせいだったようです)。

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