WNUWF
(World Nekoneko Underground Wrestling Federation)
〜世界ねこねこ地下格闘技団体〜
ドラマスティックモード(33)
放送日:2006/4/23
 いよいよ来週に迫りました。特番「FF(エフエフ)」。ファイナル フェスタ。
 試合は新生WNUWF旗揚げ戦同様たったの一試合。しかしその一試合は
 過去に例を見ないほどの豪華なカード。豪華キャスト。
 リングを二つ用意してロイヤルランブル戦を2つ同時に進行するその名も、
『女子ツインロイヤルランブル戦』。
 出場するは前代未聞の60名。おなじみの我がWNUWF、ライバル団体のいたる連合軍、
 August All ☆‘sを初めとして他団体からも数多く試合出場の招待を快諾してくれました。
 今週は我々実況と解説者キングの自らの番組としては最後の放送と言えるでしょう。
 一番組を通してこの最後の試合の展開予想を行いたいと思います。
キング「おい、最後だなんて言うなよ。まるで特番『FF』では別の人が実況と解説を
 するみたいじゃないか・・・。」
 え?いや、もちろんそんな事は無いですよ。最後の特番も私たちがお伝えする予定です!!!
 が・・・特番が始まれば我々が出来ることはその時の試合展開を逐一お伝えするだけですからね。
 私たちが番組を形成するのとはまたちょっと違うわけです。
 60人の選手が番組を形成していくのですよ。
キング「まぁ、その言い分なら納得せざるを得ないな。」
 さて、いよいよ女子ツインロイヤルランブル戦の展開予想に移りたいところなのですが、
 先週の放送時点で出場選手が判明しているのは58名。
 残りの2人が未だに明かされていません。
キング「まさかと思うがWNUWFやいた連の忘れ去られた二枠じゃないだろうな?」
 いやまさかそれは無いと思いますけど・・・。
 ただ、残りの二枠についてはWNUWF、いた連両コミッショナーが後ほどこのリングに上がって
 発表する、とこの番組開始直前に我々の元に連絡がありました。
 とりあえずはそれまで待ちましょう。
 その前に我々は我々が出来る仕事をしていくことにしましょうかね。
キング「まぁそうだな。」
 それでは、現時点で最後の試合、女子ツインロイヤルランブル戦に出場する選手を
 順に紹介していきましょう。何せ人数が人数なので我々の方も整理出来てなかったりしますので・・・。
キング「そうか?俺はバッチリだぞ!!!既に全員の名前は暗記した。」
 一気に60人の人の名前を覚えられるのは素直に凄いと思いますよ!!!
キング「まぁ、可愛い女の子限定だがな。」
 まぁ、キングならそうでしょうね。
キング「俺なら、ってどういうことだ?」
 ・・・さて、仕事しましょ。
 WNUWF最終興行、特番『FF』。女子ツインロイヤルランブル戦出場者。
 まずは我がWNUWFから。銀色勢は男女混合タッグ王座の狭霧を初め、
 新旧ウェイトレスタッグチームの朝奈、篠崎 あやめ、更には復帰組としては
 銀色勢もう1人の巫女、石切。そしてねーちん降臨。
キング「今試合で恐らく銀色勢が良くも悪くも中心となって動くのは間違いないだろう。
 男女混合タッグ王座でありながらファンの間でも人気No.1の狭霧はなんと一番最初に
 登場。最も不利なポジションからどこまで残れるかに注目。
 新旧ウェイトレスタッグチームの二人も順番は分からないが同じリングに上がるのも
 決定済み。番号次第では二人の連携も見られるぞ!!!他にも復帰組の石切、
 そして史上最強の女性選手とも呼ばれたねーちんが戻ってくる!!!
 今までリングに上がることすら許されなかった程の重症。そこからの不死鳥のごとくの復活。
 恐らく彼女は今までに無い戦いを見せるだろう。」
 みずいろ勢は全メンバー。片瀬 雪希、進藤 さつき、早坂 日和、小野崎 清香、神津 麻美参戦。
キング「ドラゴンの手によって実力者になった雪希と進藤さんのチームワークに注目か。
 清香&麻美のタッグ復活も・・・あるかもな。
 あと言っておくが、日和はひよりんではないからな!!!」
 いや、誰もそんなこと聞いてないですがな・・・。
 朱−aka−こと眷属に連なる者たちからは女子タッグ王座のアラミス、ルタ。
 そしてここのところが重要ですが、優勝候補筆頭の!!!
 ファウさんの参戦です!!!ファウさんの勝ちは揺ぎ無いでしょう!!!
キング「いやそれにしてもお前もまさかそこまでファウさんに惚れ込んでいるとはな。
 だが、当日の実況ではちゃんと贔屓なく伝えろよな・・・。」
 キングに言われたかないです。
キング「アホ。今度の試合に関して言えば俺のがある意味で『公平』だろうが。」
 う・・・返す言葉も無いorz
 と、とにかく次!!!
 FD勢からはスカーレットとマナミが参戦します。
キング「かつてのねこねこソフトを象徴する二人と言えるだろう。
 スカーレットはねこねこソフトを業界の一線級の人気に駆け上がるに至った時に
 生まれた正義を愛するヒロイン。地球の平和を守るために日々戦う彼女の実力は折り紙付きだ。
 マナミはねこねこソフトの人気を長期政権たらしめたる時に生まれたヒロイン。
 黄髪のツインテールでありながらシルバートレイの使い手。
 今は主流となりつつあるこのスタイルのパイオニアと言っても過言ではないだろう。」
 いたる連合軍に参りましょう。Kanon勢は最多の6名。
 女子王座に君臨する美坂 栞を始め、タイトル経験者の水瀬 名雪、初代女子タッグ王座の
 川澄 舞にまじかる☆さゆりん、更に月宮 あゆ、沢渡 真琴の6名です。
キング「ここでの注目はやはり女子王座の栞であろう。彼女も狭霧同様1番からの登場を
 敢えて志願したな。狭霧と共にどこまで残れるかに注目だぞ。更に栞は過去に行われた旗揚げ戦と
 2005年3月21日のコミケットスペシャルにて行われた紙媒体の興行と2回の
 ロイヤルランブル戦でいずれも残り3人までに残っているんだ。恐らくはこの試合形式で
 最も戦い方を知っている選手と言えるだろうな。
 あとの5人も個性はあれど実力者・曲者ばかりだ。試合前の入場順決めのくじが勝敗を大きく左右しそうだな。」
 AIR勢はフルメンバー。タイトル経験者の神尾 観鈴、遠野 美凪を始めとして、
 神奈、裏葉。そしてこちらも怪我からの復帰組として霧島 佳乃が参戦します。
キング「AIRの面々はKanon勢に対して遺恨を持っているな。だが、この試合では
 そんな遺恨関係を一時でも封印する必要があるだろう。その辺りの気持ちの割り切りが
 出来るかが鍵であろうな。復帰組の佳乃はしばらくリングに上がっていなかったから
 ブランクの長さが心配だが元々元気な彼女だから根性で何とかするだろう。」
 Augusg All ☆‘sからははにはに勢以外の参加は初めてとなりますね。
 あちらはあちらではにはに勢とプリホリ勢の間で遺恨関係が続いていたようですが、
 今回我々のリングに上がるにあたってその辺りはどうでしょうか。
 ともあれ、選手紹介を続けましょう。まずは初出場となるプリホリ勢から。
 発売前および発売後のオフィシャルHP人気投票でNo.1を獲得した人気者の双璧、
 レティシア=ラ=ミュウ=シンフォニア(レティ)、シルフィ=クラウド(シルフィ)、
 そして「リアル魔女」ことラピス=メルクリウス=フレイア(ラピス)の3名が参戦します。
キング「剣使いの実力者エレノアを差し置いてのこの3人の出場は正直意外であったが、
 まぁ人気No.1を取ったのが2人居るとあらば仕方がないだろう。
 実力で選ばれたラピスはともかく、ここは人気による選出と言えるだろうな。」
 一方のはにはに勢は4人。やはり人気投票No.1を獲得しました、藤枝 保奈美、
 渋垣 茉理、橘 ちひろ、そして髪媒体の興行にて見事に優勝しました委員長こと
 秋山 文緒の4名が参戦します。
キング「こちらも人気には人気で、ということでほなみん・・・あー、保奈美を選出してきたな。
 だが、保奈美の場合は運動神経も兼ね備えているから実力も見合っているだろうな。
 茉理&ちひろは連携攻撃に期待、だが一番の注目は女子ロイヤルランブル戦を制した
 たった二人の内の一人、文緒の戦いぶりだろう。」
 Augusg All ☆‘sからは更に新興勢力の夜瑠璃勢も参加します。
 こちらも人気投票でNo.1を獲得したフィーナ=ファム=アーシュライト、
 その御付きのメイドさんのミア=クレメンティス、更に鷹見沢 菜月の3名が参戦します。
キング「Augusg All ☆‘sは人気どこを揃えてきたな。まさに『オールスターズ』
 に相応しい人選だろう。だがフィーナも保奈美同様万能選手、実力も充分だ。
 菜月はシルバートレイの使い手。であるが、特筆すべきはしゃもじ攻撃だ。
 どちらも強力だぞ。その二人にミアがどこまで付いて行けるかだな。」
 他にも数多くの団体から参戦の名乗りを挙げていただきました。
 『月石帝国』からは深峰 莉子、外薗 綸花、藤宮 千紗の3名が参戦します。
キング「ここの注目はなんと言っても綸花だろう。いた連の舞同様の剣使い。
 ただし綸花の方は凰爪流(おうそうりゅう)という権威ある流派の極意を身に付けし者。
 奥義「七ツ胴落とし」は一撃必殺の技。にも関わらず更に発展して刀を2本持って
 その奥義を連発する「七ツ胴落とし・二段斬り」を出された日には恐らくは相手は居ないだろうな。
 だが、あくまで噂であるが、千紗ぽんも色々と凄いらしいぞ!!!」
 ・・・まんまビデオレターの受け売りですやん。
キング「・・・今ちょっと千紗ぽんに似ていたな。意識したのか?」
 し、しし・・・してませんよっ!!!はい、次行きますよ。次。数多いんですから・・・。
 格闘美―お嬢様レボリューション―正規軍からは有栖摩 香津美、白河 沙絵、
 西九条 小雪の3名が参戦します。
キング「ここの団体では『セプテット』と呼ばれるお嬢様の中のお嬢様と言っても過言ではない
 代表格が居るが、今回出場する3人の中では香津美がそれにあたる。セプテットともなると
 他のお嬢様に対して無様な戦いは見せられないので当然本気での参戦となるだろう。
 沙絵は努力家なので香津美にどこまで付いて行けるかが鍵だな。小雪は病弱であり一見
 苦しいと思われがちだが、同じ病弱のいた連栞は見事な戦いを繰り広げている。
 出来ればそれに触発されたいところだな。」
 WW(ういんどみるレスリング)からはどんぶり感情の面々が。
 牧村 雪音、神代 ヒナの2人が参戦します。
キング「各団体からかなりの実力者が送り込まれている中で特筆すべき能力が無さそうに
 思えるこの二人は一見すると苦戦を強いられるように見えるが、ロイヤルランブル戦の
 試合展開の性質上、上手い立ち回り次第では彼女たちにもチャンスがある。
 いや寧ろ立ち回りに関しては彼女達は共に上手いという話を聞く。大穴と言えるだろうな。」
 ぱじゃま倶楽部、パティにゃん、プリっち連合軍からは芹沢 かなで、姉小路 冬華、
 クルシェンヌ=ルーセル(クルル)、委員長の4名が参戦します。
キング「注目はやはり魔女界出身のクルル、委員長のプリっち勢2人だろう。
 特にクルルは魔女界の光のプリンセスともあって魔法の実力は折り紙つきだ。
 だが、委員長も魔法の威力を取ったらクルルに引けを取らない。
 一方のパティにゃん勢は今流行のシルバートレイの使い手。特に冬華は黄髪ツインテール
 ということもあってやはり注目はWNUWFのマナミやAugust All ☆‘sの
 茉理との絡みだろうな。3人とも強気の性格だから激しい攻防戦となるだろう。」
 KONNEKOからは南野 七海、悠木 菜子、川原 瑞葉の3名。
キング「俺もここの団体は名前ぐらいしか聞いたことが無いが、団体名を見る限りでは恐らくは
 打撃中心の団体だと思う。菜子はピコハンの使い手らしいし、瑞葉はデコピンが得意と聞く。
 七海は無鉄砲なまでの体全体を使っての突進。3人とも自分の型にハマれば最後まで残るのではないか?」
 キャッスルファンタジア、エレンシア・イルミナ連合軍からは3名。
 ラピス=フォールトゥーナ、テルル=クーリエ、ナガレ=カシマです。
キング「ここはリアルの戦争を勝ちあがってきた団体だ。体力では他団体と大きく差を開けるだろう。
 特にナガレはその中でも大陸最強の傭兵団「フェンリル」の団長の経験を持つと聞く。
 剣術を得意とするが果たしてどこまで行けるかな。そしてこっちのラピスは弓が得意だ。
 同じ弓が得意と言えばロイヤルランブル戦を制した秋山委員長だが、こちらの戦いも注目だな。
 テルルは・・・雀と聞くが・・・はて・・・。」
 まほろば市からは市の代表として4名参戦します。獅堂 彩音、久遠寺 凛、貴京、澄零の4名です。
キング「このメンバーも実力は高いな。凛はミリタリーオタクということもあり、近代兵器を
 多用するだろう。貴京&澄零の双子コンビは連携に期待だが、果たして同じリングに上がれるかな。
 貴京は剣術の使い手。澄零は杖術(じょうじゅつ)だ。どちらも彩音のボディーガードを
 するだけあって実力は本物。一方守られるばかりの彩音は・・・まぁ気性の強さに期待だな。」
 以上がこれまで分かっている女子ツインロイヤルランブル戦の出場58名です。
 が、残りの二人は・・・・・・。
♪砂のモチーフ〜「坂道と交差点から」〜
 っと、いよいよWNUWF、いた連両コミッショナーのゆかりさんに秋子さんが
 リングに入ってきましたね。残りの二人について今から発表があるものと思われます。
ゆかり「ファンの皆様、こんばんは・・・。WNUWF側コミッショナーのゆかりです。」
秋子「いたる連合軍側コミッショナーの秋子です。まさかこんな形で私たちの団体が
 終わってしまうということに今でも信じられません。ですが・・・。
 私たちの団体が解散したとしても、私たちの、ギャルゲー界も、プロレス界も
 永久に不滅ですよ!!!!!!」
“あーきーこ!!!あーきーこ!!!”
 ファンの皆さんは分かっています!!!秋子さんの言葉に呼応するかのような
「秋子コール」!!!今までで聴いたことの無いような大歓声が会場内を包み込みます!!!
ゆかり「次回特番。『FF』が始まれば、私たちコミッショナーは大会運営が滞りなく
 行えるように裏方の仕事に徹することになります。つまり、今日こうしてリングに・・・、
 いいえ、表に立ってマイクで話をするのは今日が最後になります。
 つまり、私たちにとってこの場での仕事はこの仕事で最後になります。」
秋子「最後の仕事は・・・、先ほど実況さんやキングさんに女子ツインロイヤルランブル戦に
 出場する選手の皆さんを紹介して頂きましたが、残り2人。まだ発表されてませんでしたわね。
 なので、その残りの二人をご紹介したいと思います!!!」
ゆかり「残る二人は実を言うと今日この会場にやって来てくれました!!!
 正直言ってこの団体から出場のオファーが来るとは思っても見ませんでした!!!
 ご紹介します、女子ツインロイヤルランブル戦、残り二人の出場メンバーは・・・。」
♪Feeling Heart
「♪ぐうぜんがー いーくつもー かさなーりあってー」
 !!!!!!
 ま、まさかこの曲は!!!
キング「伝説の、東鳩!?」
「♪you’re my only Feeling Heart〜」
 こんなことがあり得るのか!!!
 あああああ!!!入場してきたのは、あの超が付くメジャー団体、LLPW
(Leaf Ladies Pro−Wrestling)のその中でも「レジェンド」
 と謳われている東鳩こと「To Heart」のお二人です!!!
 神岸 あかり、長岡 志保!!!
 最近では「2」も出ているご時世で敢えて「1」で来るとは!!!
キング「さっきからの歌声は志保の声だったな!!!」
 早速志保がリング上に上がってマイク片手にマシンガントークを展開しておりますが、
 速過ぎて聞き取れません。orz
 おっと、そうこうしている内に入場口からは男女混合タッグ王座の狭霧を始めとする
 WNUWF勢が!!!
キング「おい、俺達の実況席の裏にはいた連のメンツがいつの間にか陣取ってたぞ!!!」
 いや、会場の周囲を囲うように各団体の出場選手たちが一斉に互いの選手を牽制
 し合ってますよ!!!中心にはLLPWのお二人が・・・。
 一触即発の雰囲気!!!これは特番への前哨戦なのか!!!
(続)
