「マンガのはなし」cartoon reality 確かにその絵や文字達は存在していたんだ。 その世界は確かにあった。 紙の上に展開される登場人物たちは生き生きと動き回り、 同じ世界がたくさん印刷されて、 多くの人がそれを確認して、笑い、泣いたんだ。 最終回。 数百にも及ぶ登場人物、そして、出来事のすべては、 その中のたった一人の主人公の夢だった。 って、そういうおはなし。 だれかが、そんなのありかってゆった。うそーってゆった。 でも、そんなのもありだとおもった。 それもいいとおもった。 わるくない。 [97.08.26]