青桐妄想劇場/戦国BASARA(幸佐)
「好きだ佐助」
「ごめん旦那」
何回目か解からない告白
答えはいつも通り


「佐助今夜は酒でも一緒にどうだ?」
「…」
「やっやヤマシイ事などござらぬ!!」
「…行くよ俺も酒は飲みたいし」
放っておいたら勝手に事を運ばれるから
主と忍その関係だけで充分なの


「佐助」
「何?」
「俺がもしも…死んだ…」
「泣かないよ」
何回目か解からないやりとり
答えはいつも通り


「佐助!某は真面目に…」
「はいはい」
「さす…」
「酒が入るといつもこうなんだから」
嫌いだよそういう話
俺は無能じゃないよ旦那の盾になって死ぬ事位できるのに


「…」
「…旦那」


あ…だけど・・そうだね…もしそうなったら


「すぐに地獄で会えるでしょ?なんなら門の所で待ち合わす?」


「…佐助」

俺旦那が好きだよ
俺の主はあんただけ
主の行く所が俺の居場所


「佐助…お主が…好きだ」

だからどうかその場所を壊さないで
恋仲なんてそんな不安定な関係なんていらない
付き従う者として傍に…ずっと傍にいさせてよ

「ごめん…真田の旦那」
何回目か解からない告白
答えはいつも通り



終劇