| ●『シュールRPG』
ほんとはカネ勘定の事なんざ無頓着で。こまかいこと言いなさんな、と自分自身に言いたいわけだが。
 あれもこれもどれも興味の触手が伸びてしまうと。
 カネがいくらあっても足りないわけで。
 そもそもカネが潤沢にあったためしなどないわけで。
 
 ならば。少ない中で工面するなり重点比率を按配するしかないわけで。
 これはもう一種のゲームのような感覚でもあるんだなぁ。
 
 ムダを削るのはもちろんだけれど。
 大きく削れるのはやっぱり食費。
 それでも無きゃ無いなりに「工夫」するわけで。
 その工夫こそがまたおもしろいのだからして。
 むしろあえてビンボーメシを喰らっていたりする。
 
 山ほど高く、海ほど深く、空ほど広く興味対象をひろげてゆくには。
 どこかで何かを按配しなければならない。
 
 カネに限らず。削れるものはたくさんある。
 時間が要るなら睡眠を削る。
 空間が要るならモノを削る。
 
 何かを捨てたり手放したり。そうしないと手に入らないから、というよりも。
 手放しで「遊ぶ」ことのうれしさ愉しさに気付いてしまったから。
 
 体力、気力の問題も大事。
 だけれど。カラダすらもどんどん変えてゆけるんだ、ってことに気付けば。
 ほらもうなんてすごいんだ、この世界は。
 
 身軽に生きたいな。身軽に行こう。
 軽み[かるみ/かろみ]の世界を遊ぼう。
 
 
 
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