烏の群れのくちばしの 黒光りする夜明けから 何度わたしは産まれたか
(雷鳴のようにいきりなき 風のような跳躍で)
雨の音符の線条の 青光りする隣家へと 何度わたしは沈んだか
(刻のように回転し 宇宙のように足早に)