__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__
[05.04.19]
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〜海月の放流〜
079
3月末。年度末。ともなると。
決算だの、歓送迎会だのでおおわらわ、
ってなことには一切ならないのがいまの僕の生活ペース。
例年この時期考えることと言えば。
サクラはまだかいな、ってことと。
もっともらしいウソを考えること。
そして。気がつくと4月になっていたりする。
うーむ。4月バカ一代。
●『帰宅』
2週間ぶりに帰宅。予想通り最後の最後まで波乱。
やれるだけのことは精一杯やって新幹線に飛び乗り帰路につく。
ホテル暮らしに慣れてきたカラダで、本来の部屋に戻ってくると。なんだか部屋がよそよそしい。旅から戻るといつも感じるよそよそしさ。
一晩寝て起きてせんたっき回して風呂入って頭剃って
やっと部屋に受け入れてもらう。
「おかえり」「ただいま」
パスタ茹でて発泡酒。いつものように。
閉めきった雨戸開けて太陽を呼び込むとハル密度たかまる。
まだコタツは手放せないけれど、確かにハル。
この部屋で迎える3度目のハル。
●『芽吹く』
一雨ごとにあたたかくなっていることを実感するこの頃。
木々に目をやればタイミングを計って構えたつぼみがはちきれそうにいる。
ハルは芽吹く。
フユの間押し込めていた人の感情も芽吹く。
花が咲く。感情を吸い上げて。
ただうれしいたのしいだけでは済まされず
怒りや哀しみまでも暴発しそうになる。
収縮と拡散。
花が舞う。
散り拡がった先にいつも僕は想いを馳せる。
・・・(つづく)[05.03.30]...Qurax2海月(=)彡
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