→→→あとがき
沖田ミツバという女性は、土山の人間が避けて通ることの出来ない方です。
土山にどっぷりつかって早二年。土山を考える上で彼女の事を考えないことはありませんでした。
土方は間違いなく彼女を想っていたのだろうと思います。
原作にあるとおり、自分の側で危険に晒すのを恐れて冷たくあしらっていただけで、本当は一緒にいたかったんだろうと。
辛い辛いそういう想いを口の中に入れっぱなしにして、それで満足出来たんでしょう。
そして今でもミツバさんを想っている。想っていて欲しいです。
未練でも思い出でもなく、今でも彼女に恋をしている。
そういう考えに辿り着くまでたくさん葛藤がありました。
今回の漫画の退さんの葛藤は全部私の葛藤です。
色んな葛藤をしましたが、結局いつも、「それでもミツバさんに生きていて欲しかった」という結論しか出ませんでした。
考えるのをやめて、「原作は原作」「二次創作は二次創作」で済ませようと思う事もありました。
でも私はミツバさんを「死んでしまった」「もういない人」にしたくないのです。
ミツバさん自身が、ちゃんとしあわせに生きたと言ってくれた。
ミツバさんがしあわせに生きて残したものを、少しずつでも辿っていきたいと思います。
土方に大きな、そして大切な影響を与えた女性です。
土山が好きな人にとって、大事な女性でないはずが無い。という、まぁこれはただの自論ですが。
作品説明やあとがきがとても苦手なんですが、ミツバさんに関してとても酷い言葉を投げられた事があったので。
その人に伝わらなくても、他の誰かに伝わりますようにと思って書きました。
ご不快になられた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
何だか偉そうなことを言うようですが、もし私の描いたものを少しでも良いと思ってくださったら、彼女を蔑ろにしないで貰えたら嬉しいなと思います。
読んでくださってありがとうございました!
20120430*マオ/910