WNUWF
(World Nekoneko Underground Wrestling Federation)
〜世界ねこねこ地下格闘技団体〜
ドラマスティックモード(31)
放送日:2006/3/25
==========WNUWF男子選手控え室前==========
 控え室前にはドラゴンとケンちゃんの姿が。
 ドラゴンの後ろには雪希ちゃんに進藤さんの姿も。
ドラゴン「よう。何やかんや言って久しぶりだな。」
ケンちゃん「ああ。こんな時期になってお前と会うとはな・・・。
 で、何か用か?」
ドラゴン「ん。まずはお前には謝らねばな。結局、お前との対戦は実現しないまま
 WNUWFは解散されることになった。
 だが、このままお前との関係を終わるわけにもいかないだろう。
 ・・・雪希さんに進藤さんをお前の元に帰すよ。訳があったとは言え、
 俺がさらったようなものだからな。」
雪希「ドラゴンさん・・・。」
ドラゴン「雪希さん、進藤さん。今まで世話になったな。ありがとう。
 ねこねこソフトももうすぐ活動を終わるが、お前らはいつまでもどこまでも
 ケンちゃんと一緒に幸せになれよな。」
進藤「ありがとう・・・ございます・・・。」
ドラゴン「・・・確かに二人をお前に帰したぞ。俺が預かっている間は
 無事に過ごさせた。これからはお前が何とかしろよな。
 ・・・ではな。」
 と、ドラゴンはその場を去ろうとします。
ケンちゃん「・・・待て。」
 ???
ドラゴン「ん、なんだ?不服でもあったか?」
ケンちゃん「お前と直接対決して取り返すことが出来なかった点では不服ではあるが・・・。
 今止めたのはそれではない。」
ドラゴン「では何だ?」
ケンちゃん「・・・確かに雪希に進藤さんは帰してもらった。だが、正式に帰してもらうのは
 WNUWFの全てが終わった後だ。」
ドラゴン「なに?」
ケンちゃん「・・・最終興行『FF』。それまでは雪希たちを頼んだ。
 流石に俺一人で5人は見きれないからな。」
 最もいたる連合軍の祐一は面倒見ている気もするけどね。
 そこは突っ込んじゃダメでしょう。
ドラゴン「・・・良いのか?だが、当の二人次第だろう。」
雪希「ドラゴンさん・・・。折角だから最後まで一緒に・・・。」
進藤「うん・・・。」
ドラゴン「雪希さん・・・進藤さん・・・。ふ、やはり二人とも優しいのだな。
 ・・・分かった。そういうことなら最後まで付き合おう。」
==========ビデオレター(プリホリ勢)==========
レティシア「クリフさん。ビデオの準備はまだですか???
 ・・・えっ!?もう始まっているのですか???もぅ、それを早く言ってくださいよー。」
シルフィ「お兄ちゃんってちょっと意地悪だよね。」
エレノア「全く・・・姫様が大事な発表をされるのだからちゃんとやってよね!!!」
レイチェル「まぁまぁ。クリフも反省しているみたいだし、そろそろ始めよっか。
 レティ、最初の挨拶よろしく。」
レティシア「え、はい。えっと・・・。WNUWFの皆様、お疲れ様でした。
 いつか私たちも参戦出来る日が来ることを楽しみにしていたので、
 今回の解散は少し悲しいです。ですが、最後の試合に私たちを招待していただきまして
 ありがとうございます。出るからにはベストを尽くして頑張りますのでよろしくお願いします。」
エレノア「さすがですね姫様。決めるところはちゃんと決めるわね。」
レティシア「もう、一言多いよ。エルはー・・・。それに、姫様じゃなくてレティ。」
エレノア「あ、ごめんなさい姫・・・レ、レティ。」
ラビス「ところで、いきなり意気込み言っちゃったけど、肝心の女子ツインロイヤルランブル戦に
 出るメンバーの発表はしなくても良いのかなぁ。」
レイチェル「あ、それなら私からするわ。」
ラピス「うん、お願いー。」
レイチェル「当日試合に参加するメンバーの発表に移るわね。当日ロイヤルランブル戦に
 進出するのはレティ、フィー、それに・・・ラッピーの3人よ。」
ラッピー「ちょっと!!!ラッピーはやめてよ!!!」
レイチェル「あら。←の名前のところも『ラッピー』になってるわよ。」
ラッピー(ラピス)「こらーーーーー!!!」
レイチェル「正直、エルが不参加なのが意外な感じだけど・・・。」
エレノア「私は裏方に回って姫・・・レティのボディーガードに徹するつもりですから。」
レイチェル「ふーん。まぁいいけどね。エルが出なくても私たちプリホリの中から
 優勝者が出ることは確実ね。WNUWFの最後の試合というのは分かるけど、
 試合結果は別だから3人とも全力で頑張ってね。」
レティ「もちろんですよー。出るからにはベストを尽くしますよ♪」
シルフィ「出来る限り頑張ります・・・。」
ラピス「あたしの電撃の犠牲者は何人になるかなー?」
==========メイン会場==========
 WNUWF最終興行『FF』開始まであと3週となりました。
 先週から更に3団体が名乗りを挙げましたよ!!!
 ぱじゃま倶楽部よりパティにゃん勢、プリっち勢の連合軍が、WW(ういんどみるレスリング)からは
 どんぶり感情勢が参戦、更にキャッスルファンタジア「エレンシア、イルミナ」連合軍の参戦も
 発表されています!!!続々と各所からの団体が名乗りを挙げてくれてますね!!!
キング「ああ。『ねこねこ』と縁のあった団体も縁が全く無かった団体も今回ばかりは
 関係ない。WNUWFの最後の舞台への出演要請に対して応えてくれた、
 それだけで俺たちは友人、いやファミリーだな!!!」
 キング・・・・・・。
 ・・・キングにしては台詞がクサすぎですやん!!!今日は一体どうしたのですか?
キング「『ですやん』って・・・お前、実況としてその訛りはどうかと思うぞ・・・。
 まぁ、でもあれだ。さすがの俺もWNUWFの終末直前を迎えるにあたって
 一つでも心に残るような台詞を吐きたくなった。それだけだぞ。
 だってこれで俺たちの出番は無くなるんだろ?」
 まぁ・・・そうですね・・・。私だって寂しいですよ。
 時々、何処かの団体で私たちのことを拾ってくれないかなぁ、なんて思う時もありますよ。
 でも今日こうして放送が始まると、この時この一瞬でベストを尽くそうって気になるんですよね。
 その時の私はWNUWFの終末のことなんて考えてないんです。
 何というか・・・実況をする身でありながら自らの語彙の少なさに不甲斐なさを感じるところですが、
 今の私は終末なんて来ないんじゃないか、っていう希望的な考えを少し待ってる一方で、
 いつでも終末来ても良いよ、と言った諦めの境地も少しあったり・・・。
 でも一番は今を一番に考えることなんですよね。
 ひょっとしたら少し先のことなんて考える余裕が無いのかもしれないし・・・。
 キングはそういうことってあります?
キング「まぁお前の言わんとすることは何となく分かるよ。
 俺も今ベストを尽くすって考えは変わらないしな。」
 キング・・・私たち実況と解説のコンビも最後まで全力で行きましょう!!!
 さて、仕事に戻りましょうか。
 いよいよ特番『FF』は3周後から始まります。来週は我がWNUWFと
 いたる連合軍、そしてAugust All ☆‘sのはにはに勢の出場メンバーが
 発表されます。他にも色んな団体からのビデオレターに出場メンバー発表、
 今週もこの後から今週参戦が発表された団体からのビデオレターをご覧になります。
 枠としては今週参戦が発表されたパティにゃん、プリっち連合軍が4人。
 WWからは2人。「エレンシア、イルミナ」連合軍からは3人の参戦が決まっています。
 これで先週発表されたメンバー合わせて21名が決まったことになります。
 残る顔ぶれは果たしてどんな選手なのか???
==========ビデオレター(ぱじゃま倶楽部)==========
クルル「WNUWFのみんな、今までお疲れ様でした。
 ぱじゃま倶楽部代表の、クルルだよっ☆」
委員長「ちょっとクルルさん、勝手に代表名乗らないでよっ。」
クルル「いーじゃん、こういうのは先に名乗った者の勝ちなんだよ♪
 それに私メインヒロインだしねー。」
かなで「みぅ、私もメインヒロインだよー・・・。」
クルル「ふっふっふー、登場するのがちょっと遅かったねー、じこしゅちょーが足りないぞ☆」
冬華「あんたがいきなり飛び出すからでしょ。全くお子様はこれだから困るわね。」
クルル「むきーーーーっ!!!バカにしたーーーー!!!同じツインテールだからって
 許さないんだから!!!」
冬華「いや、ツインテールは関係ないでしょ・・・。それに光のプリンセスとやらが
 そんなに怒りっぽくって良い訳?」
クルル「う・・・・・・。」
委員長「あちゃー・・・クルルさん完全に負けね。」
かなで「えへへー、私たちにゃんこ勢の勝ちなのですー☆」
委員長「ってあたしも負け扱いっ!?」
冬華「それよりも、WNUWFから折角招待されたんだから、最後の試合。
 出場するメンバーの発表とかちゃちゃっと済ませたら?」
クルル「あ、そうだね。」
委員長「立ち直り早っ!!!」
クルル「と言っても今カメラに映っている私たち4人が出場するんだけどね。
 優勝候補は何と言ってもこのわたしー!!!大魔法でどっかーんと敵を
 やっつけちゃうぞーーー♪」
委員長「あら、お言葉ですけどクルルさん。あたしの魔法の力も侮れないわよ。」
クルル「いいんちょーの場合は、狙った魔法が出せないのが欠点だけどね。」
委員長「それを言われたら辛いわよ・・・。;;
 でも相手が大勢なら何でも出せれば勝てるわよ。」
冬華「大魔法か何だか知らないけど、ショコラのこのあたしには通用しないわよ。
 あくまでもプロレスなんだから。魔法でどっかーんとかやってもそれだけじゃ勝てないわ。」
クルル「相手にダメージを与えれば勝てるでしょ!!!」
冬華「その魔法をあたしのシルバートレイで跳ね返してやるわよ。」
クルル「むきーーーーーーー!!!」
かなで「まぁまぁ、ここで喧嘩しないでよ。本番はまだ先なんだし、しかも相手は
 私達だけじゃないんだよ。」
冬華「わ、分かってるわよ・・・それぐらい・・・。」
かなで「とにかく、WNUWF最後の試合では私も冬華さんもクルルさんも委員長さんも、
 全力で試合に挑んで勝ちに行くよー。果たしてどうなるでしょうか???
 ちゃんちゃん♪」
委員長「・・・ってそんな落ちで良いのっ!?」
==========ビデオレター(WW)==========
珠美「旦那さまー♪ ちゃんと可愛く撮ってよね♪」
雪音「ってどうして珠美さんまでカメラに入っているの?;;」
みのり「うーん、あの画面に5人はちょっと狭いよね。」
珠美「むー、そう思うんならみのりちゃんが外に出れば良いじゃないですかー。」
みのり「いやですよ。私だけ除け者だなんて。」
ことり「まぁまぁ、二人とも喧嘩しないで。ほら、もうすぐ始まりますよ。」
ヒナ「いちごう、早くするのだー。」
雪音「ってもうカメラ回ってるし!!!一体何時から撮ってたのよ!!!」
ことり「正太郎さん、不意打ちだなんていやらしいですよ。」
みのり「そうだよー、ぷんぷん。」
雪音「あー、もういいわ。さっさと始めましょ。えっとまずは挨拶からよね。
 お姉ちゃん、よろしくー☆」
みのり「え、ええっ!?私?あの・・・えっと・・・。」
珠美「もう、だらしないですねー。こういう突発的な要求に応えるのも主婦としての
 勤めなのですよー。みのりちゃんが戸惑っている間に私から♪
 WNUWFの皆さん、今までお疲れ様でしたー。これからは私たちどんぶりメンバーが
 これからのプロレス界を引っ張って行きますから安心して見ていてくださいですよー。」
雪音「って私たちが引っ張るの?い、いきなりな爆弾発言・・・。」
ヒナ「思いっきり引っ張るのだー!!!」
雪音「ヒナちゃん絶対意味分かってないし・・・。」
珠美「次に発表するのはWNUWFの最後の試合に私たちの中から二人出場するですけど、
 そのメンバー発表ですよー。色々と話し合った結果、出場するのは雪音ちゃんにヒナなのです!!!
 もう、どうして私が出られないですかー。;;」
雪音「しょうがないでしょ、出場にあたって身長規定で140cm以上ってのがあったんだから・・・。」
珠美「うう・・・あと4cm足りないなんて・・・。でも、それ言ったらヒナだって
 身長届いてないんじゃないの?」
ヒナ「ヒナは140cm丁度なのだ。だからギリギリで出場出来るのだー♪」
みのり「わ、ほんとだ。ピッタリだね。」
雪音「それよりも私が納得出来ないのはどうしてお姉ちゃんは出ない訳?
 私とお姉ちゃんでワンツーフィニッシュ決めようって思ってたのに・・・。」
みのり「わ、私はいいよー、どうせ出ても勝てないんだし・・・。」
珠美「でも配水管を4Fまで登ったその体力があれば結構良い線行けそうな気がするけどね。
 ねぇ、ヒナ。もう一度出場するの考え直して。今回はみのりちゃんに任せてあげてよ。」
ヒナ「絶対に嫌なのだ。出ると言ったら出るのだ。出てゆーしょーしていちごうのことを
 もっとこき使ってやるのだ!!!」
珠美「はぁ・・・ここまでくるとヒナは頑固なんだから。」
ことり「大丈夫ですよ。ヒナちゃんは風の子ですから。きっと活躍してくれますよ。」
ヒナ「むー、ヒナはお母さんの子なのだ。勝手にお母さん独り占めにするのはことりでも
 許さないのだ。」
珠美「大丈夫、ヒナもことりも大事な大事な私の子だからね。」
雪音「そんなわけで、私たちどんぶり勢がWNUWF最後の試合を面白くするから
 楽しみに待ってなさいよ♪じゃあねー。」
==========ビデオレター(「エレンシア、イルミナ」連合軍)==========
ラピス「WNUWFの皆様、こんばんは。あー、今はこんにちは、かな?^^;
 キャッスルファンタジア、エレンシア解放軍のラピスです。この度はWNUWFの試合に
 ご招待していただき、ありがとうございます。試合の方は謹んでお受けしたいと思います。
 当日はどうぞよろしくお願い致します。」
ミンファ「むー、なんかガチガチの挨拶だねー。面白くなーい!!!」
ナガレ「試合に招待してくれた相手への礼節はちゃんと守るものだぞ。今回は戦争ではなく
 プロレスの試合だからな。招待に対しては礼を以って、試合が始まったら自分達がその時
 持っているベストを出す。これが拙者らから相手へ向ける最低限の礼節でござるな。」
ミンファ「あー、分かった分かったよぅ。でもどうせ今回あたし出ないから適当で良いよね?」
セリカ「何を言う。今回の試合は確かに出られるのは3人だけだが、寧ろ出られないわらわ達が
 サポートをすることこそが重要ではないか?出場する選手の練習相手、ベストを出せるような
 環境作り・・・もし出場予定の選手が怪我でもしたらわらわ達の中から代わりに出場せねばならないからの。
 何にしても練習は怠ってはだめだということじゃな。」
チャイカ「くれぐれもお怪我には注意してくださいね。多少の傷でしたら私たちが手当て出来ますけれど。」
テルル「あの・・・。」
ミンファ「お?珍しい。カメラの前じゃ絶対にしゃべらないと思ってたのに。」
テルル「うるさい・・・。」
ラピス「それで、何かあったの?テルル。」
テルル「出場メンバー・・・。」
ラピス「???」
テルル「まだ発表してない。」
ラピス「あ・・・・・・。」
クリームヒルト「そういえば忘れてましたね。私から発表しますわ。
 エレンシア、イルミナ連合軍からの出場メンバーは、エレンシア解放軍からは
 ラピスさんにテルルさん。イルミナ帝国軍からはナガレ、あなたに出てもらうわ。」
ナガレ「は・・・しかし、拙者で宜しいのか?拙者にはもっと適任者が居るように思うのだが・・・。」
クリームヒルト「あらあら、ナガレはセリカ様に試合に出ろって言いたいのかしら?」
ナガレ「え?いや・・・そんなことは・・・。」
クリームヒルト「冗談よ。でも私の魔法は確かに大勢と対戦する時には威力を発揮するけど、
 それは遠くから魔法を撃った時の話。今回の試合は接近戦になるケースが多いから私よりも
 ナガレの剣の腕前に賭けてみたかったの。この回答では不服かしら?」
ナガレ「え、いえそんなことは・・・、出るからには優勝目指して頑張るぞ。」
ミンファ「それよりも不服なのはどうしてラピスが出場するわけ?今の理屈で言ったら
 ラピスの弓だって接近されたら不利じゃないの?」
テルル「ラピスは仕方が無い。」
ミンファ「どうしてよ?」
テルル「だって、メインヒロインだから。」
ミンファ「そういうあんたはどうして出れるの?」
テルル「私は空から行くから。」
ミンファ「はぁ?」
ミグカリバー「チュンチュンチュン!!!
(てやんでい!!!テルルが空飛んだら誰にも届かないんでい!!!)」
ミンファ「あー、相変わらず煩いなー。あんたなんかせいぜいラピスの弓に気をつけることね!!!」
ミグカリバー「チュンチュン・・・。
(そ、それが一番心配なんでい・・・。)」
テルル「撃たれて私が振り落とされたらミグカリバーのせい。」
ミグカリバー「チュチュン・・・。
(テルルよぉ・・・。;;)」
ラピス「そろそろビデオもおしまいみたいね。当日の私たちの活躍にご期待ください♪」
(続)
