「枇杷とechoとノスタルジア」loquat, echo, and nostalgia 枇杷がなっている木を見つけた。バイト先まで歩いている途中の庭先に。実の なる庭木、果樹が好きだ。石榴もいい。柑橘類もいい。枇杷の実の味もさるこ とながら色が好きだ。あの黄赤色というか淡い橙色が好きだ。 私がなぜechoを買うのかと言えば。風味もさることながらその淡い橙色のパッ ケージに惹かれてということもあるのだ、値段だけではないのだよ(笑)。 私は自他共に認める?緑色好きだ。しかし。一番好きな色は橙色なのだった。 それはたぶん幼い頃の記憶、ノスタルジアと直結している。橙色はオレンヂ ジュースであり蜜柑である。伊豆の方で蜜柑狩りをした。その事は記憶という よりも写真という形の記録でしか覚えてないのだが。大好きな蜜柑が一面に。 しかもいくらでも採っていいのだ。歓喜したに違いない。蜜柑畑で木漏れ日に 揺れる木々の葉と丸々とした蜜柑が私の脳裏にそっと仕舞われた。 そして。事あるごとに脳内の色見本といま目にしてる事物との照合が行われる。 この緑の加減がいいな。この橙の塩梅がいいのだよ。 私は緑のなかにちりばめられている橙という色の組み合わせがとても好きだ。 [00.06.04sun]