セキノヨルタチ・・・ ■ ARENA TOUR 2004 "THE FRUSTRATED -extreme- ■


= 2004.10.03 in 埼玉スーパーアリーナ =

さいたまスーパーアリーナ2日目。
正直なところ、やっぱり遠い・・・、次回ここで2daysあったときには泊まりに決定。 そんなわけで2時間程度かかる電車内で相方と昨日の豪華なセットリストの話で盛り上がった。 「あの曲が聞けるなんて思わなかったね〜」とか「そういえばあの曲はいまだに生で聞いたことないよね」とか。 そんな中で相方が言ったのは「今日は"a boy"とか"カナリア"とか聞きたいね」。 そして私が言ったのが「"原色の空"なんかもいいね」・・・。 まさか、この後実現することになろうとは・・・。


さて、この日は雨、そして寒い。暖かいお茶を買って会場内に入った。 今日は400LV、昨日の席の真上あたりかな。 席について思った、ステージに近いとか遠いとかは関係ない。 私は高いところが怖いの!なのに、こんなときに限って端っこ席。 開演時間が近づくにつれて奥の席の人が「ちょっとすみませーん」と前を通っていく。 そのたびに立ち上がり、背もたれにしがみつきながらやりすごしてた。 早く始まってくれ〜、始まりさえすれば「高い」とか「低い」とか関係なくなるから。


開演時間をずいぶん押して「THE FRUSTRATED」からスタート。 立ち上がると自分の身長分、目線がさらに高くなるのでしばらくの間はできるだけ後ろに後ろに立とうとする。 ふくらはぎを椅子の座面からできるだけ離さないようにしていた。 ゆ・・・ゆれてる!ゆれてる!昨日より多目にゆれてる〜〜〜〜〜っ!! 覗いたオペラグラスのレンズの真ん中にTAKUROがいたはずなのに、 周りが激しく揺れるもんだからいつの間にか勝手にフレームアウトしてる。 早く慣れないかな、一緒に飛んだら大丈夫かな、などと考える。


この後「Blue Jean」までのセットリストは同じで、その後昨日と同じく暗転。 どこかで聞いたことあるような、ないようなそんなイントロ、「a boy」だった。 まさか!な思いだった。 曲が終わると少し間があって、低いベースの音が二つ。 えー、まさかっ!まさかっ!「カナリア」だった。 どちらも初めてライブで聞いた。椅子に腰を下ろしてゆっくりと聞いてた。


その後「coyote〜」まではまた昨日と同じセットリスト。 この頃にはすっかり高さにも慣れてきて(・・・というより、ライブに集中してきたのか忘れてた)、 前の席の背もたれにつかまって(←それでもどこかにつかまっている)ピョンピョン飛び跳ねていた。 続いた曲がなんと「原色の空」。 イントロを聞いた瞬間、相方と顔を見合わせた。 つい数時間前に「やったらいいよね」と言っていた曲すべてが演奏されたから。 本当に今回のライブはセットリストが超豪華! 初期の頃からのファンにも、最近ファンになったにも、ましてや初めて来た人にも きっときっと楽しんでもらえるライブだと思う。 ほんとに、いい曲いっぱいあるな〜(感涙)


「こうして昔の曲を10年たった今も演奏できることをとてもうれしく思います。 GLAYはずっと続けていかないとだめだねっ」


短めのTAKUROのMCの後、「STREET LIFE」から昨日と同じセットリストで本編が終了。 今日も「ピーク果てしなく〜」の間奏部分は大半の人がモニョモニョ状態。 TERUの「もっと〜!」と客席を煽る生声がこの400LVの高さまで確かに聞こえてきたほど よく出ていたから、とてももどかしくもったいないな〜と思う。 そうそう、昨日相方がこの部分を「もっと売り上げたら〜♪」って聞こえるといったものだから 今日は本当にそんな風に聞こえてきて、「ね?そう聞こえるでしょ?」という相方と笑いを必死でこらえていた。


アンコールに入ると間髪いれずにウェーブ。 昨日はバラバラだったアリーナのウェーブが今日は気合が入ってるみたいでキレイだった。 400LVのスタンドでも少々控えめな波が何度か通りすぎた後、 どこからともなく「アンコール!」の声が大きくなり、ぴったりそろってきた。


「盛大なアンコールありがとう!いやあ、そろうもんだね」


TERUも驚いていた。 今日もアンコール1曲目は新曲。 今日は耳が慣れたからか、ちゃんと「ホワイトロード」というタイトルも大部分の歌詞も聞き取れた。 やっぱり、GLAYのライブは昨日より今日、今日より明日!だと思う。 本当に代々木のときにはどんな風に成長しているかが楽しみで仕方ない。


再びアンコールをはさんで最後の曲「南東風」。 TERUが振りを説明しようとしたのか、マイクを握り締めて口元にもっていって、 何かを叫ぼうとしたその瞬間、ステージから一番遠い正面の席を指さした姿勢で一時停止してしまった。


「・・・あっ、今一番後ろの席の人の顔がはっきり見えたからびっくりした。 俺って視力が5.0とかあるかもしれない。503とか504とかもちゃんと見えてるからねっ」 (503とか504とかいうのはステージから一番遠い場所にある出入り口の番号)


「え〜、それじゃ"南東風"のダンスなんだけどね、 昨日やってみて、みんなが困惑してる様子が手に取るようによくわかりました。 みんな、最初にどっちの手をあげたらいいのか迷ってるんでしょ? 自分はこっちと思っても、前の人とか周りを見たら反対だから、あ、あれ?・・・とかね。(笑) だから俺が決めます!みんなは俺の見た目と同じ方の手をあげることに今決めました。」


そうそう!昨日イマイチ振りがしっくり来なかったのは、最初にどっちの手をあげたらいいのかわからなかったから。 TERUが右手を上げたら自分も右手をあげるのか、それとも鏡に映したように左手をあげるのか・・・。 みんな思い思い勝手に手を上げていたので、周りの人と手がぶつかってたいへんだったんだよ。 今日はこうして最初にあげるべき手が決まったので、みんなバッチリ!・・・と思ったら・・・。 「ジリジリとジリジリと・・・」の部分にくると、動作が速いのでどっちの手からあげたらいいのかわからなくてバラバラに。


「90点!まだまだここんところ(上の「ジリジリと〜」の部分)が微妙なんだよね〜」


TERU先生の採点は厳しい。 これからライブに参加する方、高得点を得るポイントはこの部分にあるらしい。 バッチリ決めて満点を目指してください! あと、タオルと持っていくと、より楽しめるかもしれませんよ。 どこで使うかは、行ってみてのお楽しみで。


私と相方はメンバーがステージを降りるとすぐに席を離れた。 最後の「so far〜」が聞けないのはちょっと悲しかったけれど、 やはり家が遠いし、翌日の仕事に備えて早めに退席することにした。 廊下にでると同じことを考えているファンがたくさん歩いていて 漏れ聞こえてくる「so far〜」を口ずさみながら出口に急いだ。 今までたくさんのライブに参加したけれど、こんなに後ろ髪引かれる想いだったのは初めて。 本当に、本当に次の代々木のライブが楽しみだ。

■ セットリスト ■

THE FRUSTRATED
ALL I WANT
MERMAID
天使のわけまえ
BLAST
Blue Jean
a boy〜ずっと忘れない〜
カナリア
SPECIAL THANKS
Missing You
WET DREAM
coyote,colored darkness
原色の空<Cloudy Sky>
STREET LIFE
ALL STANDARD IS YOU
軌跡の果て
Runaway Runaway
Billionaire Champagne Miles Away
ピーク果てしなく ソウル限りなく
BUGS IN MY HEAD
HIGHCOMMUNICATIONS

■ アンコール1 ■

ホワイトロード(新曲)
口唇
彼女の"Modern・・・"
BEAUTIFUL DREAMER

■ アンコール2 ■

南東風

■ エンディング ■

so far yet and so close


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