__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[07.12.24] 

〜海月の放流〜 131


年末年始。特に年の瀬の雰囲気って、好きだな。
バタバタしててザワザワしてて
まったくもって落ち着きのない浮き足立った空気。だけれど。
その雰囲気はまるで薄い膜の向こう側にある気がして。
自分がスローモーションなのか向こう側が早送りなのか。
いずれにせよ。地に足着かず浮かれて、地上3cmの所で過ごすのは愉快。

去年も今年も来年も、ありがとう。


【空を仰ぐ者たち】
互いに離れて暮らしている。どこで何をしているのやら。
ふとした瞬間。たとえば。
ラジオから流れる音楽やニュース。読んでいる本。
街の音や色。風の温度や匂い。今朝見た夢。
そんなふとしたことがキッカケになって。
どこで何をしているのだろうか?と思い出す顔たち。

息災にしているだろうか?
僕は僕でいろいろあるけど、すこぶる快調で元気にやっているよ。

君らの心配はしていないよ。
たとえ病気やケガ、困難な状況に直面しているとしても。
きっと大丈夫。
少なくとも。君らは世界から孤立し忘れ去られてしまったわけじゃない。
ここにこうして、君を思い浮かべる者が一人はいるのだからね。

電話やメールで即座に繋がるように見える世界。
けれど。
「想う」ことの方がどれほど素早くどれほど遠くに
どれほど広く深く届くことか。

あー、あー、聴こえますか?届きますか?
空に放つ想い。
雲は運ぶだろう。太陽は伝えるだろう。
流星は報せるだろう。月は返すだろう。

思い出したら。空を仰ぎ見る。
空はいつでもどこにでも繋がっている。



・・・(つづく)[07.12.24]Mon...Qurax2海月(=)彡
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