__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[04.03.31] 

〜海月の放流〜 055


ハルは荒々しく激しく揺さぶりをかけながらも着実にやってきた。
3月最後の週末は気温も急上昇。
桜はすっかり咲き誇りTシャツ一枚でお花見に浮かれる陽気。


●『てんき』

一雨ごとにハル密度が高まってゆく。
昨夜の雨は激しかったけれど。とてもあたたかな雨だった。


あらゆることが同時に変化の時、転機を迎えたようだ。

急きょあわただしくも
また新たに職探しと、部屋探しをしなければならなくなった。


先日ついにバイト契約期間の終了日を宣告された。
4/16。夜勤なので4/17朝までで仕事は終わる。

帰宅後、わたると改めて相談。
前回書いたが、今住んでるわたるの部屋は差し押さえられてしまって
わたるも引越しを検討中。引越しの準備(の準備)に入り始めた。
やつはやつで荷物の処分や整理を始め
“一人で暮らす”部屋を探し始めている。

わしもいつまでも居座っていられなくなった。
わしが動くとすれば広さや便利さよりもまず安い物件ということになる。
雨露しのげる帰る場所があればそれで充分。
野宿を経験するともうなんだって素敵に思える。
いっそのことダンボールハウスでもいいくらいな勢いでもあったりする。

とまぁそこまで言わずとも。
この相模原近辺よりも都内の方がぢつは安い物件があるようなのだ。
3畳一間(風呂無し)とか。
ネットで2万円未満の激安物件を物色し問い合わせをしてみる。

部屋探しと職探しを同時に考えるなら。
安い家賃と高い時給。をねらいたい。
となるとやっぱり都内に移ることになろう。

他にも選択肢はあるし。動くにしてその時期にも選択の余地はある。
が。
ナニカが決まったり動き出す時のタイミングには
いつもシンクロニシティを伴うキッカケがやってくる。
今回は「終わり」を告げるいくつかのアナウンスだった。

終わり、ではあるけれど。それは始まりのサインでもある。

徒歩旅をするために西荻窪の部屋を引き払う準備をしていた頃の緊張感を
また思い出している。
いままたいろんな物事に「リセット」をかけようとしている。

僕はまた次の段階にゆく。
デタラメかも知れないけれど僕は僕の新しいステップを踏む。

・・・
雨で桜は散ってしまうだろうか。
花見のチャンスはまだあるだろうか。
4月最初の週末には職探し部屋探しも兼ねて都内で花見もしよう。

ちょうど月の頃もよい。

いいてんきになるといいな。


・・・(つづく)[04.03.31] 海月
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