WNUWF

(World Nekoneko Underground Wrestling Federation)

〜世界ねこねこ地下格闘技団体〜

ドラマスティックモード(32)

放送日:2006/3/31



==========ビデオレター(まほろば市)==========
奈々子「WNUWFの皆さん、初めまして。千神 奈々子です。
 あの・・・こ、この度は解散ということで、お疲れ様でした・・・。
 これからはゆっくり休んでくださいね。」

双葉「あと、最後の試合にお招き頂きましてありがとうございます♪
 出るからには相手をぎったんぎったんのばったんばったんにして、
 必ずあたしが優勝しますので、楽しみに待っていてくださいねっ☆」

凛「双葉君は相変わらず威勢が良いな。だが、今回の試合は相手が59人も居るらしいぞ。
 ちゃんと自分のペースは作っておかないとな。」

双葉「分かってますって凛先輩♪最初の頃は抑え目に・・・」

「おーーーーーっほっほっほっ!!!」

凛「む・・・!!!」

双葉「この高笑いは・・・獅堂 彩音!」

彩音「おーーーーーっほっほっほっ!!!双葉さん、残念ですがあなたは出られなくってよ。」

双葉「んなっ!?どうしてよ!!!」

彩音「今回の試合、このまほろばからは4名の枠が来ていますの。その内の3枠はこの私、
 貴京、澄零。既に申請しましたわ。」

双葉「ええっ?4枠なら2枠ずつで御剣町と鏡町で均等配分が普通でしょ!!!
 あんたはどうしていつもいつも空気が読めないのよ!!!」

彩音「はぁ?何言ってますの?空気なんて目に見えないから読めなくて当然ですわ。
 寧ろ空気が見えるって言うあなたの目こそおかしくなくって?」

双葉「あのね・・・!!!」

 ちょんちょん・・・。

澄零(彩音様。『空気を読む』というのはその場の雰囲気を感じることですよ。)

彩音(その場の雰囲気?感じる?ますます訳が分かりませんわ。)

澄零(うーん、言葉で説明するのは難しいなぁ・・・。つまり、普通の人ならこうする、
 という行動を普段から取っていけば問題無いですよ。)

彩音(いまいち分かりませんけど、何となく分かりましたわ。)

双葉「ちょっと、こそこそと何話てんのよ。」

彩音「わ、私もく・・空気は読めなくもありませんわよ。」

双葉「へぇ、目に見えないのに?」

彩音「か、からかわないで欲しいですわ。わ、私だって場の雰囲気、とやらを
 感じることが出来ますのよ。」

双葉「ふーん、場の雰囲気を感じることが出来るのに4枠中3枠も鏡町が勝手に
 持って行っちゃえるんだ・・・。」

彩音「ち、違いますわっ!!!」

双葉「どこが違うのよ!!!」

彩音「だって・・・・・・こ、今回の代表は『御剣』でも『鏡』でも無くて
 『まほろば市』ですから・・・。」

双葉「・・・!!!」

奈々子「・・・・・・。」

凛「・・・・・・。」

恋水「獅堂さん、さすがだよー。うん、獅堂さんの言うとおりだよね。
 今回の代表は御剣町とか鏡町じゃなくてまほろば市だからね。まほろば市の中で強い
 4人が出れば良いと思うんだよ。」

琴子「私も獅堂さんの意見に賛成ですー。もう私たちは御剣だからとか鏡だからとかで
 争う必要も無いんじゃないでしょうか。私は・・・運動もあまり得意ではないですし、
 試合は獅堂さん達にお任せします。」

双葉「お姉ちゃん・・・。」

奈々子「双葉。今回は獅堂さんの言い分が正しいわ。まほろば代表として頑張ってもらいましょ。」

双葉「う〜・・・でも、3枠ってことは残りの1枠は・・・」

凛「私が出よう。」

双葉「凛先輩が?」

凛「うむ。貴京に澄零が出る試合だ。私が出ないわけにはいかないだろう。」

双葉「やっぱりそうなるのかー・・・あたしの枠は無いのね。;;」

奈々子「仕方が無いわ。私たちは大人しく観戦してましょうね。」

双葉「はーい・・・。」

貴京「久遠寺、貴様が出ても私たちは倒せんぞ。もちろん彩音様には指一本触れさせないからな。」

凛「私に対して意気込むのは結構だが、今回は相手が多いぞ。せいぜい気をつけることだな。」

貴京「それはいらぬ心配だな。他から出てくる者など、私等の足元にも及ばないだろう。」

凛「ほう。それは私の実力も認めてくれているということなのか?」

貴京「悔しいがそれについては否定はせん。」

凛「なるほどな・・・だが油断はしたら命取りだぞ。」

貴京「油断など・・・」

澄零「貴京ちゃん、久遠寺さんの言うとおりよ。他の選手のことは私たち知らないんだから、
 どんな実力者が来るか分からないよ。」

貴京「澄零、私たちの実力はその程度のものなのか?」

澄零「いや、そういう意味じゃないんだけど・・・。」

彩音「とにかく、私たちまほろばの代表は私をはじめとしてつ・・・つ・・・
 ・・・強い人が揃ってますから覚悟して待つことね!!!
 おーーーーーーーっほっほっほっほっほっ!!!

 ・・・げほっげほっ!!!」

双葉「・・・一番最初に失格にならなければ良いんだけど・・・。」

==========ビデオレター(KONNEKO)==========
訪花「ゆうくーん♪はやくはやくー☆」

七海「おにぃちゃ〜ん☆ 早く始めようよ〜♪」

真奈「相変わらず二人とも元気だな。既に片瀬はカメラを回しているぞ。」

訪花「み〜っ、いつのまにっ!?」

七海「いやんお兄ちゃんったら、あたしのことを隠し撮りだなんてー。
 言ってくれればいつでも撮影O.K.なのにー。」

菜子「い、いつでも撮影O.K.って、あわわわわわ・・・。」

瑞葉「はいはい、あんたたち。もうビデオレター始まってるんだからちゃんとしなさい。
 有羽が困ってるでしょ。まずは、ビデオレターを送る相手のWNUWFの皆さんに
 ちゃんと挨拶しないと。」

訪花「そうでしたですよー。こほんっ。えー、WNUWFの皆さん。こんにちはっ☆
 川原 訪花と言います。よろしくお願いしますですー。」

七海「南野 七海、私たちこんねこの中で一番の美貌と財力を誇る理想的なメインヒロインです。
 これからお兄ちゃんと一緒に世界のトップに立つ予定なので今のうちから名前を覚えてくださいね。」

真奈「桜井 真奈だ。・・・・・・。カメラの前というのは正直あまり得意ではないな。
 その、何と言うか・・・何を話したら良いのか・・・。ともかく、よろしく頼む。」

菜子「悠木 菜子です。あ、先に言っておくけど「ゆうき なこ」ですからね。
 決して「ゆう きなこ」じゃないですからっ!!!間違えるのは有羽だけで充分だわっ。」

瑞葉「あんたたちねぇ・・・。挨拶って自己紹介してどうするのよ。WNUWFが今度
 解散するんだからその挨拶をしないと・・・。あ、ちなみにあたしは川原 瑞葉。
 年齢的には・・・この中では最年長になるわね。ま、言ってみればこの子たちの・・・
 保護者ね。つまりは、一番の常識人。そこのところよろしくー。」

訪花「常識人はみだらにデコピンしないですよー・・・。」

七海「そうよそうよー(><)」

瑞葉「何ならカメラの前でその自慢のデコピン、食らってみる?」

訪花「え、遠慮しますですぅ・・・。」

真奈「ふぅ・・・。全く話が進まんな。WNUWFの皆さん、今までお疲れ様。
 私の華麗なる必殺技の餌食にならなくて運が良かったな、とだけ言っておこう。」

菜子「桜井さんがそれを言うとシャレになってないんだってば・・・。^^;」

真奈「あ、最終戦で私の必殺技を披露するチャンスがあったか。」

菜子「あ・・・・・・。」

瑞葉「残念だけど、その機会は無いわね。」

訪花「そうなの?」

瑞葉「ええ。最終戦の女子ツインロイヤルランブル戦にはあたしたちこんねこの中からは
 3枠が来てるんだけど、出場するのは、あたし、七海さん、菜子さんよ。」

訪花「みぃ〜〜〜、私の出番は無しですか〜〜〜!?」

七海「ふっふっふ、訪花ちゃんは動きが鈍いからねー、試合に出てもすぐにやられちゃうわよ。」

訪花「みぃ〜〜〜・・・。;;」

瑞葉「訪花。あなたが出られないのはそれよりももっと重要な理由が有るの。
 ・・・分かるわよね。・・・リセット。」

訪花「うう・・・・・・。」

瑞葉「正直心配なのよ。本当はあなたに試合出場の声が強かったのもあたし知ってるの。
 でも・・・お姉ちゃんとしては試合のショックで強いリセットが来たらと思ったら・・・。
 だから訪花の代わりにあたしが出るのよ。」

訪花「お姉ちゃん・・・。」

七海「・・・・・・。」

真奈「・・・・・・。」

菜子「・・・とか言って実は自分のデコピンがどこまで通用するか試したかった
 だけだったりして。」

瑞葉「悠木。あんたが入ってるのはそのピコハンでのマシンガンアタックのお陰
 というのは忘れないでよね。」

菜子「や、やっぱり理由それだったんですか〜?;;」

瑞葉「それ以外にあんたが出られる理由ある訳無いでしょ。」

菜子「生徒に対して酷い言い方ですよ〜。;;」

真奈「私はピコハンのマシンガンアタックに負けたのか?」

瑞葉「あ〜・・・いや、まぁ・・・あ、あはははははは。」

真奈「・・・・・・。」

訪花「えっと・・・当日は出場する皆さんも私は出ないですけど、頑張りますので
 応援よろしくお願いしますっ☆」

真奈「革命だ・・・革命が必要だ・・・。」

==========メイン会場==========
 WNUWFはあと二週間後に特番「FF」がスタートです。
 女子ツインロイヤルランブル戦のメンバーが続々と発表されております。

 番組始まる直前に我がWNUWFの出場メンバー及びいたる連合軍、
 August All ☆‘sのはにはに勢の出場メンバーが発表されました。
 そのメンバー発表の前に女子ツインロイヤルランブル戦に出場を快諾してくれた団体が新たに2団体
 ビデオレターが届いていましたね!!!そちらのご紹介を。

 日本でも独特の文化を持つ「まわほろば市」。市の行政を挙げて4人のメンバーが送り込まれましたね。

キング「まほろば市は正直俺もどこにあるのか分からん。あくまでも噂であるが、市を真っ二つに切る
 かのようにオレンジの線が引かれている市らしいぞ。一方を御剣町、もう一方を鏡町と言うらしいが
 この二つの町はいがみ合っているらしい。同じ市の代表ということらしいが、正直連携とかは
 あまり期待できないかもしれないな。」

 もう1つはこちらの団体としての募集の締め切り間際ギリギリセーフで間に合った新進気鋭の
 プロレス団体「キングオブ熱血熱闘エネルギッシュノックアウト」略して「KONNEKO」
 という団体名らしいですが・・・何か長いですね。

キング「いや、人のことは言えないだろう。w つまり・・・。
 K:キング(king)
 O:オブ(of)
 N:熱血(nekketsu)
 N:熱湯(nettou)
 E:エネルギッシュ(energetic)
 K:ノック(knock)
 O:アウト(out)
 ってことだな。ノックアウトってことはサブミッションはあまり使わない団体なのかもな。
 とすると今回のオーバー ザ トップロープによる決着の試合は向いてるかもしれんな。」

 さてこれで我がWNUWF、いたる連合軍、はにはに勢以外の全ての参加メンバーが揃ったはずで
 ありますが、既に発表されている3団体の出場メンバーをざっと発表しましょう。
 来週は全ての出揃ったメンバーを見て試合予想をずらずらずらっと私とキングでじっくりと
 検証していきたいと思いますっ!!!

キング「来週は「りんく」とやらも貼る予定だから知らない女の子の名前の時には
 そこから飛んで事前にチェックするしたたかさも忘れるなよな!!!」

 一体誰に言ってるんですか・・・。w

 さて、それでは発表していきましょう。我がWNUWFの最後の女子ツインロイヤルランブル戦
 出場メンバー。まずは銀色勢。ほぼ全メンバーが参加しますね。
 WNUWF男女混合タッグ王座の狭霧を初めとして女子タッグ王座戦挑戦権を持っていた
 新旧ウェイトレスタッグチームの朝奈、篠崎 あやめのチーム。
 更には復帰組として神職から帰ってきました石切、そしてあのねーちんもリングに戻ってきます。

キング「銀色勢はリングアナのあやめ以外は全員出場だな。」

 みずいろ勢。こちらも全員参加。ドラゴンの元に居た雪希、進藤さんはもちろん、
 日和、清香、麻美も参戦決定。ん?日和はひよりんとしての参戦の噂???

キング「おい、何だよその噂は。日和はひよりんではないだろ!!!」

 いやー、まぁ・・・あはははは。

 ルタ率いる眷族に連なる者達からは女子タッグ王座のルタ、アラミス参戦。
 更に診療所で数多くの怪我人の治療にあたっていましたファウさんの参戦も決定しておりますっ!!!
 いやーーーー、皆さんでファウさんの優勝を祈ってハッピーに・・・!!!

キング「待て待て待て。気が早すぎるぞ。」

 あー、こほん。・・・FD勢からも参戦者が。こちらも帰ってきたヒーロー。いやヒロイン。
 スカーレット。そして48時間カップルのマナミが参戦です。
 総勢15名。まさに他団体からの数多い挑戦者を真っ向から受けて立つ勢いですね。

 続いていたる連合軍。こちらもWNUWFには負けず劣らずの軍勢で迎え撃ちます。
 まずはKanon勢。こちらは6名。所謂「メインヒロイン」で迎え撃ちます。
 WNUWF女子王座の栞を筆頭に名雪、あゆ、真琴、初代女子タッグ王座の舞、さゆりんの6名です。

キング「いた連も最後ということもあって必死の人選だな。実力者で固めて来たな。」

 一方のAIR勢はフルですね。観鈴ちん、美凪、そしてこちらも復帰組は怪我から
 ギリギリで参加が認められた佳乃りん。そして神奈、裏葉の計5名、
 合わせて11名の参戦となりました。

キング「これでWNUWFといた連で合わせて26名か・・・。」

 ええ。そして、はにはに勢。こちらは4名。正直意外な人選です。
 ほなみんこと保奈美、茉理、ちひろ、そして委員長こと文緒の4名。
 なんとメインヒロインの美琴さんは参戦せずです。

キング「美琴も良いものを持っているはずだがな。まぁ、作者の都合とか色々と
 入っているんだろう。」

 何ですか作者の都合って・・・。

キング「まぁ、詳しくは来週語ってやるよ。」

 ??????

 まぁ、ともかく・・・。これで3団体合わせて30名な訳でありますが・・・。
 んーと、キング。確か、今回の女子ツインロイヤルランブル戦って参加人数60名ですよね?

キング「ん?何だお前。バックナンバーも読めないのか?」

 いや、そうじゃなくって。今の私たちの発表した3団体で30名ですよね?

キング「今数えただろうが。」

 んで先週までで21名が決まっていた訳です。

キング「そうだな。」

 で、今日ビデオレターであった2団体の参加者がまほろば市から4名、KONNEKOからは3名。

 全部足しても・・・58名にしかならないのですが・・・。

キング「なにっ!?いやちょっと待て。ちゃんと数えてみろ!!!数が多いから
 俺達が数え間違えているんじゃないのか?」

 え?いやそんなまさか・・・。
 1、2、3、4・・・・・・、

キング「・・・55、56、57、58・・・。いやいやいやいや待て待て。
 ・・・58人しか居ないな。」

 え、ええええ!?ちょっと待ってよ。来週は試合予想をじっくりとする予定なのに
 あと2人足りないなんて!!!

 一体あと2人は誰なんだ!?

(続)