あの星星は 読書にふける魂を憩う 木漏れ日のベンチのように 琥珀をくわえ 清涼な影絵を注ぐ鳥たちと 赤味をなでる 清楚な石英の風と わずかな唄の種を蒔く日々の 健やかな居心地でした
遠い宇宙で輪廻する 寄り添う塵が あの日の熱を放つなら 晩鐘の粉が吹きたつ海でも 鯨のように回遊しながら 細胞へと埋葬した命を紡ぎ 化石となった名付け親へと帆翔する 旅人となりましょう