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猿飛、眼鏡どうした 何も見えないんだろ、眼鏡ないと (知ってるぞ)(何も見たく) (ないんだろう？) 猿飛、おれたちは そりゃあ骨の髄まで外道だろうとも でも、だからといって 涙を、流しちゃならんと、誰が言った 華奢な肩を縮こまらせて 細い腕を拱いて 長い指先で口を押さえる 嗚咽が漏れないように 悲鳴が漏れないように こころがこぼれてしまわないように なぁお前さんよ 女がそんな、切ない泣き方するもんじゃねぇよ 胸が苦しくなるだろうが 月曜だってのにジャンプの内容が頭入ンなくなるだろうが 猿飛よ 泣いてンの見られるのがやならよ 俺ァみねぇよ みねぇけど、ちょっと背中、俺の心臓にくっつけてみろ 泣き疲れて寝ちまっても、頭打ったりしねぇって、分かるだろ 分かったら、ちょっとは気が楽だろ 死ぬまで泣いてて良いぞ 「ぶす発見」 「…痔ろうがよく言うわ」 死ぬまでここに、いてやるから |
