__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[05.04.19] 

〜海月の放流〜 080

過去現在未来、時の螺旋状の流れ。
螺旋の周回ごとの節目に出遭う大切な人々。
心の師と仰ぐ。尊敬する。共鳴する。
旅人。詩人。うたうたい。
師匠。朋輩。親友。仲間。魂の友。
そんなヒトたちとの再会。
ハルが呼んだか。花が呼んだか。酒に呼ばれたか。
あぁ春は善い。春の酔い。春の宵には笑う月。

また新たな周回軌道に入ったということ。


●『南南西の風、花にかすむ青空』
ソメイヨシノも咲いた。
たまった洗濯物を一気に片付ける。
干してる端から水蒸気が立ち上ってくるような陽射し。
ハル、だなぁ。
待ち焦がれたハルだ。
そろそろ水辺も恋しい。
川沿いのサクラを見にゆこうか。ワインとビール持って。

気温が20度を超えればあたたかいというよりも暑い。フユの格好ならば当然。
一枚一枚服を減らし、薄手のものに替えてゆく。
フユからハルへの脱皮。
身軽になる。そのうれしいこと。

コートを脱ぎ、手ぶらで街を歩けば。軽みが出てくる。
「軽み(かるみ、かろみ)」は回転そして流れ。
それに対して「軽さ」は不着、不安定といったところか?
またそれぞれ違う速度域にある。

南風に誘われたら軽やかに軽みの領域へゆこう。


●『粒子 - photon -』
点描は抽象と呼ばれるよりもむしろ精密な写実である、
・・・と、眼鏡を外して焦点の定まらない目は知っている。


●『此岸 - w/here -』
水面に薄桃のゆらり手を伸ばす
伸ばす手ゆらり薄桃の水面からも


●『離陸 - fly high -』
船はそれ自体が旅のようで。
そのゆらぎと速度と。
水と空と風の近さ。
陸を離れるということはすなわち
飛んでいるのと同義なのかもしれない。


●『雨のサクや』
ひらと舞う一枚また一枚敷きつめられてゆく

この雨に咲く夜
弧を描く飛沫
ココロニハナオ


・・・(つづく)[05.04.15]...Qurax2海月(=)彡
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