青桐妄想劇場/龍が如く2(龍司→桐生)
喉元に突きつけられた銃口
鈍く光るそれに湾曲した蛍光灯が映る


チョウガフワフワ迷イコム


「桐生はん」
「…龍司…何故だ?」


何の迷いも無く引き金が引かれる
ズドンと胸に銃弾が打ち込まれ心の臓を破壊する


ハナバタケデトンデイレバコンナ運メイニアワナカッタノニ


「解からんか…?」
「…」


息が出来ないほどの衝撃
苦しいとも思えない程余裕は無くただ肺は押しつぶされる


眼ゼンニハムスウノクモノス


「俺はな桐生…」
「…止めろ!!」


全身の血がいっきに沸点を越える
生命が絶叫を上げながら狂ったようにに謳う


ジョジョニジョジョニ蝶ニマトワリツク


「目逸らすなや…」
「…」


意識は遠くなる何も聞こえない
何も見えなくなる中でただ一つ解かるのは


「アンタが欲しいんや…愛≠ニかそんな甘っちょろいもんやない」
「…龍司」


ツカマルガ最ゴモウニゲラレナイ


「欲しい…俺はアンタが欲しい=v
「…俺は…」


私は貴方に恋をした


蝶が私か蜘蛛が貴方か
蝶が貴方で蜘蛛が私か


終劇