__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[04.04.15] 

〜海月の放流〜 056


イラクでは裏でまた××が動き出している。
各国報道機関はイラクを退避するよう求められそれがやがて強制となろう。
ということは見せてはマズイことが行われるってこと?

日本の3人に限らず各国の人質事件。は総て伏線となっている。
▽×リカは“またしても”やりたい放題である。

人質事件に報道が集中すればするほど、
それを隠れ蓑に裏ではイラク人の大量○○が準備されてゆくことだろう。
ファルージャは焼かれた肉の山になる・・・。

世の中、こんな大変な時に。
わしは一体何をしているのか?

感情的になっていると何も見えなくなる。
声高にののしりあって解決するものなどない。


情報操作された現実。実際に何が起こっているのか。
時には目を閉じてみた方がよく見える、かも知れない。


●『電波系妄想 Going Under Ground』(BGM:あんよは上手/もぐらと祭り)

一体、現実って何?
「もっとしっかり現実を見据えろ!」
とか
「そんな考えは現実的じゃない!」
だとか。
じゃあ現実をちゃんと見てるヒト!
現実とは何かを説明してくれ。

結婚し子供を養育し家・家族を守り万が一の時や老後に備えて蓄える。
しっかりした将来設計の下に日々地に足のついた生活を営む。

旅先でそんな家庭にお邪魔すれば
それはほんとに涙が出るほどに嬉しくありがたい。

なるほど。それを望むならそれもいいのだろう。
安心と安定のユリカゴはきっと心地よい。
突発的な事件事故災害も、備えあれば憂いなし。

雪崩式に畳み込まれるようにあれよあれよと通過してゆく法案。
いつの間にか納得させられている制度政令。
若者は今のうちから精々身体を鍛えておいた方がよかろう。
備えあれば憂いなし。徴兵はおそらく30歳未満からかな?

プー太郎やフリーターは日本の税収にちっとも貢献しないから
ここぞとばかりに特別枠で兵隊のアルバイトの募集がかかるかもね。

景気回復に一発で効く特効薬をどうしても政府に求めるならば。
とてもいいのがありますぜ、社長。
ただし用法用量を間違えていつも副作用をおこしてしまいますがね。
なーに簡単なこと。
戦争ですよ。
軍需関連産業でまた泡だらけ。

・日本に原子力発電所って何基あるかご存知ですか?
・炭そ菌って覚えてます?
などという街頭インタビューは決して行われないし放映されない。

今度の地震はどこに“起こす”のでしょうか?

ところで最近。
都心部の地下、地下鉄の整備が着々と進んでいますね。


●『マスコミ』(BGM:報道機関が優しく君を包む)

マス-コミュニケーション:
新聞・ラジオ・テレビ・週刊誌・映画などのマス-メディアを通じて、不特定
の大衆に大量の情報を伝達すること。また、そのマス-メディア。大衆伝達。

報道機関:
新聞・ラジオ・テレビなど、社会のできごとを広く知らせることを目的とする
施設・組織体。

企業:
営利の目的で継続的・計画的に同種の経済行為を行う組織体。

会社:
営利を目的とする社団法人で、商法による株式会社・合名会社・合資会社と有
限会社法による有限会社の総称。

営利:
金銭的な利益を得ようとすること。利益を得る目的で、ある活動をすること。

スポンサー:
(1)(資金面の)後援者。(2)商業放送の広告主。


報道機関も日本の場合(に限らず?)、基本的に会社組織ですね。
この会社はどこから収入を得ているのでしょうか?
少なくとも慈善団体ではないんですよね。
お金払ってくれるヒトの不利益になるようなことは言えない、
かも知れませんね。

出版社の雑誌も売れないことには成り立ちませんがね。
ここにもスポンサー様がいらっしゃるようで。
(スポンサー様にもさらにスポンサーがいらっしゃるとか)


●『Irish bull』(BGM:知識を得て・心を開き・自転車に乗れ)

何をもってして「現実的」な選択とするか?
たいていは経済的金銭的な諸事情を最優先に考えられたりする。
が。もともと「現実」とは何か?
ある本で曰く。
「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ」
「普段はそんなものは存在しない」

わしのほんとにやりたいことは哲学だ。
わしは「生活」をしたいわけでもなかった。

わしも学校や職場で狭く少ないながらも様々な知識を得て経験をしてきた。
それで今となってはこんな“フリーター”ですらない生活をしつつ
旅をしているわけだが。
「もったいない」とも言われる。
もっと知識や経験を生かしてイイ仕事イイ生活をすればイイのにって。

わしはあえて言い返したりはしない。
わしはわしなりにやりたいようにやってる。
それは必ずしも“うまく”やれているわけでもない。
これから先のことなんてなーんにもわからず全く保障もない。けど。

うまくいこうがいくまいが、わしはわしの人生を生きてる。
楽しい!と手放しで言い切れるほど満足してるわけでもないが。
酒を呑む時はいつでも愉快な酒だ。

アイルランドの酔っ払いはうまいこと言う。
「現実とは、アルコールの欠乏による幻覚である」
ういっく。


●『現実的な選択≠現実の選択』(BGM:デイズ)

少なくともこの5、6年を振り返るに。
いくつもの岐路にて多くのターニングポイント
(それはいつもpoint of no returnだった)
を通過してきた。
それらが正しかったかどうかにはもはやあまり興味がない。
けれど後悔は一つもない。

ただし。
わしが実際に選んだ道、言い換えれば“現実の選択”は
ヒトから見れば“現実的な選択”とは必ずしも言えない、かも知れない。


●『言葉/ことば/個と場』(BGM:独り善がりの風)

「言葉じゃうまく説明できない。云々」 ←違う!

“説明”とは言葉を介してよくわかるように述べる事であって
言葉を使うことなく目的を達せようとすることは文字通り、
「説明になってない」。

とは言え。
言葉を用いなくとも伝わることもある。
言葉を尽くしても通じぬこともある。

で。わしがいつもこうしてたらたらと述べているコトバは。
ナニカの「説明」ではなく。
単なる妄想・幻覚の「記述」である。
(そこに主義主張など差し挟むつもりもない、
そんな主張なんぞ持ち合わせてもいない)


●『林檎→檸檬』

近頃、日本国内テロに警戒してターミナル駅などでは
物々しい警備やゴミ箱の撤去などがなされている。
けれど日本の鉄道車両内には巡回警備員はいないのかな?
(私服の鉄道警察官はいるんだろうけど。制服による抑止効果はないな)

東京メトロと改名された地下鉄の電車内。
時間帯のおかげかそれほど混雑もなく適当に座れる乗車率。
背負っていた荷物を降ろしてふいーっとシートに腰掛ける。
と。
一人置いて隣りとその対面側がミョーに空席。?
見ると。
カジりかけの林檎が一個、ぽそっと置いてある。

偶然乗り合わせた見知らぬ者達一同、遠巻きに視線を固定する、林檎に。

これが“ヘンなヒト”や“キタナいモノ”であれば
見て見ぬフリでやり過ごすのだろうが。
自分に対する反撃や責任などのキケンを及ぼしそうもない無造作さは
「笑いのネタ」として人々の視線を集めている。

不信物には違いない。もしかしたら爆発の恐れも・・・。

丸善を覗いて帰ろうか?


・・・(つづく)[04.04.15] 海月
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