__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[02.06.13] 

〜海月の放流〜 013

□前回までのあらすじ:
動き続ける日々は疲れた。他人事にしたいくらい鬱モード全開!
そんな時は島に渡るか図書館か映画館に駆け込む。


●『山陰から山陽へ - 鳥取・岡山の巻 -』

Nobody knows me. ここでは誰も僕を知らない。否。どこに居ても僕なんかわ からない。でもしかし。どこの誰であろうと迎えいれてくれる人が居たりする。 その人の名前すら知らないのに。

例えば。スキップをするこどもとすれ違ったり。・・・
流れ星が視野のど真中で見えたり。・・・
そんな嬉しい日には。
はたまた。平和や愛のことでケンカしてるニュースを聞いたり。・・・
そんな哀しい日には。
僕を驚かせにやってきてくれないか。心ある突然の訪問を待ってる。
「どうした?」なんて野暮な詮策はしない。 「やぁ遅かったじゃないか」そう言って一杯の茶を出すよ。
君たちがいつもそうしてくれるように。

Everybodyは歓迎しない。がしかし。Nobodyではない。
いつものようにドアにはカギはかかっていない。
心ある突然を待ってる。


・(129)05/21/2002/鳥取県・鳥取・湖山--智頭/
朝6時半にネット屋を出る。結局いろんな割引サービスが適用されて一晩いた のに¥1003だった。助かったぁ。朝メシが喰える。

徹夜明けってことを差し引いてもまぶしく輝く朝。
山陰から山陽へ。さぁ行こう!

千代川をさかのぼるようにひたすら川沿いを歩く。対岸側には国道53号が走っ てるが。土手道、河川敷を歩く方が断然楽しい。

暑くなってきたぁ。昼メシ時にちょうどメシも買えた。橋の下の日影発見。
メシ喰って一息つくと疲れとともに睡魔。逆らわずにヒルネ。

うぃー伸びぃー。夜の3時間に匹敵する1時間のヒルネ。気分も晴れ晴れ。

鷹狩駅に近い和奈見という小ぢんまりとした集落。田畑や家々に沿って幅1〜2m の用水路が流れている。小魚も泳ぐ。ヘビも泳ぐ。飲用にはしないだろうけど すーっと足を浸したくなるような綺麗な水。

うーん、なんて言ったらいいのか。箱庭的小ぢんまり感。外部にアピールする こともなく、かと言って排他的でもなさそう。自己完結してるようで誰でも受 け入れるようで。うーん、後付けの理屈云々抜きでナニカ惹かれてしまう。い い町並みだなぁ。

休憩の感覚がだんだん短くなる。ベンチのあるバス待合所ごとに座り込む。
まさか徹夜明けの今日こんなに進めるとは思わなかった。さすがに疲れた。

寝所が決まらず日没後もさまよう。
カエル騒ぐ田んぼのあぜ道。月明かりが充分な明るさ。今夜はここにしよう。


・(130)05/22/2002/鳥取県・智頭--(黒尾峠)--岡山県・吉井町/
寝てたら頭をかじられてるような妙なしびれ。金縛りのように体硬直。やばい やばいやばい。落ち着け落ち着け。うりゃーっと一気に飛び起きる。
と、何もいないし何事もなかった。

撤収準備しながら朝の散歩のおじーさんに峠越えのルートを訊きながら旅の話 などしばし語らい。このあぜ道にも野宿する場所はどこでも選べるのになぜか 以前やってきた旅人たちも同じ所で寝ていたらしい。それが旅人の感覚なのか?

通勤通学の人々が動き出す頃、人々の流れとは逆方向の峠へと向かう。だらだ らとゆるやかに高度は上がっているようだが上り坂をあまり感じない。これが 中国山地なのかな。

いよいよ山道になってきた。そこへ重たそうなトラックが一台路肩に横付けし て声を掛けてくる。体力的にはまだまだ余裕はあったが二つ返事で乗せてもら うことに。

峠を越え岡山県に入る。ループ橋をぐるぐる下り山間を低速走行。あきらかな 重量オーバー。礎石にする石を積んでる。そんな道中、お互いの素性もあいま いなままおっちゃんはニュートンと名乗り僕は海月と名乗り意気投合する。

同じ種類の人間だということは車に乗って一言二言声を交わし顔を見た瞬間に わかった。お互いの考えや想いをつらつらと交互に語り合った。いちいち共感 共鳴した。鳥肌が立つ。ずっと以前からの友のようだ。

トラックに乗せてもらって体力的に楽ということ以上に彼との出会い語らいが うれしい。また呼ばれた、のだ。ちゃんとそれに呼応できたんだ。

どうせ歩くならこっちのルートがオススメだ、という道の分岐で車を下ろして もらう。こういう別れ際の言葉は「ぢゃ、行ってきます」が最適だった。

いくつもの細い分かれ道を迷いながら山間を縫うように歩く。縮尺の大きい大 雑把な地図はこんな山の中では役に立ちはしない。自分の方向感覚を信じてや るのが一番。ポツリポツリとある集落を繋ぐ道だから遭難するわけでもなし。

地図上で現在地を把握できるところまで山を下ってきた。この河原で今日は野 宿。雨!となっても防げそうなところもあるし。シートを広げ腰を落ち着けて メシ。すっかり日も落ちる頃ウィスキーを舐めながら今日を反芻。

ホワッと緑の光点。眼鏡をはずした焦点の合わない目は光点を何倍にも大きく 見せるからソレはまるでヒトダマのように空中を浮游する。まぁそれも今夜な ら悪くない。光点はポツポツと数を増してゆく。誘われてるような。まぁあわ てるなもうちょっと待ってくれ。まだ酒が残ってる。

うたの一つ二つも出ればホタルは月をも呼び寄せ眠りへといざなう。仕合わせ な一日だった。


・(131)05/23/2002/岡山県・吉井町--岡山市・下中野/
今日一日歩けば友が暮らす街。予想より2、3日は早くたどり着けそうだ。
気が急いても歩くスピードを上げようもないし荷物は肩にのしかかるし太陽は ギラギラと射すし道々でへたり込んだりするが。気分は。ワクワクが弾けてた。 苦しいのに顔はニカニカしてる。

川を下れば幅が拡がるように道幅が拡がってくる。信号だってある。街は近い。 車から身を乗り出すように手を振りニコニコ大声を掛けてくる兄ちゃん。「が んばれー」突然のことで手を振り返すことも出来ずただ頭をこくりと下げて挨 拶。うれしさが笑いのようなエネルギーとなってこみ上げてくる。

暑いぃ。こんなときの昼メシはやっぱりさっぱり冷やし中華!コンビニ駐車場 の隅に座り込んで身体が欲する涼味と酸味をすする。うまし!

ラジオから大好きな唄者の特集。旅の日々にシンクロして涙。哀しいからでは ない。うれし涙。

呼び止められた。 少女のようにワクワクする好奇心をあらわにキラキラする瞳の女性。
「もしかして2、3日前鳥取にいませんでしたか?」
車を停めて待ち構えるように彼女は第一声の口火を切った。
あぁやっぱり。本当にそうだったらコレ差し入れしようと思って・・・。
とシャッキリ冷えたペットボトルのお茶を手渡してくれた。
微塵の遠慮もなく(笑)目の前でゴクゴクゴク。うひょーうめー。わはははは。 もし人違いだったらどうしようかって迷ってたけどこのタイミングを逃したら 2度と会えないかもと思って。思い切って声掛けちゃいました。えへへ。

なんだかその情熱みたいな、前へ行くエネルギーを発する人だ。自然にこちら も笑顔になってしまう。元気になる。
駐車場でしばし立ち話。ガラス細工の道を歩き始めたらしい。いろいろ寄り道 もしてきたらしい。うんうん。いいぞいいぞ。あなたなら大丈夫。ココだ!と いうタイミングがちゃんとわかって飛び込んでゆけるからね。たった一瞬の出 会いでわかったようなことを言うのは失礼だから「わかる」なんて言わないけ ど。理解ではない共鳴があるよ。

お守り?餞別代わりにヘアピンに細工したガラス作品を髪から抜き取ってプレ ゼントしてくれた。帽子に付けるととても自然だった。ありがとう。
さてそろそろ。「ぢゃ、行ってきます」手を振り去る。
あっ、また名も聞かなかった。

土手道は歩道もなく狭い。車は数センチ先をすり抜けてく。ひえー。引っ掛け られたら転げ落ちるるー。ってわけで最初からもう落ちようもない河原を歩け ばよかったのだ。

日差しが強烈で暑くてたまらん。小一時間傘で日影をつくってヒルネ。

またしばらく河原を歩くともう道ではなかった。肩まで届く草むらを泳ぐよう にかき分け進む。わははは。笑うしかない。前に進むしかない。この川を下っ て行けば岡山城の方に繋がる。それだけは間違いない。

デカい街だ。町の単位範囲を区切りようもなく町と町は連結してる。久しぶり にこんなに人と車とビルを見た。人が暮らす活気を感じ圧倒される。俄然薄汚 れな自分の居場所が狭められてく。

岡山市街近くに住む野外遊び仲間の“都築のダンナ”と連絡が取れた。残業が 終わるまで後楽園と岡山城を従えた月を眺めてる。昼間もらったお茶のペット ボトルに移し替えたウィスキーで月見酒。絶好のロケーション。こんな人待ち のシチュエーションなら何の文句があるものか。ぢつはダンナの演出?(笑) あぁそろそろ満月。

再会。わははは。お前やっぱり臭うぞ。まずはシャワー浴びろ。これじゃどこ にも連れて行けん。わははは。まぁよく来た。

さっぱりした後。同じマンションに住んでるダンナの釣り仲間の“林社長”が メシを御馳走してくれるというのでいそいそと階段を上る。こんばんわー。
僕の旅のことは話が通っていたようで初対面でも大歓迎してくれる。

ほろ酔いの頃。社長の仕事に人手が欲しい、と大雑把な説明が始まる。話せば 話すほど聞けば聞くほど今の僕にこそ!の仕事。お互い身を乗り出して本気に なってくる。まずはやってみましょう!来週一回やってみてどれくらい続ける か決めよう。

この出会いも僕を待っていたのか。呼んだのか。なんだかこの一瞬にしてココ に長期居候が確定したかもしれない。お世話になりますぅ。


・(132)05/24/2002/岡山県・岡山市・下中野--倉敷市/
永遠の日曜日みたいな僕と違ってダンナの金曜日は当たり前に仕事だ。東京に 単身赴任中のカミさん(ゆこちゃん:元々はそっちから先に友となった)の代 わりに?一緒に朝メシ喰って「行ってらっしゃい」と見送る朝8時。

その後。僕は二度寝でも三度寝でも好きにしててかまわないのだった。合鍵も 預かったし。 で。今日明日は倉敷に住む学生時代の同期の佐野一郎んとこに遊びに行く。 佐野家には。旅の秘密兵器(旅の初っ端の台湾ですでに使用不能となってた) =英国製携帯情報端末:PSION(サイオン)くんを沖縄から郵送してあったの で。ここで修復復旧するためでもある。
これが直ればネット屋に駆け込まなくても電波状況と気分しだいでリアルタイ ムでメールの送受信が可能となるのだ。別にそれで誰かが喜ぶわけでもないだ ろうが(笑)。

佐野家では2人のこどもらから大はしゃぎの歓迎を受け、おぢさんはタジタジ。 わははは。積もる話もあるがまずはうまいワインとチーズを調達してから。 くふぅー。うひょひょひょ。こどもら並にはしゃぐ僕(笑)。
やぁたどり着いたよ。おぅよく来た。乾杯!!

岡山県に入ってから流れがガラリと変わった。
山陰も振り返れば面白かったし鬱モード全開の僕をなだめすかしたり叱咤激励 しながら見守ってくれる懐の深さがあった。
が「晴れの国」と言われる岡山は手放しに僕を迎え入れてくれる。
この安心感安定感に旅心が違和感を覚えるまでは流れに身を任せておこうか。


・(133)05/25/2002/岡山県・倉敷市--下津井--岡山市・下中野/
一郎が休日出勤で機器の性能評価実験をやるので手伝ってくれと言う。もちろ んホイホイついてく。実験よりも天気のいい日にオープンカーで走る道中にワ クワク。

実験は無事終了。午後は家でのんびり過ごす。風の通る心地のよい家で大人も こどもらも思い思いにみんなヒルネ。

夜はみんなでワイワイ焼肉屋へ。ごちそうさまぁ。

居候先まで車で送ってもらうと待ってましたとばかりにダンナが釣りに誘う。 下津井の岸辺に月は煌々として。釣りをやらぬ者にもよい月の闇。


・(134)05/26/2002/岡山県・岡山市・下中野/
昨夜は夜更かしをしたが今朝はまた早起き。あくびが止まらん。今日はダンナ と社長の仲間たちの釣り大会。僕は釣りはしないが居候の身ではあるしどうせ 一日寝て過ごすなら外でヒルネの方が気持ちよかろう。大会本部テントらしき ものの設営やら昼のBBQ用の炭おこしやらをやったらいいだけ。

岡山空港のすぐ横の池。車は空港の駐車場に停める。空港周辺の警備はおっち ゃんが一人自転車に乗って見回ってるだけ。立ち入り禁止区域以外なら文句も 言わず「釣れてる?」となんとものん気。

やることだけやったらただ一人釣竿すら持たずにスースーとヒルネ三昧。目覚 めたら火の準備をして肉焼いて人々の隙間から手を伸ばして喰ってはビール。 うめー。

3時には撤収して帰る。都築家でもまたヒルネの続き。今日は暑いから風の通 る日影ならいくらでも眠れる。身体がこの土地に順応するための寝だめなのか も。

日が傾きやっと涼しくなる頃。散歩がてらに近所のスーパーまで買い出し。 と。そこに。
昇りたての真っ赤な満月!ウォーン。不気味だと言う気持ちもわかるけどちょ っと特別な月という感じで僕は興味を惹かれるなぁ。好きだなぁ。

買い物してまた空を見ると。真っ黄な月。この色も好き。
つまるところ。月の変幻自在さが好き。

酔いも回ってベランダで煙草なんぞふかしてる頃には真っ白な月。

旅に入って5度目の満月。沖縄、九州、山陰そして山陽・岡山。月の様相を思 い出すことが旅を振り返ることに直結してる。
場所は違っても。同じ月を見上げてる人が居る。人を見守ってる月が居る。

月に反射させて友に発信。僕は元気でやってます。アローアロー聞こえますか? アトシオンアトシオン今夜の月も綺麗です。


・(135)05/27/2002/岡山県・岡山市・下中野(--新見・千屋)/
今日から期間限定だけど旅資金補充と興味本位(笑)の仕事をする。電信柱を 歩いて追跡しデジカメ写真を撮りコンピュータの地図上に位置や設備をマーク していく。1本50円「足で稼ぐ」まさに僕のためにあるような仕事。

今日は社長と初参加のバイトの女性と僕、の3人で行く。
車でターゲットエリアの新見・千屋まではすっ飛ばしても2時間半くらいかか る。岡山県の最奥地。峠一つ越えれば鳥取県。米子からの方が近い。

何にも知らない二人に社長が機器の操作法や手順を教え、うまく飲み込みきれ ないまま、とりあえずやってみよう!ってことでスタート。

当然最初ははかどらない。そこに雨。機器を濡らさぬように木の下に隠れたり 車に戻ったり。山の天気は変わりやすく。降っては照りパラパラカンカン。

昼メシの後は未熟ながらも慣れてきて徐々にスピードアップ。ちょっと面白く なってきた。

これまでの旅を考えれば軽装だし、高度な技術を要求されるわけじゃないし楽 な気もしてた。かなり興奮もしていたのだろう。帰りの車中では一気に疲れが 出た。モウレツな睡魔。

帰って社長んちで晩メシ喰わせてもらいながら作戦会議。往復の車の移動時間 が最大のネック。いっそ二人で数日間行きっぱなしでやっつけてまた街に戻っ て準備整えてまた行く。ってのはどう?異議なし!
キャンプ道具持参で山ごもりのような仕事。旅の最中のような仕事。イカスぅ! うひょひょひょ楽しくなってきた。

そうなると僕はいつでもいつからでも大丈夫だが社長は本業との兼ね合いや段 取り、準備を入念にしとかないとならない。そのための時間が必要ということ で明日から僕はしばらく待機。この仕事は特に段取りが命なのだった。


・(136)05/28/2002/岡山県・岡山市・下中野/
電柱の仕事も旅の延長線上あるいは旅の路地のようなものだとすれば。
もう一本並行して走ってるのは日記書き。
その支援道具のポケットコンピュータ・PSION(サイオン)くん。
時間も出来たし。いよいよ復旧に取り掛かろう。

もののけの森に分け入る野宿旅がどんどん野生化していくのに対して。現代の 先端技術のコンピュータのキーボードをたたいてその旅の様子を伝えるという のはなんとも違和感があるようだが。田舎村と都市街を行き来するようでそれ も愉快。

近所の大型電器店ハシゴしてネット屋へ(アイ・カフェ)。
各地でネット屋を訪れては会員になる。会員証コレクターかよ?(笑)

3時間980円のお得パック。今日はキャンペーン期間中でグラスビール一杯 サービスだって。外は暑かったからうれしい、にひひ。コーヒーが珍しくうま い店。全国チェーンじゃないのが惜しい。まぁだからこその快適かも知れん。

テブラデブラブラマチアルキ。してると。ここに引っ越してきたような暮らし てるような気分。夜には帰る家があり。一緒にメシを喰う相手が居る。
岡山は地理的にも面白い位置。環境もいい。人もいい。酒を酌み交わしながら そんな話をしてる。
ダンナも旅人の人種だからいろんな視点から岡山の良さを説く。共感。
でも。
ナニカが問いかけてくる。安心の反面、ぢっとしてていいのか?それが望みか? と突きつけられてる気がしてる。


・(137)05/29/2002/岡山県・岡山市・下中野/
PSION復旧の為の情報と道具立ての収集と準備。一日一歩も外に出ず。


・(138)05/30/2002/岡山県・岡山市・下中野/
引き続きPSION復旧作業。マイナーな機器を使うのは大変だ。手がかかる。
だからこそ愛着も湧く。何とか突破口が見えてきた。


・(139)05/31/2002/岡山県・岡山市・下中野/
とりあえずPSIONで日本語の読み書きが出来るとこまで来た。あとはネット接続 設定。
このマシンに苦労してきた先人たちの知恵がウェブ上に無償で提供されている。 そのおかげでこうして僕も助かっている。感謝。
旅や宿の情報にしても。ウェブ上には大いなるクチコミが僕を誘い惑わし(笑) 助けてくれる。


・・・(つづく)[02.06.13] 海月
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