__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[09.12.10] 

〜海月の放流〜 164


すべてはリズムとタイミング。


【師走なら手を叩こっ!たんたん】
着々と今シーズン仕込んだ酒が出来上がってきて、初しぼり、新酒が巷に出回り始めようとしてる。ワインならヌーボーってことで話題にものぼるが日本酒は注目されないねぇ。
手前味噌ながら今年も美味しいの出来上がってます!

12月に入るや蔵ではもう年明けのスケジュールについて語っていたりするのだが、年の瀬らしくやはりバタバタと慌ただしくなってきた。お歳暮の発送準備の部署は大わらわ。ワッショイワッショイなムード。
一方、醸造部の中でも蔵人は仕事の分量が増えたり勤務時間が長くなったりというようなことは特にない。
周りだけ早送りで自分だけは「淡々と」日々を過ごす。この速度差が面白い。

とはいえ、のんびりだらだら仕事してるわけでもない。階段一段飛ばしで駆け上がったり移動には常に走り回っている。機敏で的確な判断、操作、作業も必要で気は抜けない。
それでも、それらは一連の流れとしてすでにカラダに浸透しており、リズミカルであり、鼻歌うたったり足でステップ刻んでたりする。クイックリーに動きながらも心は平静。なので「淡々と」って表現したいわけ。

周りが騒いでも、急ぎすぎたり取り乱してはいけない。
じっくりきっちりタイミングを計る。あせるなあせるなあわてるな。
ここで一分一秒短縮しても、ミスったらリカバリーにもっと多くの時間と手間がかかる。
そのタイミングが来るまで待て。そしてその時が来たら、走れ!
そんなことを自分に言い聞かせながら、この寒い中、半袖で汗かきながら働いておりますよ。



・・・(つづく)[09.12.10]Thu_Qurax2海月(=)彡
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