青桐妄想劇場/戦国BASARA(小政+佐)
あんたは言った


今何て言った?
俺は死ぬ



美しい言の葉では愛しい人は護れないと…


…面白くないなぁその冗談



俺の身体にもよく染み込んでいる言の葉だった






「…!…っさ佐助…あれはいったい…」
「…」
「行くぜ?真田幸村…」
「まっまたれよ!!政宗殿!」


本当に契約したの?…妖と?
…胸に椿を彫った


だから安心できた…あんたの傍に居る事が…


は?
白と黒だ


「最近奥州で連日荒れ狂うように戦を起こしているのは…!?…佐助!?」
「ほぅ…真田の忍が先か?OK!Come on!!」
「悪いねー竜の旦那ぁ…俺の主が知りたがってんのよー」
「…あ?」
「あの…」


…花言葉ってやつ?
博識だな


あんたと過ごす時間の心地よさが


竜の旦那…泣くよ




「右目の旦那にそっくりの人形は何かって」



血生臭い偽りで固められた俺の世界であんなに眩しかったのは


許さないよ…あんたのこと
あの方を護れるんだ…恨まれるくらいなんともない


「おっと…危ない…ねーねー教えてよー」
「…own」
「え?よく聞こえ…?…ん?水滴??」






眩しかったのは…



お前は…


「You have already known」
「何で?…俺が知るわけ…てか旦那何戦闘中に泣いてんの?」


え?
お前は…どうなんだ…



あんたを…


「泣いてんのはお前だろ…」
「…え……?…」

俺は…


あんたを―――


赤椿を添えてあげるよ



終劇