■長編小説終了によせて・・・■

結果オーライ
大野探偵事務所です!

>>>制作秘話と感謝の気持ちによるあとがき

かった・・・!とにかく今回の感想はそのひとこと。一応何話かずつ完結の話を集めたので、書いている時はそれほどとは感じられなかったんだけど、まとめると全36話・・・単純計算で9ヶ月分の連載!!(長っ)
 最後までお付き合いくださった皆様には、ホント感謝しております。しかも毎回感想まで頂けて・・・本当に幸せでした。ありがとう!大好きな3人を自由に動かすことができて、私も書いていて楽しかったです。本来ならここで「大満足でした!」って言えるはずなんだけど・・・実は・・・ちょっと心残りもあったりするんだよねぇ(><)。

言うのも、前回の嵐小説(『炎の慟哭』)では、ひとつの事件を追って、それの解決イコール物語の完結と、終着点がハッキリしてたじゃない?それが今回のは、「これにて終了ー」っていう明確なゴールがなかったわけですよ。一応「コメディドラマ」を目指してたし。そのせいで、どうにもまとめがうまくいかなかった(><)。どこで切上げるべきなのか、非常に迷いましたね。
 でも逆に、一つ一つを深く掘り下げて書くことも可能なわけで・・・。でもそんなことしてたら、ますます終わりが見えないっつー・・・ジレンマ?もっともっと私に短編小説の才能があれば良かったんだけど、どうもそれが不足していたようです。こんなにメチャクチャやってても、まだまだ書き足りない!ってところがあるんですよぉ・・・(TдT)。

ントは、それぞれの人物をもっと細かく書いていく予定でした。だってちゃんと細かい設定も考えてたし。その設定に合わせた話も考えていたんですけど・・・割愛(><)。大野を中心にしていくのが精一杯でした。ガクリ。話題に出ていた「3年前の事件」についても、じつはそれなりの設定が用意されてました。でも、まだ発表できる段階ではないんです。じつは骨格しか決まってない状況でして・・・けどその時点で考えても、とても簡単に盛り込めるような話ではありません。たぶん、その話だけで『炎の慟哭』分くらいはいくだろうな、って勢い。だからこれまたさらりと触れた程度にしてしまったわけです。ま、「未解決事件」ということで(^^; 仮にも大野たちの出会いのきっかけであり、大野が探偵として目覚める重要な事件でもあるからね。私も半端な気持ちで取り組むわけにはいきませんし。これは・・・きっと・・・いやいや、このことに関してはリベンジマッチの必要がありますね!(笑)

れと大野に関する謎も残したままですね。・・・そう、「パトロン説」(笑)。いや、これについては、もうハッきり応えられます。ズバリ「います」と。だって、私立探偵として起業したばかりの大野が、都内(一応そういうイメージでした)の駅前という最高の立地条件で事務所作ることなんてできるわけないですもん。だから、その費用を肩代わりしている人物がいるというわけです。・・・最後にチラリと出てましたよね。そう、大野の電話の相手。それが大野探偵事務所を影で支えている人なんです。「とある交響楽団のヴァイオリン奏者で、日独ハーフの23歳、コンサートマスターとして活躍中」というその人。なぜその人物が大野の面倒を見ているかといいますと、じつはこれにもひとつ事件が関係してまして・・・。大野がその人の“絶体絶命のピンチ”を救ったということから交流が始まり、今に至っているという裏設定があるんです。ま、この話も残念ながら割愛。これまた少々長くなりそうな話でしたので。

ノ原と良知についても、もっと深く掘り下げられれば面白かったんですけどね〜。キャラクター設定を生かしきれなかった感があって、じつに残念です。井ノ原はもっとふざけた感じにした方が良かったように思うんですけど、なにしろ私が好きだからさー(笑)、どうしても「オイシイ役」にしちゃいがちだったんだよね〜。そんなんで、大野にとっては便利な「刑事」さんだったわけです。良知に関しても、まだ書き込みが足りなかったかな。もっとマニア振りを前面に押し出しても良かったんじゃないかな、と。でも、コスプレマニアなんてあまり探偵にとっては有意義じゃないような気がしてね・・・(−−; いや、なんかそれこそ潜入捜査とか尾行とかには役立ちそうだけど・・・実際の探偵業って、もっと地味な事務的作業が多いじゃない?人探しとかストーカー対策とか。だからそれほど活躍する場は作れなかったんですよね。残念(><)。

も、結果的に3人をうまく組み合わせられたと思う。最初は厳しいかと思ってたけど、今ではこの3人が一緒にいないのが、不思議なくらいに感じられるもんね(^^)。イラスト描いててもそう思う。どうやらようやく3人でいることの不自然さがなくなったみたい。メールとかでも3人で一緒にいるシーンが好き(^0^)って言われましたし(ありがとう!!)。3人がいるシーンには私も力入れましたしね!そこが支持されたとなると、本当に嬉しい限りなのです。

て。最後の最後まで話すのを惜しんだ、“謎を残したこと”についてですけど。じつは・・・これに関しては、スペシャルとして書き下ろそうかなぁと考えているわけであります!!(うおお!自分の首を締める発言) 『3年前の事件』と『Mr.ハリーとの対決』なんかも織り交ぜて、新たな事件を書きたいなあと思っております。・・・ただ、それがいつになるかはわかりません。もっともっと「推理小説!」って言えるくらいの完成度の高いものを目指して、資料集めからやっていこうと考えています。てなわけで、このお話はいずれまた・・・。

後までお付き合いくださって、本当にありがとうございました。途中途中で寄せられた感想メールや、掲示板への温かい書き込み、執筆中の心の支えでした!心から感謝しております。また次の作品ができましたら、どうか目を通してくださいますよう、よろしくお願い致します。それでは、これにてあとがきと代えさせて頂きます。ありがとうございました!

 

>>>各FILE登場人物と裏話

て、巻末おまけと言いましょうか。とりあえずそれぞれのFILEに登場したゲストキャラ(とりあえずジャニタレのみ)と、それにまつわるエトセトラでも載せていきましょう♪お暇な方は目を通してやってください。

なみに、お気づきの方が少なかったようなので(と言っても、最初の連載から読んでくださっていた方には教えたのですが・・・)敢えて言わせて頂くと、各FILEのタイトルは『ベストセラー本のタイトルをもじっている』ということになります。単純つーか、手抜き・・・!?

●FILE1:ケーキはどこへ消えた?!(第1回〜3回)
 ◇宮城俊太、福田悠太、五関晃一、藁谷亮太、服部将也

 同じダンススクールに通う中学生としてゲスト出演。今にして思えば、藁谷さんより将也が年下扱いなのはおかしいのかな!?って感じ(笑)。でも、私の中のイメージでは、まだみんな中学生くらいなんだよね〜(^^; ちなみにケーキ屋『デネブ』は実在しません(笑)。ただ、この時から注目して欲しいのは、小説に登場する店の名前が、全部星の名前だということなんですよ(^^)。その始まりがコレだったんですね。

●FILE2:限りなく黒に近いグレー(第4回〜8回)
 ◇MA(町田慎吾、秋山純、米花剛史、屋良朝幸)

 な、なんとMAがホスト役・・・はまり過ぎとのお言葉を頂戴しました(笑)。しかもどちらかと言ったら、アッキーはマネージャー役ってとこも。仲の良い、大人な付き合いのできるMAというのを書いてみたかったのです。それにしてもこの話を書いた後で、レバ子の訃報を知ったんですよね・・・複雑。ともかくご冥福お祈り致します。町田さん、元気出してね。
 ちなみにお店の名前たち→アルデバラン、シリウス・・・ご存知ですね?星の名前ですよ〜。

●FILE3:新四谷怪談?番町猫屋敷!(第9回〜13回)
 ◇今井翼、辰巳雄大

 どうしても翼を出したかった・・・ただそれだけで話を考えました。てか、前回の嵐小説でも出しましたけど、翼って脇役に向いてると思うんです。いや、失礼な言い方に聞こえるかもしれないんですけどっ!そうじゃなくて・・・こう、明るい主役と言うよりは、むしろ脇で密かに輝くタイプ?だからゲストとして充分太刀打ちできるな、と。小説やら脚本やらを書く上で、ある意味扱い易いタイプだと思います。
 辰巳はじめチビJrも、ゲストとして参加。猫と言うイメージで辰巳を選んだんだけど、どうだったでしょうか??Jrはどちらかと言うと犬系キャラが多い中、翼と辰巳って猫っぽいと思うんですけど・・・。

●FILE4:真夜中はウラの顔(第14回〜20回)
 ◇カミセン(森田剛、三宅健、岡田准一)

 カミセンについてあまり触れることのない我がサイトですが(^^; こんな時くらいゲストに出してみよう!と考えた結果がコレ。『セクシーアイドル』ってアンタ・・・って感じですけど、ビジュアルからそういう発想になってしまったんですね〜。しかもハタチを過ぎてる彼らに17歳役!!ヒドイったらありませんな(−−; でもまあ、私の中ではカミセンは幾つになってもティーンズのままですから(笑)。
 さ、ここで登場するMr.ハリー。後々への伏線となっております・・・フフフ。ちなみに名前は適当です(笑)。ハリポタを意識していたわけでなく、言葉の響きから考えついただけなのです。

●FILE5:あるジーチャンに花束を(第21回〜24回)
 ◇内博貴

 ハイハイ、これはゲストの宮川大助&花子夫婦が反響を呼びましたね〜。なにしろあの内くんの両親役ですから!似てやしない!(笑)そしてちらりと脇キャラで、池脇千鶴ちゃんや小倉久寛さんなんかも出しました。こういうイメージに当てはまる人考えるのって楽しいです(^^)。そしてタイトル・・・駄洒落ですね・・・スミマセン(−−; ここでタイトルの法則に気付いた人が多かったようです。

●LAST FILE:キミはひとりじゃない〜仮面の独白(第25回〜最終回)
 ◇長野博、坂本昌行、松岡昌宏、KAT−TUN(亀梨和也、赤西仁、田中聖、田口淳之介、上田竜也、中丸雄一)、MAO(福原一哉、大堀治樹)、MAD(島田直樹、萩原幸人、石田友一)、滝沢秀明

 うわっ!人物多すぎ!!でもまあ、最終ファイルくらいは豪華にとキャスティングしたわけでありますが。
 事件が重なって、それをまとめるのに苦労しました。でもホント書いてて楽しかった!やっぱり学園モノっつーか、学校が舞台となるものは書きやすくていいですね。それにしても、『聖ジャニーズ高等学校』がミッションスクールと言うのは無理があったように感じられなくもない・・・だって、あまりにイメージが・・・(^^; でも上田や中丸はクリスチャンっていうイメージが瞬時に湧いたからな〜。ほら、日曜学校とかまめに通いそうな(笑)。ま、一応名門私立高校ということで。「制服が人気」という設定でしたが、じつはあまり詳しく考えていませんでした。おそらくステージ衣装風だろうなぁ、ということだけしか(^^; 色の基調は白で、形が学ランとブレザーの中間のような・・・それこそ微妙なデザインで。前にMAが「眠らない夜」を歌った時に着てた衣装みたいな・・・って、余計わかりにくいわっ(怒)!まあ、皆様のご想像にお任せ致します。女子生徒に異様なくらい人気があって、そのせいで男子生徒も羨んで人気があるような制服なんです(^^)。
 長野くん、坂本さん、マボ。この3人は最初から教師役として考えていました。もっと3人と井ノ原が絡んでも面白かったんですけど、物語の筋から外れるといけないので却下。う〜ん、残念(><)。にしても、長野くんが社会科教師って言うのは、誰でも考えつくことだったようですね〜・・・。体育教師の坂本先生というのは意外だったようですが。保健医の松岡先生ってのも、白衣が似合うことから採用。脇でも充分目立てる人たちでした(笑)。
 でもって、やっぱり一番皆様の気になっていたのが、タッキーでしょうね。男子校の敏腕生徒会長で、全国に名を轟かせている大企業「滝沢グループ」の御曹司・・・すごい設定だわな(^^; でもそんな設定にくすむことなく、逆にそれがハマリまくってたのが滝沢さんのすごいトコでしょうね!ホント、これっきりにするのが惜しい人物ですわ。是非とも、大野探偵とのリベンジマッチを開催して欲しいものです。

●ちなみに・・・

 ホントにすごい脇キャラ(なのにレギュラーの勢い)で第4回から登場していたのが、「シゲさん」こと城島茂さんです。一応、商店街の中にあるゲームセンター「M−78」(通称ナナハチ)の店長で、地下のマニアショップ経営者でもあります。ことあるごとに良知に衣装提供していたのは、ずばり彼です(笑)。良知のコスプレ衣装はここで購入しています。

 とまあ、こんな裏話がある『結果オーライ★』でしたが、皆さんはどのお話がお気に入りでしょうか?私は全部の話に愛着があって、どれが1番なのかは決められません。
 そして個性的なジャニゲストたち・・・話に色を添えてくれました。ありがたいです。名前の挙がらなかった人物にも、それなりのキャスティングは用意されてあったんですけど、そこら辺は読んでる方々の想像力にお任せ致します(^^)。
 ここまでお読みくださいまして、誠にありがとうございました!もしご質問等ありましたら、お気軽にばふまでお尋ね下さいませ。 

 

2002.3.3