__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[03.01.15] 

〜海月の放流〜 027

□前回までのあらすじ:
海月を探すイベントも大詰め。月を求めて西へ東へ瀬戸内海沿岸を漂う。/
月夜の晩ばかりじゃないけど。♪生まれたからには生きてやる。/
友人の帰省に便乗して一気に関東圏にワープ。
もうすっかり金も底をついてるので助かった。


●『Back to City back - 大阪、神奈川、東京の巻 -』

だんだん旅から逸脱してきた気分。海月の旅は果して「旅」と呼べるものなん だろうか?でも、このわけのわからん状態こそ、やってみたかったもの。
つまり。放浪・流浪+漂流=放流。

旅あるいは“放流”を通して僕は僕の居場所というものをずーっと考えてた。

とても落ち着ける海や山があった。心惹かれる人々の居る町があった。
人々は町を誇りに思い、海や山を愛した。
彼ら彼女らのホームグラウンド、バックボーンだった。

僕にとってのソレは一体どこなんだろう?小さい頃から引っ越しを繰り返して きた僕にとって僕を形成し育んだ土地、町とはどこなんだろう?

ある意味で僕は動き回ることでいろんなものを吸収してきたとも言える。とす れば。僕の行動範囲全てがホームグラウンド、バックボーンとも言えるのか?

でも僕は。
街に「戻って」きた。東京に「帰って」きた。
今は、なぜかそんな気がしてる。そんな感覚/感情が強い。
地に足つかない根無し草にはむしろ一番しっくりくる街なのかもしれない。

「東京」そんな地名の町は存在しない。現代東京像は東京人がつくり育てたも のではない。捉えどころのない「世間」と無責任なメディアがでっち上げた虚 像だ。スクラップ&ビルド。つくっては壊し。
だからこそ。日本に散在する実像を消化・吸収し編集・整理しホログラフィと して表現・表出する実験・練習場として最適な街なのかもしれない。
そして何度もスクラップ&ビルド。トライアル&エラー。

しかし。僕は東京にホネを埋めようとは思っていない。
東京はあくまでも集合離散する通過点でしかない。

僕を呼んでいるナニカはここ東京では鏡に写った像、もっと厳密に言えば、3 次元ホログラフィとして精巧精密な像として存在してはいる。しかし。
オリジナルはここではないどこか、通過点のその先にきっとある。
そしてきっとそのオリジナルのナニカ(あるいはそれが存在する場)こそが僕 のホームグラウンド、バックボーンのはずだ。

そんなバカなこと考えてる限り僕の旅、“放流”はまだまだつづく。


・(350)12/28/2002/大阪府・高槻市--神奈川県・相模原市/
またもや日記の最新原稿を完成させるのに時間がかかり、30分しか寝られなか った。早朝というより真夜中3時起床。4時車に乗り込みいざ東へ。

タケは助手席の僕に寝てていい、と言ってくれるが。ちょっとした話題から話 が一気に盛り上がり、結局ずーーーーっとしゃべり通しだった。

進行方向真っ正面にでっかい朝焼けが広がりだすとあっと言う間に太陽が昇っ てくる。新しい朝が目に直射。予め二人ともサングラス装着済み。

帰省ラッシュが始まろうとしている。道はまだ混んでないがSAは車満載。
朝メシ喰ったらすぐ出発。なかなか順調に来てる。

今日はいい天気になりそうだ。気温も高めかな。

昼には神奈川県と東京都の境界辺りに到着。ここで降ろしてもらう。
ThanQタケ!ほんとに助かった。年明けにひろきち&あこの家でまた会おう。

さて歩く。完全冬装備では暑いなぁ。
県境が入り組んでるので一本道を進んでても東京の町田市と神奈川の横浜市と を出たり入ったり。東京都心方面をめざしてみるが。
今日これからたどりつける範囲に野宿できそうな所などなさそう。

近くに友人知人はいなかったかなぁ。アドレス帳パラパラ。あ、わたるが最近 この辺に引っ越したんだっけ。早速電話。居た!しかもたまたま今日は仕事休 みだって。迎えに来てくれるって。やったぁ!

車で来るかと思ったら。なにー?バイクかよ。わははは。大荷物背負って乗り 込むとまるで3人乗ってるみたい。ふふ。

会社辞めてからどうしてたのか、わたるとはじっくり話しをしたかった。すご く絶妙のタイミングで会えてうれしい。お互いの話しが酒とともにゆっくり語 り開かれる。共感共鳴賛同。どんどんうれしくなって安心安堵。ゆるんでく。


・(351)12/29/2002/神奈川県・相模原市/
緊張の糸がブツッと切れてしまったのだろう。朝、起き上がれない。せきが止 まらない。のど激痛。しまったぁ。風邪か?インフルエンザか?苦しい。

寝てるしかない。わたるは仕事にゆくがしばらく静養しててかまわないとの言 葉に甘える。ただ寝てる。それしかない。うぅー寒けがひどくなってきた。

食欲だけはあるからなんとかなりそうだ。が。舌が麻痺しててまったく味がわ からない。


・(352)12/30/2002/神奈川県・相模原市/
昨日よりも体調は悪化。全身の関節がギシギチときしむ。動けない。
例えるなら。大リーグボール養成ギプス装着状態、の様な。あるいは。大リー グボール3号の投げ過ぎ、の様な。・・・うーむ、ちょっと例えが古すぎる上 にわかりにくいか?じゃあ、油くれてない自転車のチェーン、の様な。
(・・・ところでなぜ例える?・笑)

まずいまずいまずい。明日は赤い鳥のイベントの最終日。海月の最終到達地点 がココじゃあ嫌だ。ひそかに目論んでた場所になんとか到達したい。

今晩中になんとか治さねば。普段は自分の自然治癒能力を全面的に信じて薬は 飲まないようにしてるが。時間がない。わたるに薬もらってとっとと寝る。


・(353)12/31/2002/神奈川県・相模原市(-東京・町田++日本橋++東品川)/
頭痛ぅ激痛ぅ。でも。なんとか歩けそうではある。途中でぶっ倒れても洒落に ならんので電車にも乗るつもりだったが。天気が良いので行けるとこまで行っ てみよう。

はふぅ。2時間くらい歩いたらもうダメぇ。町田から東京駅まで電車乗る。

歩く旅。昔の人にとってそれは基本的には街道を進んだわけだが。
その起点となるのはお江戸「日本橋」。その起点の碑は見たことなかった。
日本橋!「日本」を見たいってことと「歩く」ってことにも繋がる。

というわけで。最終到達地点にしようと思った。
そこで年越しでもしようかとも考えた。が。吹きっさらし野ざらしに耐えられ る体調ではなかった。

小一時間、これまでの旅の余韻にひたってから。そそくさと立ち去る。ここで 誰かに「発見」されるかと思ったのに誰も見向きもしなかった。
今日はただの月末ではないのだった。もうあと数時間で今年が終わるのだった。 世間は小汚い浮游者などにはかまってられないのだ。

もう誰も海月を探してる人なんていないだろうな。終わり終わり。そんな気分。 品川の赤い鳥の事務所に顔を出しておこう。この一年ほんとに世話になった。

品川駅に降り立つとなんだかなつかしい。一年ぶりに歩く道。帰ってきた。
と、そこに。
「あの間違ってたらすみません、海月さん、ですか?」
えーっ!?まさかここで見つかるとは。
(HPで品川に向かうことまで情報公開されていたなんて僕は知らなかった)

海月出没地点を予測して探してたのだけど昼メシを喰いそびれてしまったので 道に面した茶店で遅いランチを食べていたところだった、らしい。
そこにのこのこと海月が網にかかったという状況。
ある意味、待ち伏せ?ぎゃふん。

メシ喰いかけのまま慌てて店を飛び出してきたらしい。その店に招かれ僕もコ ーヒーとスパゲティをごちそうになる。

もう事務所まで近くなので一緒に行くことにする。

斎藤が一人待機していてくれた。
よく帰ってきた。ご苦労さん。と早速、乾杯!
最後5組目の発見者も一緒に軽く祝杯。
積もる話もたくさんあるが。まぁまた改めてゆっくり話すわ。

でさ。今夜はここに泊まるつもりで朝出発したけど。
事務所は明日元旦からしばらくは誰もいなくなっちゃうよね。
たぶん僕は今夜またぶっ倒れそうなので誰もいない部屋で寝込んでるのって寂 しいんだよね。
っつうわけで。またわたるんとこに戻るよ。なんとタイミングよく発見してく れたこの方は偶然にもわたるんちの近くから車で来たって言うんだよね。
で。乗せてってもらえることになったのさ。

そんな話しをしてる頃、テレビではラーメン特集。斉藤の「喰いたくねえ?」 の一声でうまいと評判のラーメン屋へ。
確かにうまそうだ。うまいだろうことは伝わった。しかし。僕の舌はまだ麻痺 しててせっかくの味を存分に感じることはできなかった。ごちそうになってお きながらなんとも申し訳ない。

でも満腹にはなった。さて。じゃあ、相模原へ戻りますか。
年明けてからまた会おう、斎藤。

ぢゃよろしくお願いします。ブルルーン。ほんとに助かりました。ありがとう。

わたるんちに到着するとわたるもちょうど仕事を終えて帰ってきてた。
こたつにもぐり込む。何年ぶりかに“紅白”を観る。そして“ゆく年くる年”。 ある意味、ニッポンの正しい大晦日って感じ。

あぁなんとも不思議な、最後の最後まで充実した一年だったなぁ。

年明けの瞬間。梅酒で乾杯!やぁやぁやぁ。


・(354)01/01/2003/神奈川県・相模原市/
やらなきゃいけないことなどなにもない。12月のイベントも終わりすっかり気 が抜けてしまった。体調は不調のまま。やっぱりあせって治そうとして薬を飲 んだのがいけなかったかなぁ。余計に長引きそうだ。

もう寝正月を決め込むしかない。ただ。寝続けてるのも体が痛くなるのでワタ ルの晩酌晩メシの時は起きるようにする。

テレビはくだらないとわかっていながらチャンネルパチパチチェンジしては見 続けてる。

まぁしばらくは旅の疲れを癒すための静養ってことにしとこう。


・(355)01/02/2003/神奈川県・相模原市/
体に寝ぐせがついてしまったようだ。徐々にでも起こしていかないと寝たきり になってしまいそう。ふぅ。力が入らない。


・(356)01/03/2003/神奈川県・相模原市/
食欲はまったく落ちてない。むしろ猛烈に腹が減るのがはやい。でも。何度も 喰うのが億劫なのでまとめて喰うしかない。あとはテレビ見ながら寝てるだけ。

梅酒だけは欠かさない。

今夜が山場、峠のようだ。いや、今夜中に治る!そう決めとかないといつまで も動けない。

明日はひろきち&あこんちに遊びに行くことになってる。タケもフィアンセ連 れて合流。斎藤も急きょ来ることになった。(わたるは残念ながら仕事。)
こりゃ是非とも行きたいが。
赤ん坊がいるので、風邪っぴきで訪れるわけにはいかない。

行くかどうかは明日の体調次第って連絡しとく。


・(357)01/04/2003/神奈川県・相模原市(++千葉県・松戸市)/
朝。ふむ。なんとか治ってるみたいだ。とりあえず痛みはすべて退いてる。
よかったぁ。行けることになったと連絡入れてから出掛けようか。

神奈川県から千葉県へ。電車で真横に東京横断。元旦の東京と言ったって人の 絶対数の多さは相変わらず。でも人や物や空気の動き、雰囲気のゆるさは違和 感はあるけど悪くはない。天気もいいし。心なしか空気も綺麗な気がする。
(たぶん気の所為だけど)

ひろきち&あことは真夏以来の再会だが、別になつかしさなどない。むしろ昨 日会ったばかりくらいの感覚だ。が。劇的な変化が彼らにはあった。

あの時、あこのお腹の中にいた子は今、目の前にちんまりと寝転がってる。形 だけはいっちょまえに大人より豪快に大の字に。

ひろきちもすっかり父になってる。そして。すでに親バカぶりを匂わせている (笑)。

半年もあれば人は変わるんだなぁ。あぁ微笑ましい望ましい変化。
僕は一年旅をしたってちっとも変わっちゃいねえ・・・。

タケたちと斎藤も揃ったら新年と再会の祝杯。みんな普段は散らばって生活し てるからこそ、それぞれ違う話題を提供できる。違う話題をこうして同じテー ブルに持ち寄れる仲間ってことだけは変わらず。それがうれしい。

赤ん坊・タクマを寝かしつけようとしても宴が盛り上がれば声がでかくなり、 ちっとも寝られやしないっつうの。(特に斎藤!君だよ君・笑)

でも。僕の幼い頃の断片的な記憶の中には。こんな風な大人たちの宴の横の部 屋でふすま一枚隔てて、その声や笑いを感じて安心してる。っていう感情映像 が確かにあるんだよね。ヒトは人のなかで人間になっていくんだ。

マンションの7階の窓から遠くに富士山が見えた。今日は見える予感がしたん だ。見たいと思ってたんだ。うれしいなぁ。理由なんてなくただうれしいなぁ。 そして。夕焼け。富士が燃える。黄昏刻。生まれたての月が薄っぺらい。けど くっきりとしたエッジで冬の空を切り取る。星もやってくる。

長居するつもりはなかったのに、みんなが帰っても僕はずいぶん居座ってしま った。でも。帰るよ。ありがとう。しばらく東京近郊にいるからまた遊びに来 るね。

また東京横断して帰るとなったらぢつは終電ギリギリの時刻だった。わたるん ちの最寄り駅までは到達できず。ちょうど仕事上がってたわたるに町田駅まで 車で迎えに来てもらう。助かったぁ。へたすりゃ酔っぱらった勢いで駅で寝る とこだった。


・(358)01/05/2003/神奈川県・相模原市/
風邪は治ったようだが。脱力無気力にただ寝てすごすか。こたつでテレビ。


・(359)01/06/2003/神奈川県・相模原市/
世間は仕事始めらしいが。海月は堕落沈没生活。ふとん、こたつの引力強し。 エネルギー消耗などないはずなのにやたらに腹だけは減る。


・(360)01/07/2003/神奈川県・相模原市/
今日明日、わたるは仕事休み。買い物にでも行こうと言いながらテレビ見てる うちにどこも閉店の時間を回ってた。遅かりし。とりあえず梅酒だけは追加。

風邪薬より梅酒の方が効き目があった気もする。


・(361)01/08/2003/神奈川県・相模原市++東京・四谷++江古田(桜台)/
わたるは今日も仕事休み。部屋でのぼのぼしててもいいが、買い物に繰り出し てみるか。業務用食材屋を物色。特大調味料類はわくわくする。
大型電器店にも行ってみる。コンピュータコーナーで久しぶりに物欲を刺激さ れてみる。まぁどうせ買わない買えないんだけどさ。

おっと、もうこんな時間か。今夜はゆこちゃんと呑む約束してたんだ。大荷物 担いで街へゆかねば。そうだわたるも一緒にどうだい?ゆこちゃんと会うのも 久しぶりだろ?よし、決定。
既に遅刻確定(相変わらず)だが電車に飛び乗る。

乗り換え乗り継ぎ、やっと合流。ゆこちゃんも友達を連れてきてた。今夜はい ろんな燻製を出す店らしい。ほほー。おもしろい。
まずはビールで乾杯!
宴が盛り上がってくれば焼酎もある。ワインも飲る。ひゃー酔っぱらったっす。 ありゃりゃもう電車ないんじゃにゃいにょー。

タクシーっ!
運転手さんは沖縄出身っさあ。助手席に座った僕はすっかり意気投合さあ。
“うた”について熱く語り合ってしまったさあ。

今晩は急きょわたるともどもゆこちゃんちに泊めてもらう。ゆこちゃんは近所 の友人宅で寝るとのこと。明日から出張なのにすまぬ。

さらに出張で部屋を空けるということで数日部屋を貸してもらえることになっ た。合鍵もあずかり、だらりらしてて良いとのお許しをいただく。3Q。


・(362)01/09/2003/東京・練馬区・桜台/
適当なメシ喰ってからわたるを駅まで見送り。また近いうちに世話になるかも。 よろしく、わたる!また連絡するわ。

こたつから抜け出せない。テレビ三昧。CATVのチャンネル数の多さに目はパチ パチ。リモコンプチプチザッピング。巨大玩具屋に投げ込まれたこども状態。

気が付いたら朝になりそうな時間。


・(363)01/10/2003/東京・練馬桜台(++東京・八重洲ブックセンター)/
部屋に積んであった雑誌、新聞を端から読みあさる。ここから情報や知識やヒ ントを得たいとも得られるとも思ってないが。活字をやたらに欲してる。実用 を考えれば今一番欲しいのはバイト情報誌かな。

カミちゃんがうまい「皿ワンタン」の店がある、と誘ってくれたので東京駅へ 急行する。
八重洲ブックセンターで待ち合わせ。これもそれもあれもどれも読みたい。す ごい本の量。売るほどあるぅ(注・売り物です!)。あぁここで暮らしたい。

目についたタイトル:「せいぜい読んでも5万冊」(しかし、うろ覚え)

僕は読むのがやたらに遅いので(音読より遅い)5万冊も読めないんだろうな。 果して僕は一生の間に何冊の本を読むんだろ?何人の人と出会うんだろ?

カミちゃんと再会。久しぶりだけど懐かしいってほどでもない。お互い変わっ たようでちっとも変わってない(?)。やぁやぁ。

皿ワンタンとビール!うまし。旅の話もつまみにグイグイ。
今後についての今日のまとめ:「まぁなんとかなるでしょ」

またまたゴチになりました、ありがとう。しばらく東京近郊にいる予定なので またそのうち。ぢゃっ。

ゆこちゃんち帰ってきたらひとりでまたちびちび呑む。テレビは映画、アニメ、 ドラマともナツカシ番組を次々と繰り出してきて止まらない。
あ、朝になっちまった。


・(364)01/11/2003/東京・練馬区・桜台/
いい天気。日差しがまっすぐやってくる。カーテン全開。窓開放。まん前を行 き交う池袋線はやかましいけれど、CDボリューム上げ気味で対抗。

メールの返事書き。とりあえず東京に戻ったことを報告。話したいことは山ほ どあるけれど。何をどこから話せばいいのやら。まとまらず書けず。

関東圏に入ってから日記をまったくつけていなかった。いろいろあったようで 何もしてなかったようで。

テレビを一度つけてしまうともう逃れられない。日記も進まず手につかず。

今日一日部屋の中で10m未満の直線上を行ったり来たりしてるだけの行動範囲。


・(365)01/12/2003/東京・練馬区・桜台++品川区・東品川/
午後。ゆこちゃん出張先から帰ってくる。
まさ(&ナオちゃん)も呼んで呑もうってことになる。
ナオちゃん2歳。もうこんなに大きくなったんだねぇ。

今日は石狩鍋!まずは買い出し。鍋具材以外にもなんだかうまそうなもの目白 押し。鍋用の鮭の他にそのまま焼いて喰ったらうまそうな鮭も追加。さらに。 活あわび1個1000円!ゼイタクぅ。バターで炒めて喰いませう。内蔵は塩辛。 ぐふぅ。じゅるじゅる。ワインも買ってやっほー。
鍋はいいねぇ。主婦が二人もいると品数も豊富でいいねぇ。わはははは。
僕が手を出す余地なし。食べる専門。

このメンバーが集まるといつもうまいものにありつけるね。
店食だろうと家食だろうと海ごはん山ごはんだろうと。
しかも定番的メニューではなくいつもなんらかのひねりがあるところがグー! そしてうまい酒がよりおいしく飲める料理が基本ってのが僕ららしさ(笑)。

旅の一年。一年の旅。今日でひとまず一区切り。
しばらく東京近郊でバイトする。次の旅の資金稼ぎ。そう。まだまだ日本は広 い。いつか必ず再開するよ。もう旅と呼べるものではなくなってるかもしれな いけれど。でも。また出発するよ。いつか。半年後になるか一年後になるか? その辺は海月流に未定なんだけどさ。

とりあえず。しばらくは東京近郊にいるから。またおいしいもの食べませう呑 みませう。
今日もありがとう。ぢゃまた。

品川に移動。赤い鳥事務所に帰る。帰ってきた。丸々一年の旅はここで第一部 完結。
斎藤ちゃん、しばらく世話になるね。バイト見つかったら立て替えてもらって た金も返すからさ。

酒買い出しに行って呑み語る。・・・うわっもう朝になる。

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・(B001)01/13/2003/東京・品川区・東品川/
世間は連休最終日。成人の日、か?この事務所も今日まで休み。
朝メシ喰ったら斎藤と区立図書館に行ってみる。
そうだ、忘れがちだが僕は旅の最中でも形式的には品川区民だったんだよなぁ。 旅先では本を借りることはできなかったけど。ここなら借りられるんだよなぁ。 やっほう!

あったかい館内。あれもこれも読みたいが一冊だけ選んで席に着くと。心地良 すぎて、眠いぃ。首がくがく落としながら寝る。でも読みたいでも眠たい。
結局、読みも眠りも中途半端。
(朝まで飲んでてほとんど寝てないんだから眠いのは当たり前なんだけど。)

昼メシ喰いに出てからも引き続き図書館。階を変えて違うジャンルの本を手に。 しかーし!睡魔にはまったく抵抗できず。事務所で寝てればよかった、か?

食料買い出しして帰宅。今夜は鍋にしよう!


・(B002)01/14/2003/東京・品川区・東品川/
朝食後、ぼえぼえしてると。おはようございまーす!とスタッフ達が出社して くる。やぁ久しぶり。帰ってきましたよ、無事に。しばらくの間よろしくねん。

それにしても。スーツ姿の彼らを見てると僕はなんだか世間から取り残されて る気分。仕事探さなきゃなぁ。

たまってるメールの返事やら日記書きも片付けなきゃ。

スタッフAが外出するついでにバイト情報誌を買ってきてもらう。
赤ペン片手に端からチェック。ただ金の為、ではないおもしろそうな仕事って なかなかないなぁ。そうは言っても。現状、まったく金がないのだからなにか しら選んで働かねば。
♪金がぁ欲しくてぇ 働いてぇ 眠るだけぇ
そんな生活が再びやってくる、のか?

日記をまとめてたら、またしても完徹。がーん。ちっとも成長・学習してない。 これから先も思いやられるわい。(ヒトゴト風)


・・・(つづく)[03.01.15] 海月
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