企画<おもしろCMを考えよう!>

KAT−TUN編:考察
 今、Jr内ユニットの中で最も売り出し中のグループ、それが『KAT−TUN』だ。そのメンバーは、亀梨和也、赤西仁、田中聖、田口淳之介、上田竜也、中丸雄一である。彼らは現在「KAT−TUN」としてポップジャムや少年倶楽部などで活躍中であるのだが、イマイチ『インパクト性』に欠けているような気がする。確かに今期(2001春)のJrコンではその喚声が他のユニットより大きかったようだが、それでもまだまだ人気のほどは・・・生田氏や山下氏ソロに比べていかばかりのものか・・・。

 そこで、彼らをもっと売り出すべく、『CMに起用してもらおう!大作戦』をとることにした。断っておくが、私は「KAT−TUN」は範囲外であるため、多少無理な考えがあるかもしれない。なので、さらりと流して読んで頂いた方が無難だと思われる。気分を害されるような方は、どうぞこのウインドウを閉じて頂きたい。

 それでは、どんなCMが良いのか、具体的に考えてみよう。

 まず、グループ全員を使うというのが絶対の条件だ。しかし全部で6人。TOKIOや嵐は5人全員でCMに出ているが、V6は過去に1回限りしか全員参加のCMに出演していない。それは、おそらく『6人』という大所帯のせいで、どうしてもうまく撮れないという『苦労』があったのではないだろうか。
 彼らはあくまで『ジャニタレ』。グループの中でひとりを贔屓にして撮れば、たちまち
苦情の電話などが殺到することうけあいだ。CM制作者側もおちおちしていられない。だから人数が多くなればなるほど、その映す割合などを細かく考えないといけなく、苦労が絶えない。だから大所帯グループは敬遠されるのであろう。
 しか――し!!そこで端から諦めてはいけない。6人が『大所帯』ならば、逆に
それを生かした撮りをすれば良いのだ。

 『KAT−TUN』をどういう路線で売って行く気なのか、今のところ私には見えてこないのだが、とりあえずTOKIO路線嵐路線の2パターンで考えてみる。「同じ6人ならV6と同じように考えるべきでは?」と思われるかもしれないが、『KAT−TUN』は彼らの路線とは明らかに違う。なぜならV6は最初から『上のグループ』『下のグループ』『合わせたグループ』という3パターンでの売り出しをしたからである。『KAT−TUN』は別に3パターンに分かれているというようでもないので、まったくの別スタンスのグループであると考えられる為、5人組の路線と同じ扱いをすることにしたのだ。そこのところご了承願いたい。

 では、まず年齢が近い『嵐路線』から考えていく。嵐のCMといったら『マクドナルド』。ではそれに対抗し、『ロッテリア』もしくは『モスバーガー』などはどうか?
 学生服に身を包んだ彼らの食事シーンは、なかなか
爽やかでいい感じだ。だが、いかんせ6人という『大所帯』。食べるシーンですら6人一緒の画面に入れるのは厄介だ。しかも各個人のアップに、まだデビューしていないJrが耐えられるのかどうか・・・。また、同じ業界のライバル店同士のCMに嵐とJrが別口で出演するとなると、話題性には事欠かないが、ファン同士の揉め事や抗争を引き起こしかねない
 また、同じような撮り方では、『真似した』などと
言い掛かりをつけられる恐れもある。だからといって、『マクドナルド』のCMを後継するのもどうかと思われる。おそらく嵐ファンから不平が漏れるだろう。
 結果的に、年齢が近いだけに『嵐路線』は
危険が付き物であるように思われる。なるべく力の弱い非デビューユニットは、デビュー組に逆らわないように生きた方が賢明なのだ。
 なに、それがデビューしたかしてないかの、厳しいジャニタレの世界なのである。彼らも荒波にもまれて強くなるのだ!

 ということで、次に『TOKIO路線』で考えてみよう。TOKIOとJrのファンが被っているというのはあまり聞かない。年齢層的にもあまり被らないので、これは案外平和なのかもしれない・・・!
 TOKIOと言ったら、『プレサリオ』『進研ゼミ』『キリンラガー』『ベープ』などのCMが記憶に新しい。『プレサリオ』はおそらくユーザーの年齢層と彼らの年齢が一致した為、起用されたのではないかと思われる。ということは、まだ10代の『KAT−TUN』には
早すぎる。そういったわけで、早くもPC関係のCMは不向きであることがわかる。
 では『進研ゼミ』はどうだろうか?これなんて
年代的にはバッチリだ!・・・だが、ひとつ問題がある。彼らは中学生もしくは小学生を応援できる立場なのか?!ということだ。彼らだって進学の問題にぶち当たっているのではないか。そんな状態の彼らが『進研ゼミ』のCMをしたところで、イメージアップには繋がらないだろう。そんなCMに出たのに、本人たちが進級や進学が出来なかったら、お粗末な話だ。
 それにTOKIOメンバーの世間一般のイメージは『頼れるお兄さん』らしい(雑誌『日経エンタテイメント!』参照)。だからこそ世の悩める中学生を相手にしたCMに説得力が出るのだろう。それに松岡氏の母は某通信教育に関わっていたようだし・・・。そういったわけで、これまた『KAT−TUN』には
不向きであることがわかる。
 そして『キリンラガー』は
年齢的に論外だ。
 では『ベープマット』はどうだろうか?これは年齢にも関係なく、大所帯であることにも別に支障はなさそうだ。逆に、6人が寝られる場所でも『ベープ』が効くとなれば、それこそ
宣伝効果は絶大だ。TOKIOが出ていたCMも、おもしろおかしくグループの様子を表しており、これはユニットのイイ雰囲気を押し出すにも効果があると思われる。

 ということで、まずは先輩の後継CM、『ベープマット』に決定。それともうひとつ、ここではまだ明かさないが、彼らの個性を生かしたCMの計2本で考えていこうと思う。    

<次回に続く>

 

 

KAT−TUN編:決定!
 ということで、KAT−TUNには2本のCMに出演して欲しいという企画が出来上がった。そこで、この場を借りてそのCMを「放送」してみようと思う。

ベープマット=夜は寝苦しい編=    

 だだっ広い田舎の日本家屋に、横一列で眠るKAT−TUN。カメラがその並んだ足の裏を右から左へ移動しながら撮影。その時、「プーン」と蚊の音が右から左へ。

赤西:あ゛ーーーっ!(と跳ね起きて蚊を叩く→叩けず)
   :
順番に跳ね起きていくKAT−TUN(手前の赤西ナメ)
全員:眠れねーーーー!!(と天に向かって円になって叫ぶ)
亀梨:あ・・・(コンセントの抜けたベープ発見。手前にベープアップで)
   :
中丸上田田口ベープを覗き込み、田中がスイッチオン!
全員:眠れるーーー・・・・・・(満足げに転がる。足側から撮影)

 カメラ、眠るKAT−TUNを上から左→右へと写す。皆満足した顔である。最後にベープのアップでバックのKAT−TUNをぼかして「ピンポン♪」と。

●このCMの利点●
 何と言っても、
眠る姿!「裸の少年」の可愛らしいパジャマ姿を、なんとCMでも拝めちゃうと言うありがたいもの。ちなみに寝ている順番は、一番上手側に赤西がいれば、あとは自由なので、皆さんの好きに並べて欲しい。最後のシーンでは、かわいく「素」で寝ている姿を是非撮って欲しいものである。これでKAT−TUNの仲の良さをアピールしておくのも悪くない。

資生堂ジェレイド=誰がイチバン?編=

 おしゃれで綺麗なレストルーム。鏡の前で合コン中らしき赤西、亀梨、田中が髪をいじりながら談笑。

亀梨「てか、やっぱ俺で決まりっしょ!」
赤西「バーカ、俺に決まりだろ」
田中「ふたりともわかってないよね〜俺だよ!俺!」

 と、そこへ髪のセットが終わっていない(イケてない)田口中丸上田が3人を押しのけながら鏡の前に現れる。そして鏡の前でおもむろにジェレイドで髪をセット。

赤西亀梨田中:おお〜〜〜・・・(感心した口ぶりで)

 驚く3人を尻目に、完成してカッコ良く決めた田口中丸上田が出て行く。大慌てで、置いていかれたジェレイドのムースとスプレーを取り合う赤西亀梨田中

赤西亀梨田中(ジェレイドでカッコ良く決め)お待たせ!(と言って着席)

「しせ〜いどう♪ジェレイド〜〜〜♪」といつもの曲が商品のアップとともに流れる。

中丸:ワックスも、出た!(と言ってワックスを持ち微笑むwith田口上田

●このCMの利点●
 これはあの先輩・堂本剛出演のCMである。化粧品のCMは、
ナルシスト集団=KAT−TUNの独壇場と言ってもいいかもしれない!私は心からそう思う。おそらくジェレイドを使う世代とも年齢が一致しているKAT−TUNは、コレだけでなく新たな男性向け化粧品のCMに引っ張りダコになるのではないかと予想される。その先駆けとして、是非ともこのCMで使って頂きたい。
 ちなみに、赤西たちが「お待たせ!」というシーンでは、テレビの前に座っている婦女子が、まるで
彼らと合コンしているかのような撮りでお願いしたい。これでファンの心もバッチリ掴めるってモノだ!

 以上、これらが私の考えたKAT−TUNの出演CM企画である。苦情や批判はあるだろうケド、まあ大目に見ていただければありがたい。さらに新たな考えが浮かんだら発表していこうと思うので、それまで乞うご期待!としておいてもらおうか・・・(苦笑)。  

<CM企画“KAT−TUN編”終了>

 

ここまでお付き合いくださってありがとうございました。