WNUWF
(World Nekoneko Underground Wrestling Federation)
〜世界ねこねこ地下格闘技団体〜
ラブ フォース(3)
♪彼女たちの見解
長森「第3試合は初代男女混合タッグ最強決定戦、準決勝第2試合、まず入場は、
 主人公だろうがサブキャラだろうが関係ないよねっ?必ず相手を倒してくれると信じてるもん。
 ・・・潤さんと香里さんだよっ。」
 いよいよ男女混合タッグ戦のもう1つの決勝行きの切符を賭けた戦いが始まろうとしています!!!
 それにしても、やっぱり私思うのですが、長森さんのリングアナっていたる連合軍寄りな気がするんですよね。
キング「なんだよ、悪いのか???」
 いやだって我々実況解説もそうですけど、選手紹介する立場のリングアナも贔屓はマズイでしょう・・・。
キング「可愛いから良いだろ???」
 可愛ければ何でも良いって訳じゃないでしょう・・・それに、それを言ったらキングは
 可愛くないから贔屓な解説はN.G.ですよね。( ´∀`)
キング「俺のどこが贔屓だ???」
 あっと・・・先にリングインした北川ですが、長森のマイクを奪って何やら話すようですよ。
 お、と・・・リングアナの長森に対してみたいですね。
北川「長森さん、さすがに下の名前で紹介されるのはちょっと、な・・・。今度からは
 苗字で紹介してくれよ。」
 北川からの思わぬ指摘に長森はきょとん、とするも、最後は頷いています。
 が・・・北川ってやっぱり下の名前で呼ばれるのは恥ずかしいんでしょうか・・・?w
キング「さあな。あんまり知られて無いから戸惑うといけない、という視聴者への配慮じゃないか???」
 そんな馬鹿な。w
♪みずいろ
長森「続いての入場は、ケンちゃんと日和さんだよっ。」
 サブキャラタッグの対戦相手はみずいろのケンちゃん&日和組!!!
 ここは意地でも勝って決勝戦でドラゴン&進藤組と対戦したいところ。
 そして、それがお互いのタッグパートナーを賭ける死闘となることは間違いありませんっ!!!
キング「おい、今贔屓は良くないとか言ってたじゃないかっ!!!サブキャラタッグを無視するなっ!!!」
 無視はしてないでしょう???
 もちろん、サブキャラタッグとしても「いたる連合軍」の名前を背負っての戦いですので、
 ここは負けられないところ。
 試合の先発はケンちゃんと北川の男子。試合開始、おっと、直後ケンちゃんの動きが完全に止まった〜!!!
 これはサブキャラタッグが特番行きを決めたあの試合と同じ戦法のようです!!!
 リングサイドの香里の冷たい視線でケンちゃんの動きは封じられております!!!
 全く動きがとれずにまるで人形のケンちゃんに北川は強烈なスピアー!!!
 まともに食らったケンちゃんはダウン!!!そして、北川は日和にも一撃でリング下に突き落とします。
 北川は勝ち誇ったかのようにケンちゃんをフォール!!!香里の冷たい視線の準備も万端、1、2・・・、
 おおっと?ケンちゃんサイドのコーナーに見慣れないクローゼット出現!!!
 そして、その上から日和が飛んでカットに成功!!!一方的な敗北を拒否!!!
キング「はっきり言ってこれは日和のファインプレーだぞ!!!香里の冷たい視線は
 持ち前のでかいクローゼットで遮って自らはその上からのカット。まさに日和だから
 敗北を拒否できたと言っても過言では無いぞ!!!」
 しかし、当然リング上にクローゼットは設置してはいけません。
 レフェリーはクローゼットをリング下に下ろすのに必死。その間に、わっと、
 今度は北川がケンちゃんにきんてき攻撃で更に動きを封じてきます!!!
 そしてそのままフォール、丁度クローゼットを下ろし終えたレフェリーが気づいてカウント、
 1、2・・・カウントは2.9!!!今度も危うく敗北をしそうになりました!!!
 なおも試合は北川のペースで進んでいきますが・・・、おっと・・・。
 ケンちゃんサイドに日和の姿が見えませんが・・・。
キング「おい、香里の後ろ・・・。」
 わわわっ!!!気づかないうちに日和が香里の後ろに回りこみ、香里の背中辺りへクローゼット爆撃の一撃〜!!!
 日和の唯一の強力破壊技!!!クローゼットを叩き壊すほどの強烈な一撃が見事に香里に入って
 香里はリング下でダウンです!!!
 これを受けてリング上でも形勢逆転!!!
 一瞬の隙を突いてケンちゃんが北川の膝を取っての膝十字!!!
 鮮やかにリング中央で決まって北川としては苦しいところ!!!
 と・・・、自軍コーナーに戻るためにリングに上がった日和がケンちゃんに一言二言。
 これを聞いてケンちゃんは日和がコーナーに戻ったことを確認して敢えて技を解いて
 なんと日和と交代っ???これはどういうこと???
キング「さすがに意図が見えないが・・・。」
 日和がそのままリングイン、自動的に対戦権は香里に移りますが・・・、香里は戻って来ません。
 依然リング下でダウン中です。
 と・・・なるほど!!!レフェリーが場外カウントを取り出しました〜!!!10カウントで
 場外負け、労することなくケンちゃん達が勝ち上がります!!!
 北川は慌てて戻ろうとしますが、ケンちゃんに足を掴まれて動けない、
 と!!!北川はそれでも無理やり空いている足でケンちゃんを蹴り飛ばすと
 慌ててリング下に降ります。しかし、カウントは既に7!!!
 北川は香里を起こすと何とかリングインさせます。そして、素早く自身も自コーナーに
 付くと、香里の手と触れて無理やりタッチ交代!!!
 再び対戦権はケンちゃんと北川。
 しかし、今度はケンちゃんが日和とタッチで再び対戦権移動。
 と、今度は北川がタッチで再び交代、と、今度はケンちゃん・・・。
 どうやらタッチ交代を巡って両軍がぐるぐると入れ替わります。w
キング「ケンちゃん達とすれば、香里が弱っているうちに日和がフォールを
 取りたい所、一方北川とすれば弱っている香里を戦わすわけには行かないから
 意地でも自分が出たいところ、か・・・。ただ、このまま時間が過ぎれば・・・。」
 さすがにレフェリーもイライラしてきたか交代の合図もいい加減になってきましたね・・・。w
 と、何度目かのタッチで北川が諦めたかのようにタッチせず!!!どうやら粘りの勝負はケンちゃんたちの勝ちか?
 日和が勇んで香里に攻め入ります、が・・・おおっ!!!いつの間にか香里が起き上がって
 勢いで来ていた日和にラリアット〜〜〜!!!
 慌ててフォローに入るケンちゃんに対して、北川がスピアーで迎撃!!!
 自らもろともケンちゃんをリング外に落としました〜〜〜!!!
 香里は倒れている日和に冷たい視線で動きを封じると、担ぎ上げての
 垂直落下式ブレンバスター!!!フォール、1、2、3!!!
♪風を待った日
 サブキャラタッグの下克上〜〜〜!!!
 決勝行きの切符を手にしたのは、サブキャラタッグだ〜〜〜!!!
 リング下ではケンちゃん呆然!!!ドラゴンとの対戦は夢に終わった〜〜〜!!!
==========佐々井亭−WNUWF支店−==========
 こちらはいつもの佐々井亭、と言いたいところですが、特番に出場の叶わなかった
 鍋島と朝奈に、先程敗れたタイガー、篠崎 あやめ、そして頼人・・・。
 頼人はともかく何とも言えずしょんぼりした空気・・・。そして、相変わらずねーちんは不在・・・。
 そんな中で厨房に入っているのは皮肉にも女子王座の狭霧・・・。
狭霧「皆さん、そんなに落ち込まないで下さい・・・。気持ちは分かりますけど・・・。
 でも、全力を尽くしたのでしたらまた次がありますっ!!!特に・・・あの、タイガーさん・・・。」
タイガー「・・・・・・。」
狭霧「えっと、私が言える立場じゃないと思うんですけど、・・・きっと、ドラゴンさんとの
 決着の舞台はまたありますよっ!!!ですから・・・!!!」
タイガー「狭霧・・・さん。」
狭霧「は、はい。」
タイガー「・・・すまん、今日は、飲ませてくれ・・・。」
 ・・・え、えと・・・タイガーは、確か成人ですよね・・・?(汗)
==========WNUWFコミッショナー控え室==========
 一方、こちらはゆかりさんと久しぶりに登場の石切が話をしています。
石切「あ、我が侭を聞いていただきましてありがとうございました。m( _ _ )m」
ゆかり「いいえ、大丈夫ですよ。それよりも、こうして間に合ってくれたことの方が重要です。
 ・・・神社の方は如何ですか?」
石切「あ、はい。お陰さまで何とか無事に乗り越えることが出来ました。」
ゆかり「そう・・・。ところで、石切さんの神社は何にご利益があるのですか???」
石切「ご利益、と言われましても・・・。えと・・・、こちらの時代で分かりやすく言うなら
 学業だと思います。」
ゆかり「菅原 道真様ゆかりの神社なのですか?・・・って石切さんの時代では道真様は
 歴史上の人物でも何でも無いわね・・・。」
石切「え、ええ・・・まぁ・・・。学業、と言われましても現代のような物を書くものではなくて、
 男の子は右手には剣、ですから・・・。」
ゆかり「なるほどね・・・、と。そうだった。次の試合は女子王座戦の挑戦者決定戦なのよ。
 到着早々で悪いんだけど、早速石切さんの出番なの。支度していただけるかしら?」
石切「あ、はい。私はいつでも準備は整っておりますので。」
==========メイン会場==========
 それにしても、先程の試合は本当に驚きました!!!
 まさかのサブキャラタッグの決勝進出!!!いや、驚いた、何て言ったら
 北川と香里に失礼なんですけどね・・・。
キング「ああ、確かに失礼だぞ!!!プロレスの実力には主人公もサブキャラも無いからな!!!
 もっと言うと、歴代の主人公もサブキャラだと思ってなめてかかると本当に足元を掬われるぞ!!!」
 これで初代男女混合タッグ最強決定戦決勝はドラゴン&進藤組VS北川&香里組となりました!!!
 キング、簡単に予想を!!!
キング「ポイントは香里の冷たい視線だろう。日和はクローゼットを使って見事に回避したが、
 進藤さんにはそれが無い。果たしてどう掻い潜るか、だな。」
♪つかぬまのアンチテーゼ
長森「ただ今より第4試合、女子王座戦第1挑戦者決定戦、『ゲット 1レスト バトルロイヤル戦』を
 行いますっ!!!最初に入場は、ねーちんだよっ。」
 さあ、ただ今からは女子王座戦の挑戦者決定戦!!!最初に登場はねーちん!!!
 ここのところ佐々井亭には顔を出していない様子でしたが、体調自体は好調の様子!!!
 実力では他よりも1歩抜きん出ているか???
♪ごめんね
長森「続いて登場は、何故か人気が高い雪希ちゃんだよっ。」
 ・・・何故か、って辺りに棘を感じるのはキノセイデスカ???
キング「同じヒロインとしては負けられない、ってことだ。なかなかに健気じゃないか。」
 と・・・入場してきたのは雪希ちゃんだけじゃなくて、ドラゴンと進藤さんもですよ!!!
 雪希ちゃんはリングイン。ドラゴンたちは・・・お、こっちに来ますよ、って、
 どうやら解説に加わるようです。どうも〜。
キング「おう。進藤さんは俺の隣な♪」
ドラゴン「何でだよ???」
キング「お前も男ならそれぐらい分かるだろ?野郎とくっついたって・・・。」
ドラゴン「ぅ・・・気持ちは分かるな・・・。w」
♪石切
長森「引き続き入場は、石切さんだよっ。」
 巫女装束に身を包み、同じ巫女の狭霧との対戦を心待ちにしている石切です。
 久しぶりに顔を見せますが彼女も好調そう♪
キング「何と言っても俺はIMFの名誉理事だからな。彼女が好調なのは一目で分かる。」
ドラゴン「・・・IMF?」
キング「石切たんもえ・・・、」
 あ〜、ドラゴンさん。いちいち突っ込まないほうが良いですよ。(爽)
♪雪の少女
長森「さて、ここからは優勝候補の登場だよっ!!!皆も分かっているよね?
 まずは、名雪さんですっ。」
 ゆ、優勝候補っ???
ドラゴン「まぁ、リングアナの言うことなどあてにはならないかな。な?進藤さん。」
進藤「え?は・・・はい・・・。」
♪笑顔の向こう側に
長森「続いて、栞ちゃんだよっ♪頑張って〜♪」
 名雪に続いて栞も入ってきて2人で並んでリングサイドで立っています。
 ・・・何故入らないんですかっ???
キング「お前は馬鹿か?団体間で人数数えたら自分達のが不利だからに決まってるだろ???」
ドラゴン「・・・バトルロイヤルだから無駄なことなのにな。w」
♪虹−prism−
長森「最後に入場は、注目の美凪さんだよっ!!!」
 最後に悠然と登場はマダム美凪!!!
 リングサイドにいた連3人揃ったところで勢い良くリングイン!!!
 各々狙っていたかのようにターゲットを絞り殴り合いでの試合開始!!!
 名雪は雪希に、栞は石切に、美凪はねーちんに突っかかって行っての試合開始!!!
 女子王座戦第1挑戦者決定戦『ゲット 1レスト バトルロイヤル戦』は試合開始ですっ!!!
(続)
