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過去現在未来、時の螺旋状の流れ。螺旋の周回ごとの節目に出遭う大切な人々。
 心の師と仰ぐ。尊敬する。共鳴する。
 旅人。詩人。うたうたい。
 師匠。朋輩。親友。仲間。魂の友。
 そんなヒトたちとの再会。
 ハルが呼んだか。花が呼んだか。酒に呼ばれたか。
 あぁ春は善い。春の酔い。春の宵には笑う月。
 
 また新たな周回軌道に入ったということ。
 
 
 
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    | ●『南南西の風、花にかすむ青空』
ソメイヨシノも咲いた。たまった洗濯物を一気に片付ける。
 干してる端から水蒸気が立ち上ってくるような陽射し。
 ハル、だなぁ。
 待ち焦がれたハルだ。
 そろそろ水辺も恋しい。
 川沿いのサクラを見にゆこうか。ワインとビール持って。
 
 気温が20度を超えればあたたかいというよりも暑い。フユの格好ならば当然。
 一枚一枚服を減らし、薄手のものに替えてゆく。
 フユからハルへの脱皮。
 身軽になる。そのうれしいこと。
 
 コートを脱ぎ、手ぶらで街を歩けば。軽みが出てくる。
 「軽み(かるみ、かろみ)」は回転そして流れ。
 それに対して「軽さ」は不着、不安定といったところか?
 またそれぞれ違う速度域にある。
 
 南風に誘われたら軽やかに軽みの領域へゆこう。
 
 
 
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    | ●『粒子 - photon -』
点描は抽象と呼ばれるよりもむしろ精密な写実である、・・・と、眼鏡を外して焦点の定まらない目は知っている。
 
 
 
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    | ●『此岸 - w/here -』
水面に薄桃のゆらり手を伸ばす伸ばす手ゆらり薄桃の水面からも
 
 
 
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    | ●『離陸 - fly high -』
船はそれ自体が旅のようで。そのゆらぎと速度と。
 水と空と風の近さ。
 陸を離れるということはすなわち
 飛んでいるのと同義なのかもしれない。
 
 
 
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    | ●『雨のサクや』
ひらと舞う一枚また一枚敷きつめられてゆく
 この雨に咲く夜
 弧を描く飛沫
 ココロニハナオ
 
 
 
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    | ・・・(つづく)[05.04.15]...Qurax2海月(=)彡 |