10月12日<出産のため入院>
今回は「反復帝王切開」一人目が帝王切開だったために二人目は予定帝王切開に。
この日の午後に入院。抗生剤ののテストや剃毛。
入院にはパパとほのかも同行し、パパとは手術の説明を、私は入院・術前の説明を受けた。
長期にわたってほのかと離れるのは初めてで、心配だったし、自分の手術も不安で不安で仕方なかった。
この日の夜9時から絶食となり、寝る前に下剤を飲んだ。
赤ちゃんに会えるのは嬉しいけれど、手術と思うと怖くて怖くて、不安な夜でした。

10月13日<かんな誕生>
この日は朝早くに起きて、浣腸。術衣に着替え体温・血圧測定。点滴開始。
それが終ってしまえば午後の手術前までは何もすることがなく、ただ時間がたつのに不安を覚え、パパに電話。
午後から来るって行ってたけど、怖いので来て。と頼み来てもらった。
で来るはずなのになかなか来ない(うちの父と服を買いに行ってたそうで・・怒)
来たのは結局昼前。少し話ししてすぐ帰った(お昼を食べに!!!怒)
お前ももうちょっと緊張しろよ!と思いつつ、
そんなのんきでいてくれるから私も気が少しは楽だよなあ・・なんて思ったり。

午後、ほのかとパパ、両親が病院へ来てくれた。
ここの婦長さんは私が小さいときから近所に住んでいる人。
「●●ちゃんがんばろなー」といいながら筋肉注射。
30分後に、タンカーに乗せられ手術室へ。
ほのかが「ママ。頑張ってねー」なんて手を振ってくれたので少し勇気が出てきた。
母も何か言ってくれていた気もするけど、覚えてないなあ・・(苦笑

で、手術。
先生が「絶対に元気な赤ちゃんを取り出してあげるから一緒にがんばりましょう」と声をかけてくださった。
私は何も出来ない(することなんてない!)と思っていたので「よろしくお願いします。」とこたえました。
そして尿管挿入。下半身麻酔。
この麻酔が私を苦しめることに。
麻酔をしてしばらくたつと血圧が安定して手術開始・・のはずが、
血圧が安定しない。
もうそれがしんどくてしんどくて、つらくて気持ち悪くて。
先生が「●●さん、しんどいなあ・・大丈夫。もうすぐしたら楽になるから!頑張って!」と手を握ってくださった。
気分が悪かったけど先生に手を握られるなんて思ってもいなかったのでちょっと笑いが出そうだったんだけど。
ずいぶんたってからやっと血圧が安定したみたいで手術開始。

手術はなんだか息苦しくてだんだん眠くなって・・
ウトウトしかけたら婦長さんが
「●●ちゃん、寝たらあかんで!あかちゃんに酸素送ってあげて!ちゃんと呼吸してね」
と声をかけてくれた。「深く呼吸しててあげやなあかんよー」って。
「あぁ、自分にも出産のときにしてやれることがあるねんなあ」と思い、
ただ生まれてくる赤ちゃんのことだけを考えて
深く息を吸っては吐きを繰り返した。
そんな時、手術室のドアの向こうからほのかの声が。
「ママ、頑張ってるかなあ?」
あぁ、そうだ。私にはもう一人大切な宝が。
ほのかに「ありがとう」と思っていたとき
先生が「もうすぐ出てくるよー。赤ちゃん。」
そういってくれて、すぐ出てきたのは小さな小さな赤ちゃんでした。
元気な産声とともに先生の手のひらに乗せられていた小さな赤ちゃん。

平成16年10月13日午後1時55分。
2640グラム、49.5センチの女の子。かんな誕生。

「ありがとうございました」その一言を言うのが精一杯でした。
看護婦さんがすぐ部屋で待つ家族に赤ちゃん誕生を伝えてくれました。
そして産湯に入れるところを見せてくれたそうです。
ベビーは保育器に入り、家族と対面しただけで抱けるのは明日からだそうです。

ベビーが産湯に使っている間、私はまだ手術。
「眠っていいよ、●●ちゃんお疲れ様」という婦長の声を聞き眠る。
術後先生と婦長と談笑し、部屋へ移動。
まだ麻酔が効いているので体は楽。
少し赤ちゃんの様子を家族から聞き、私は体大丈夫と伝え、
ほのかは両親と帰宅。パパが少し付き添ってくれていた。
麻酔の聞いている間に少し休みや、といわれ寝る。
この日は術後、点滴4本。
決まった時間に体温、血圧、心拍の測定。

そしてパパが帰ってから夜の6時くらいから麻酔が切れ始め・・。
これがこれが、悪夢の幕開け(笑
もう痛いのなんのって!!
傷は痛むし後陣痛も前回のお産よりひどい!
「痛み、我慢できなくなったら鎮痛剤出すから言ってね」と看護婦さんは言ってくれていたけれど。
どうせなら痛みのピークに鎮痛剤をなんて思ってたから、どれが痛みのピークなの?!
と思い、ひたすら我慢(爆
壁を叩きたくなる衝動に駆られてたら、友達からメール(笑。
苦しんでいたけど結構気休めになった。ありがとう。
結局夜の11時ごろ看護婦さんに
「鎮痛剤だしてあげるから、少し寝なさい」といわれ寝ることに(笑
そして12時ごろに看護婦さんが「もうお茶なら飲んでいいけど飲む?」とお茶を持ってきてくれた。
ありがたかったけど・・・眠すぎて(笑
少し飲ませてもらってすぐ寝ました。
その後も何度か痛みで目を覚ますこともあったけど何とか眠り朝を迎えることになるのでした。


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