__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[06.01.11] 

〜海月の放流〜 096

あったかいと勝手に決め付けていた高知も冬はやっぱり寒いわ。
既にこの冬、2回も雪降った。
地元の人に言わせれば、雪が積もるなんて珍しいらしいが、
わしが冬将軍連れてきちゃったのかしらん。_| ̄|○


●『2006年もよい年でした。』
アロー。聞こえますか?
流転を繰り返した挙句、連絡先不明、音信不通になってしまったりと
いろいろありますが。
僕はなんとか生き延びてます。大丈夫だいじょぶ。

2006年。今年もあけましたね。
今年もよい年になりましたね。と過去完了形で宣言しときましょ。

高知で迎える正月はなんとものんびりとひとり呑んだ暮れておりましたよ。
もちろんおせちなど用意できるわけもなく。
暮れのわさわさしたスーパーでふと思い至ったのはおでん。
年越し直前から、おでんを大量に仕込み、
えんえんと喰っては呑み、具や汁がなくなればまた追加し、
を繰り返してました。

元旦は。
歩いてすぐ目の前の浜で
初日の出を観てみようかと1時間くらいねばってみました。
雲は晴れず、海からの朝日をめでる、とはいきませんでした。
それでも雲の向こうには
見えないけれども確かにそこに在る
とわかる大きなエネルギーを感じましたよ。
波音。雲が動く。空が明るくなってゆく。
みんなが元気でいたらいいなと自然と想いましたよ。

1/2には天気も気温も上々。
ザックにビール、日本酒放り込んで
散歩がてら桂浜まで歩いてみたり。
この部屋からも桂浜の周辺は見えるんですけど。
歩いたら30分くらいかなぁ。
遊歩道も伸びていてちょうどいい散歩コースでしたよ。
帰りは気の向くままに寄り道道草したりして。

・・・なんか、なんかね、いいんですよ。ここでの暮らし。



●『今年は日本酒を呑む機会が増える、に一票』
現在は、季節労働的に日本酒の醸造所で働いてるわけだが。
ここの酒を年末年始にやっと呑むことができた。
年末に職場で「お正月用に」と数本プレゼントしてもらったんだ。
ありがたいっ!感謝多謝。
(さらに。杜氏からはみかんやじゃがいもまでどっさりもらっちゃった。ヤッホー!)

働き始めてまだ一ヵ月半ほど。
周辺、末端の仕事しかしてないので
わしが造った酒、とは言えないけれど、でも。
何かしら関わってみると
思い入れや愛着、身びいきのようなものも生まれてきたりして
なんかおいしいんだよ、この酒。

和食をはじめ、料理に合う、料理をジャマしない酒だった。
かといって主張がないわけではなくて、なんていうのかなぁ、
呑むとうまい肴が欲しくなる。
そして、うまい肴を喰うとまたこの酒が欲しくなる。
えんえんとエンドレス。
そんな印象。

あぁ。今年も呑んだ暮れる年になるさ。
またおいしいたのしい酒が呑めるなんてそれだけで充分うれしいしね。

さて。そんなわしも1/3から既に仕事始め。
日本酒の仕込みは冬が本番だから酒造所自体に年末年始のお休みはない。
みんな交代で休みをとったというわけ。

さぁ、うまい酒を、つくるためにも呑むためにも
腰入れて働くぞ!



●『余裕チャクチャク』
おんなじことの繰り返しの日々も出来事も
ご機嫌なときには頭の中に勝手に音楽がうたが流れている。
はなうたのひとつでも飛び出せば
なんだかもういろんなことが大丈夫なような気分。

いろんなことがあるものだな。
我が身のことばかりでなく、友人たちの近況にも。

いろんなことがあるほうがその後におたのしみが増えるはずだよね。
ささいな日常にも多大な日常にも
ちっぽりとおたのしみのつぼみが準備中。



・・・(つづく)[06.01.11]...Qurax2海月(=)彡
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