キセキノヨルタチ・・・ ■ KOSE UN NUAGE TALK 安蘭けい vs TAKURO ■
= 2000.03.10 in 恵比寿ガーデンホール =
*初めに断っておきますが、このレポは「文字起こし」ではないので、
安蘭さんとTAKUROの会話は一字一句正確ではありません。
「こんな感じだった」という程度のものですので、ご了承ください。
本日の会場、恵比寿ガーデンプレイスと言えば、オットナーな街にあるオッシャレーなスポット。
対談相手の安蘭けいさんと言えば、タカラジェンヌ。
タカラジェンヌと言えば、「ベルバラ」(いったいいつの時代の話だ??)・・・いや、
入り待ち、出待ち、プレゼント(お花)の直接手渡し、アダルトなお姉さま方・・・。
そしてそこに混じるいつものGLAYファン・・・いったいこのトークライブ、どうなることやら・・・。
心配しつつ、会場入り。
500番代の整理番号の私が会場内に入った頃には、
いろんな意味でアダルト〜なお姉さま方が、様々なお化粧品と香水のにおいをプンプンさせながら
スタンバイOK状態。
私も段差があってTAKUROの顔が見安そうな真ん中よりやや後ろの席を選んで陣取った。
右も左も妙齢の女性ばかり。
男性なんてひとりも見えない。
あっ、いた!開演前に見た限りでは男性は3人。
しかし2時間後、このたった数人の男性のうちのひとりにとんでもない大事件が降りかかることになる。
7時を少し回って、トークライブが始まった。
司会の女性、まずは安蘭けいさんを招き入れた。
タカラジェンヌらしく・・・細い!背が高い!スタイルがいい!顔が小さい!姿勢がいい!
パンツスーツでボーイッシュにしていても、春らしいベージュのインナーが女性らしさを漂わせ、
身のこなしも舞台で見せるような感じではなく、至ってフツーの女性。
これが、舞台に立つとびっくりするくらいオトコマエなんだよね。
5分ほどトークが続いて、
「それでは安蘭さんが"是非に"と白羽の矢を立てたのは!
日本の音楽界の最先端をいくロックバンドGLAYのリーダー、TAKUROさんです!」
とドハデな紹介でTAKUROを招き入れた。
会場からはTAKUROが出てくる前から「ひゅ〜」なんて、意味不明な歓声があがってた。
腰丈の黒いボタンダウンシャツに、黒の少しゆったりした幅のパンツ、
グレーのペッタンコ靴をはいたTAKUROがゆっくり現れると、大歓声がわきあがる。
なんだ!GLAYファン、たくさんいるじゃん!
それにしてもTAKUROさん・・・トークショーなのに胸元が大胆に開いてます。
みぞおちくらいまで見えます・・・(鼻血)
私があの距離でそんな姿のTAKUROと対談なんてしたら・・・
考えただけで、卒倒しそうです。
司会者(以下、司):「現在コンサートツアー中のGLAYの男役・・・あっ、すみません。男性なのに〜」
TAKURO(以下、TA):宝塚の男役さんみたいに大げさにオトコマエなポーズをとる。
いきなり司会者さんの大ボケトークから始まりました。
安蘭さんとTAKUROは共通の友人、唐沢寿明さんを通じて知り合ったそうで、
今回のトークライブは主催者から安蘭さんへ出演要請があり、
それを受けた安蘭さんが「ぜひ、TAKUROさんと」と伝えて実現したそう。
「TAKUROさん」「瞳子(とうこ)さん」(安蘭さんの本名)と呼びあう飲み友達とか。
舞台に向かって左に安蘭さん、右にTAKUROが座ってマイク片手にトークスタート!
最初の話題はTAKUROが見に行った安蘭さんの舞台について・・・。
宝塚にも興味があるんだけど、女性ばかりなのでなかなか見にいけなかったTAKUROさん、
ようやく安蘭さんの舞台をみて、ものすごく感動したそうです。
安蘭さん(以下、安):「この前、舞台見に来てくれたんですよね?どうでした?」
TA:「とう子さん、めちゃくちゃオトコマエなんだもん。"捨てないでぇ"なんて言ってる情けない世の男どもに見習わせないと!」
安:「あはははははっ!」
TA:「オレ、すごい感動して思わず立ち上がりそうになったのに、
誰もスタンディングオベーションしてない。しないもんなんですか?」
安:「ええ!してくれればよかったじゃないですか!」
TA:「いいんですか?じゃあ、次は5月でしたっけ??次見に行って感動したら(←ここ大きな声で)、立ちあがって拍手します!
なので、ひょろっとした背の高いのが立ちあがったら"あ〜、TAKUROがきてるんだな"ぐらいに思っといてください」
安蘭さんの舞台の話はまだまだ続いて・・・
安:「何がそんなによかったです?」
TA:「歌ですかね〜。ほんとに一音一音、一言一言はっきり歌ってて・・・」
会場(以下、会)「クスクスクスクスクスクス・・・」(クスクス笑いだすGLAYファン)
TA:「(笑う会場をみて)なんで笑うの・・・?あっ!うちのボーカル、カツゼツ悪いから??」
なんてやりとりがあったり、安蘭さんが今日やらかしてしまった失敗談を話してくれたのを受けて、
安:「GLAYのみなさんも、なんか失敗したりするんですか?」
TA:「ええ、ありますよ。昨日の埼玉のライブで・・・」
安:「ホカホカなんだ!(失敗したて・・・という意味)」
TA:「ええ、ホカホカ(笑)。普通"楽しい時間は止まって欲しい"っていうじゃないですか。
それをうちのボーカルが"楽しい時間は止まらないで欲しい"ってMCで言ったんですよ」
安:「あはははははっ!」
TA:「ライブが終わって、あれは"止まって欲しい"でしょ?って言ったら、
"そんなこと言ったっけ?忘れちゃった〜"って言うんですよ」
安:「TERUさんって・・・天然なんですね〜」
TA:「そーっ。彼がいるからバンド続けられるんですよ」
なんて、埼玉のTERU語録を引き合いにだして、TERUの天然具合をヅカファンのみなさんの披露してました。
ヅカファンのみなさまに、TERUはどんな風に写ったかしら?
安:「GLAYのメンバーってほんっとに仲いいんですね〜。ケンカとかしないんですか?」
TA:「う〜ん・・・デビュー前後とかはケンカすることもありましたけど、最近はないですねえ。
"これを言うと相手は怒るな"っていう境界線みたいなものを、みんなよくわかってるんですよね。
大人になったんですかねえ(笑)」
安:「どれくらいのつきあいになるんですか?」
TA:「そうですねえ・・・TERUに至っては小学生ぐらいからの付き合いですからね。彼のことなら何でも知ってますよ」
安:「え、何でも?」
TA:「うん、何でも!初キスの相手とか、フラれて泣いた夜のこととか!」
安:「あはははははははっ!」
TA:「解散したらソッコー暴露本出すことになってます、だから解散できないんですよ(笑)」
なんてトークもあったりして、暴露本楽しみなような・・・でも解散は困るし・・・。
それにしても安蘭さん、よく笑う方です。
ちなみにJIROのことは・・・
TA:「JIROはね、何でもハッキリとモノを言うタイプですね。曲を作ってメンバーにいろいろ聞かせるでしょ?
そしたらJIROが"だから、TAKUROくんの音楽は古いんだよ!"って・・・。
それが後に"HOWEVER"って曲になるんですけど、あの時は相当へこみましたね」
と言っておりました。またHISASHIについては・・・
TA:「あの人はね〜、ラジオなのに"こーんな大きくて"なんて手振りして話すようなヤツなんで、
必然的に僕が話をする機会が増えたんです」
と暴露しておりました。
3〜40分トークが進んだところで、TAKUROさんはあることに気がつきました。
そーです、今日のホスト役は安蘭さんなのに、ほとんど自分がしゃべりまくってて、
安蘭さんはさっきから相槌をうつのと、笑うぐらいしか声を発していないことに!
TA:「今日って僕は呼ばれたほうなんですよね?とう子さん、ホスト役なんですよね?」
安:「えっ、ホストって男の人じゃないですか〜(スネッ)」
どうやら安蘭さんは「ホスト」=「男性のおもてなし係り」と素直に思い込んでたらしく、
唇をとがらせてすねてました。TERUに負けず劣らずの「天然」素材とお見受けいたしました。
ようやく話題を安蘭さんに振るTAKURO。
TA:「とう子さんは岐阜の出身でしたよね?」
安:「えっ?岐阜??滋賀です、滋賀!」
TA:「あっ、滋賀でしたっけ?ま、2文字つながりってことで(笑)」
安:「・・・って2文字ってことしかあってないし!(笑)」
TA:「僕に滋賀のいいとこ、教えてくださいよっ」
安:「いいところ?滋賀ってね、場所わかります?」
TA:「えーっと・・・・・・(目が宙を泳ぐ)・・・すっ、すみませんっ」
安:「京都の隣にあるんですよ。しってます?京都?」(←真顔)
TA:「・・・京都ぐらいしってますよ!滋賀のいいところを教えてくださいよっ」
安:「えーっと・・・琵琶湖があります!知ってます?琵琶湖」
TA:「琵琶湖ぐらい知ってますよっ、ツアーで行ったことありますし」
安:「日本で一番大きい湖なんです。大阪とか関西の人って琵琶湖の水を飲んでるんですよっ」
ものすごーく自慢げに話す安蘭さん。「湖なのに波があるし、海水じゃないから、水の中で目が開けられるんです!」と
胸をはっておられました。
この後、少し話は飛びますが、
TA:「とう子さんは函館にきたことありますか?」
安:「宝塚音楽学校ってね、修学旅行が北海道なんです、だから函館もいったことありますよ」
TA:「えー!そうなんですか!!当時知っていれば、どれだけソワソワしたことか〜(><)」
安:「あははははっ。いろいろ行きましたね、時計台とか〜」
TA:「・・・それって・・・札幌じゃあ・・・」
安:「!」
TA:「これでさっきのはオアイコですよ」
安:「さっきのって?」
TA:「滋賀県の場所がわからなかったことです!」
なんて話もありました。ほんとに安蘭さん、天然入ってます。ちなみにこのとき安蘭さんが言いたかったのは函館山のことでした。
TA:「僕らね、高校卒業と同時に東京に行くって決めててね、それでね、この夜景も見納めだな・・・と、
そぉ思って上京する直前に函館山に登ったんですよ。そして、4月に東京にでてきて・・・オレ、普通に就職するために
東京にでてきたんですよ〜。音楽やる前に生活しなきゃって思ってね・・・そしたら、すぐにまさかのホームシック!
すぐに函館に帰っちゃって、あっさり函館山の夜景みたってことがありましたよ。(笑)」
安:「あはははははははっ!」
TA:「・・・っと、こんな感じでいいの?(客席に向かって聞いてる)みんな、楽しい?トークショーなんて初めてだからさ・・・」
客席にまで気を配るTAKUROさんはとってもステキでした。
この他、安蘭さんが宝塚に入ることになったいきさつや、
音楽学校時代、ピアノレッスンがイヤで「腱鞘炎が治らなくて・・・」と仮病を使った話、
TAKUROの子供時代の話(「親戚のおじさんたちに言わせると、"手がかからない子だった"と・・・。
勝手に自分のやりたいこと見つけて、おとなしく遊んでたからかなあ」)、
GLAYのリーダーはどうやって決めたか(「"リーダーやりたい人〜"って言っても誰も手を上げなかったから、自薦で・・・。
てゆーか、GLAY作ったの俺だし・・・」)といった話や
「ライブ中、オレが会場あおりまくっても、TERUがあっちで投げキッスなんかして、みんなもってっちゃうんですよ。
オレはどうすりゃいいの?ってね・・・どうせ、みんなTERUばっか見て、俺なんてみてないんだ」というスネ話など、
しゃべりにしゃべって1時間20分ほど・・・、
冒頭の司会者の女性が「お話はつきませんが・・・」と割って入ってフリートークは終了しました。
ここからは開演前に客席のファンから寄せられた質問に応えるコーナー。
司会者さんに「ここで席替えをします」といわれて、席を入れ替わることに。
スックと席を立ったTAKUROは、先に席をたっていた安蘭さんが、
TAKUROの前を通らなくてはいけないからと移動しにくそうにしているのに気付いたのか、
「どうぞ、お先に」といった感じで左手を今まで自分が座っていた椅子のほうに差し出して、
安蘭さんをエスコート。あらっ!オトコマエー。
一方の安蘭さんはフリートーク中に出されたお茶をTAKUROが元の席に置きっぱなしにしていたのに気付き、
そっと自分のお茶とTAKUROのお茶を入れ替える心遣い。ホントにステキです。
そしてそのお茶に手を伸ばすTAKURO。
コップのお茶が少なくなっていたので、自分で缶からコップに注ぎます、小指が立ってました。
そしてゆっくりお茶を飲むんですが、
なぜか片手にマイクを握り締めたままだったので、
TAKUROがお茶を飲み込む「ゴクゴク」って音が聞こえたり、
喉仏が上下するのが見えたり・・・ホントに近かったです。
さて質問コーナー第一の質問!「安蘭さんはアントニオ猪木さんに平手打ちして欲しいと常々言ってますが、本気ですか?」
安:「(笑)本気です。なんか気合入りそうな気がしません?」
TA:「えー、そうですか?」
安:「あっ!TAKUROさんも平手打ちしてほしいですよね?」
TA:「遠慮しときます!(キッパリ)」
そして第二の質問!「勝負メイクに何分かかりますか?」(会場、ウケてました)
安:「え〜、どのくらいだろう・・・舞台に立つときは1時間くらいはかかります」
TA:「俺たちね、今でこそヘアメイクさんがついてくれてるけど、最初は自分でやってたんですよ。
だからメイクも結構いい加減でね〜。眉毛から下しかやらないの!(笑)だから5分!」
安:「それってドーランですか?」
TA:「いいえ・・・そこら辺にあるヤツで」
司:「え〜、安蘭さんもTAKUROさんも、ぜひKOSEも使っていただいてね(笑)」
としっかり宣伝も忘れない司会者さん。
この後も2つほど質問があったのですが、思い出せないのでパス。
注目のプレゼント大抽選会となりました。
壇上で箱に詰め込まれたアンケート用紙を3人づつ2回選んで
それぞれKOSEの化粧品の当選者の名前を読み上げるTAKUROと安蘭さん。
続いて「安蘭賞」として、最近発売されたばかりの安蘭さんの「パーソナルブック」と
Tシャツにサインを入れたものをプレゼント。
当選した人は安蘭さんから直接手渡しでプレゼントされ、握手。
たまたまヅカファンの方にあたったみたいで、非常にうれしそうにされてました。
そして最後の「TAKURO賞」!これを見事げっちゅーしたのは・・・
そう、わずか数人しかいなかった男性のうちのひとり。
ただ、プレゼントの内容は不明。いったい何がプレゼントされるんだろう・・・と
本人はもちろん、周りの人たちも気にしている中、司会者さんより
「残念ながら外れてしまった人たちにも、お2人からステキな歌のプレゼントがあります!」
とのうれしいお知らせ。
会場が甲高い歓声に包まれる中、スタッフさんがTAKUROの前にマイクスタンドと譜面、
黒(もしくは濃紺)のアコースティックギターを用意してくれてました。
ポロンポロン・・・と軽くギターを爪弾くTAKURO。安蘭さんはTAKUROの斜め前あたりに立ち上がり、
「すみれの花咲く頃」を歌いはじめました。ワンフレーズ歌い終わると曲は「なごり雪」へと・・・。
3月に入っても身を切る冷たい風が吹いていたこの日、
もしも雪が降っていたら、それはまぎれもなく「なごり雪」。
「♪去年より ずっと きれいになった 去年より ずっと きれいになった」
ヅカファンもGLAYファンもうっとり聞きほれているようで、
狭い会場に安蘭さんとTAKUROのハーモニーが美しく響いていました。
GLAYのライブ中でもあんなにはっきりTAKUROの歌声が聞こえることは少ないかもしれません。
足を組み、ギターをしっかり抱えて、ややうつむきかげんで、目を閉じながら歌う姿は
きっとヅカファンのみなさんのハートもがっしりつかんだことでしょう。
盛大な拍手が送られて、TAKUROも安蘭さんもうれしそうでした。
司:「いかがでしたか?とてもスタンダードな曲ですが・・・」
安:「いや〜、緊張しましたね」
TA:「そうですね〜。でも僕も、こんなスタンダードと呼ばれる曲が作りたいですね」
会:(拍手!なんだかこの言葉にジーンときてしまいました)
司:「さて、さきほど発表しましたTAKUROさんからのプレゼントなんですが、
商品はTAKUROさんから発表していただけますか?」
TA:「では、今、使ったこのギターを・・・」
会:「ええ─────────→っ(驚)」
司:「では当選した○○さん、せっかくですからね、TAKUROさんから直接・・・どうぞどうぞ壇上へ。
ちなみにTAKUROさん、このギターはいつも使ってる愛用のギターですか?」
TA:「えっ・・・え・・・まあ・・・あ・・・ハイ・・・そうです・・・」
会:(苦笑・・・)
会場中の大注目をあびながらその男性は壇上へあがりました。
「せっかくですからね、サインなんかもいれていただきましょうね」と司会者さんから
シルバーのマーカーを渡されたTAKUROは自らギターを抱え、マーカーのフタをとり・・・と
とってもサインしにくそう。スタッフがギターを支えてようやくクルクルッとサインをいれ、
一旦客席の方にみせてから手渡していました。もちろん堅い握手付。
司:「すごいですね〜。男性ってほんの少ししかいないのに!」
当選者(以下、当):「はい・・・」(興奮気味に)
司:「今日はどなたとご一緒に?彼女ですか?」
当:「はい・・・」
司:「・・・ってことはぁ〜・・・(意味ありげに笑う)あっ、証拠写真、証拠写真ね」
ステージの前にカメラマンがいて、当選した彼は再びTAKUROと固い握手を交わしているところを
記念写真におさまっていました。撮影が終わってステージから降りるときも自らもう一度TAKUROに
握手を求め、都合3回の握手。うらやましいです。
「まあ、男性に当たったということで、GLAYファンのみなさん、これでうらみっこなしってことで
本日もありがとうございました」と司会者さんの締めの言葉でトークライブは終了し、
安蘭さんとTAKUROは並んで舞台袖に消えていきました。
最後に客席に手をふってくれた安蘭さんのキュートな笑顔がとてもステキでした。
さて、先ほど見事TAKUROのギターをGETした男性。
席に戻るなりまわりの人ばかりでなく、あっちこっちから人が集まってきて、
あっという間に大勢の女性に囲まれ、ギターは触られまくるし、
カメラ付ケイタイでバシバシ写真とられるし・・・で大変そうでしたね。
でもきっといい思い出になることでしょう。
これをきっかけにギターなんかはじめてくれたらいいですね。
トークライブ終了後、宝塚恒例の「出待ち」をしてみました。
ホールの裏手に回るとすでに数十人のファンのみなさんがいました。
みんな騒ぐこともなく、整然と並んで待ってました。
デジカメ片手に待っている人は珍しくないけれど、
ビデオカメラ片手に待ってる人が数名いて驚きましたよ。
待つこと30分近く、一台の車が楽屋出入り口に横付けされ、
スタッフの男性が「すみません、写真はカンベンしてください」と声をかけてました。
みんな大人しく鞄の中にしまいます。
ほどなく安蘭さんが姿をあらわして、軽く手を振って車の助手席に乗り込みました。
え?後部座席じゃないんですか?
車が車寄せを私たちの方へ走ってきます。
えー??目の前通るんですか??
ファンが列をなす数メートル手前で車は急にスピードダウン、
助手席の窓が開きました。
えーっ、窓開けてくれるんですか???
いちいち驚く見るからにGLAYファンな私。
安蘭さんはにっこり微笑みながら「ありがとう〜」と手を振って過ぎ去っていきました。
バッチリ目が合っちゃいましたよ。
ほんとにチャーミングな方でした。
聞くところによると、宝塚ではよく見られる光景とか・・・。
車が見えなくなると、ヅカファンの皆様は「お疲れ様でした〜」と
上品に声を掛け合い、その場を後にされました。
その整然とした中に、きちんと秩序が保たれている様は、
さすが宝塚!これが「伝統」というものか・・・と感じずにはいられなかった2時間でした。
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