__Walk_in_the_moonshine,_and_drink_like_a_jellyfish.__

[05.11.02] 

〜海月の放流〜 092

新天地・高知へ!
なんの足がかりもないところからのスタート。
果たして軟着陸できるか?


●『引越前日』
珍しく直前になっても予定的にはまったくバタバタしていない。
これまで散々引越を繰り返してきた際に様々なモノを捨てて
物量を減らしてきたから。

しかし。究極的には。
自分で担げるだけの荷物で暮らしたいものだ。が。
まだまだ未練と煩悩が残っているということか。

引越が楽になったとは言え。やっぱり気持ちはそわそわ落ち着かず。
じっとしてられず。部屋中の掃除をしてみたりする。

いよいよ当日となっても荷物は梱包済みだし
業者が運び出してゆく姿を眺めてるだけ。

がらんとした部屋はなんだか広い。
ここに引っ越してきたみたいな新鮮な気分。

一度の引越で2回の新鮮気分。

業者のトラックを追いかけるように夜行バスで一路高知へ。
普通に旅に出るような気分で浮かれてみるけれど。
ふと。
しばらくは東京にやってくることもなかろうな
という感慨も少し。



●『高知の着地点』
10/21。ひとまず荷物を運び込んだのは
5週間契約したウィークリーマンション。
ここは仮住まい。すぐにまた引っ越すから
荷物は最低限のものしか開けずにおく。つもりではいたが、
どの箱に何を入れたか完全に把握してるわけではないので
一通り段ボール箱のガムテープは剥がしてみたり。
ネット環境整えてみたり。

この一ヶ月ほどの間に職と住を決めたい。
いや。なんとしても確定せねば、
先立つものもない。後もない。

街角には無料の求職/住宅情報誌、がいくつも並んでいて。
片っ端からもらってきてはシルシつけたり悩んだり。
ハローワークにも行ってみる。
全国的に不況とはいうものの。仕事がないわけじゃない。
けれど。高知県内には産業自体がそもそも少なく
募集は県外の工場勤務だったりする現状。
そして。わしの年齢も職務経歴も売り要素としてあまりにも弱い。_| ̄|○

それでも。高知市内の仕事をピックアップして面接におもむく。
東京での仕事が終了して以来、4ヶ月のブランクがキンチョーを高める。
数日の結果待ち。
採用される保証もないからしてすぐさま情報誌をめくりつつ。

仕事と併行して住処探し。
賃貸物件情報誌を頼りに路面電車、徒歩、自転車で町を路地を探索。
住み暮らす視点で町を歩くことは「地」を「図」とする作業。
頭の中に「地図」ができてくると町への親近感も湧いてくる。
住んでみたいエリアがだんだん浮かび上がってくる。

高知市街には東・北・西の山並みから川が何本も流れ込み
それが一つに合流するとそこから南はもう海。
山があり開けた街があり川が流れ海へとそそぐ、
なんとダイナミックな町であろうか。

可能ならば水の流れる近くに住みたい。
川沿い。海の傍。
あぁ。とにかく早くここに着地したい。

明日も着陸地点探し。



・・・(つづく)[05.11.01]...Qurax2海月(=)彡
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