キセキノヨルタチ・・・ ■ ARENA TOUR 2000 "HEAVY GAUGE" ■
= 2000.10.19 in 横浜アリーナ =
横浜アリーナ2日目。
会場前で本日の相棒を待っていると、5歳くらいの男のコが二人、
それぞれTERUとJIROに扮してうれしそうに走りまわっている。
最初はお母さんにムリヤリ着せられたのかと思っていたけれど、そうでもないらしい。
「かわい〜〜〜。一緒に写真とろうよ」と声をかけられると、
イッチョマエにポーズなんかとったりしてにくたらしいけど、かわいい!
そういえば、この日の帰り道で、80才ぐらいのおばあちゃんが
ツアーTシャツを着た孫(?)に手をひかれて歩いているのをみかけたし、
50歳ぐらいのご夫婦がペアでツアーTシャツをきているのもみかけた。
どんどんファンの層が広がってゆくGLAY。
ライブが始まるとドラムセットの前に設置されたセリをステージの下から階段をのぼってメンバーは登場した。
TOSHI、SHIGE、TAKURO、TERU、JIRO、HISASHIの順だったと思う。
HISASHIはまだ真っ暗な客席に向かって大きくガッツポーズをして、定位置についた。
HEAVY GAUGE
隣で見ている彼女はちょうどクリスチャンの人がお祈りしてるような格好で
胸の前で両手を組み、必死でTERUをみつめている。
その両手が次の「FATSOUNDS」のイントロが聞こえた瞬間に、グーに変わって天井に向けられた。
会場から無数に伸びる拳の数々を見ていると、なんだか気持ちいいぐらいだ。
FATSOUNDS
MC
TE 「横浜〜!横浜アリーナ!今日もステージのGLAYはテンション高いぜ〜!」
右に左に歩きながらTERUは会場を指差す。
「アリーナ!」「スタンド!」「センター席!」
「今日はどこまでもブチキレテ行こうぜ!」「バカになるまで壊れようぜ〜!」
「それじゃあ、これぞGLAYっていうのを見せてやるぜ!MERMAIDぉぉぉぉ!」
MERMAID
ビリビリクラッシュメン
「MERMAID」が終わるとJIROがジャンジャン、ベースをならしながらステージの中央にでてきた。
まだまだJIROの誕生日の余韻が残っているのか、ものすごい歓声があがる。
「ビリビリクラッシュメン」はJIROの作曲ということもあってか、ずっと中央で演奏していた。
途中、♪汚れた手で抱きしめた女はもう・・・というくだりで
TERUは客席に背中を向け、あいてる左手で自分の体を抱きしめ、
その手を腰の方にもっていく。
右の肩越しに見えるTERUの表情は
とてもエロティックでまわりの女性ファン(あ、私も含めて)から黄色い歓声が上がっていた。
その後、ゆっくりとTAKURO側のステージ端に歩いていって、早くも投げKISSを2.3発お見舞いしていた。
いったん照明が落ちる。
今日はステージまでかなり距離があるので、何をしているのかはわからいない。
生きがい
SPECIAL THANKS
再びステージが真っ暗になる。
ちょっと長い暗闇の時間が過ぎるとステージを縁取るように設置されたフレームに綺麗な模様が浮かび上がる。
ふんわり柔らかい音が耳に心地よい「SPECIAL THANKS」。
しばらく時間があって、ステージが明るくなるとTERUがギターを抱えて立っていた。
MC(何を言ったかわすれてしまいました)
とまどい
TAKURO ピアノソロ〜BE WITH YOU
TAKUROを頭上からピンスポットが照らす。
目深にかぶったテンガロンで顔はほとんどみえない。
昨日のライブまでは秋らしいしっとりとものかなしげな曲を演奏していたが、今日は少しさわやかな曲。
会場のファンも息をするのを忘れているかのように聞き入っていた。
最後のピアノの音がゆっくりと会場に溶けこんでいったあと、ドラムのカウントがはいった。
♪ あなたに会えたこと 幸せの後先
歓声ともため息とも言えないような声にならない声が響いた。
まさか「BE WITH YOU」が演奏されるとは思っていなかったから、体が震えるほどうれしかった。
みんなにもGLAYファンになったきっかけの曲ってあるでしょ?
「BE WITH YOU」が私がGLAYファンになるきっかけになった曲だった。
首に筋をつくりながら、時折眉間にシワをよせて歌い上げるTERU。
周囲からも鼻をすする音が聞こえる。
割れるような拍手が起こる。
明るくなるとそっと目元をタオルでぬぐう女の子の姿があちこちで見られた。
TE 「え〜・・・来月でツアーが終わったら、GLAYはレコーディングに入ろうかな?と思ってるんだけど。
それで新しい曲もできたんで、これもライブでみんなに聞いてもらってみんなからパワーをもらおうかなっと。
この曲は恐らく来月あたりに発売されるんじゃないかな?それでは聞いてください。Missing You」
Missing You
LEVEL DEVIL
ROCK ICON
VJ
最近ではVJの間にTERUのスキャット(?)が入るようになった。
VJの内容は雑誌を見てロマンチックなデートになぜか「外人墓地」にやってきたカップル。
「愛してるよ・・・」「私も・・・」なんて会話をしていると、ヒタヒタと彼の背後にしのびよる、無数の影・・・
彼の運命やいかに??という内容なんだけど、詳しくは次回。
誘惑〜TOSHIソロ〜JIROソロ〜TAKUROソロ
「pure soul」のホールツアーでは時に10分以上にわたるソロを披露してくれたというTOSHI。
あれだけのタムタムやシンバルを両手両足のみですべてたたいているとは思えないほどだった。
かなりの長さになったので「いったい何が始まるんだろう・・・」というファンの期待は大きく膨らむ一方だった。
TAKUROのギターソロが終わるころ、TERUの「LOVE SLAVE」という甘いささやくような声が聞こえる。
きゃー!という大歓声の中、かなり変則的な調子にアレンジされた「LOVE SLAVE」が響く。
私は名古屋の「TERUバースデーライブ」の際に、
TERUが言った「オマエラを、愛の奴隷にしてやるぜ〜!」というMCを思い出してすっかりおかしくなってしまった。
LOVE SLAVE
サバイバル
MC
いったん落とされた照明が再びステージを照らすと、ここでライブの場面が変わったことを示しているようだった。
あちこち走りまわっていたメンバーもそれぞれ所定の位置に戻っている。
ここでのTERUのMCはいつもここまで一緒に楽しんできた客席のみんなに「次が最後の曲です」と告げる。
そして「明日からもまた頑張ろう」と思わせてくれるような、暖かいメッセージを送ってくれる。
TE 「みんなもね、なかなか前に進めなくて辛いとき、そんなときはGLAYのライブにきてたくさんの元気をもらって頑張ってください。
一緒に頑張っていきましょう。
そんな思いを込めて、俺達がとても大切にしている曲を贈ります。Will Be King」
もう気がついている人も多いと思うが、「Will Be King」の前半から後半にうつるとき、
後ろのモニターにうつっているのは1999年7月31日のあの幕張の風景だ。
上空からカメラを回していると真っ暗な世界の中にぽつぽつとオフィスビルの明かりが見える。
やがてヘリがゆっくり旋回すると一ヶ所だけ赤いライトで照らされたスペースが見える。
「俺達がとても大切にしている曲」というMCの後に「あの日」の映像が目に入ってくると、
どんなにこらえていても目頭が熱くなるのを感じる。
あの日があったからこそ生まれたというアルバム「HEAVY GAUGE」が生まれて、明日でちょうど1年だ。
HEAVY GAUGE
FATSOUNDS
MERMAID
ビリビリクラッシュメン
生きがい
SPECIAL THANKS
とまどい
TAKUROピアノソロ〜BE WITH YOU
Missing You
LEVEL DEVIL
ROCK ICON
VJタイム
誘惑〜TOSHIソロ〜JIROソロ〜TAKUROソロ
LOVE SLAVE
サバイバル
Will Be King
新曲(WET DREAM)
生きてく強さ
SHUTTER SPEEDSのテーマ
ACID HEAD
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