Quartetto



※時間軸的にはダークシード進行形のさなかにこの事象が起こっています。
元ネタは16通常隠しでのヒント4の絵。アンサー絵が着地点、かな。


世界
MZDが作り出した暗黒空間。大本はなのこの住む空間の構成に基づいて作られた。
自力で脱出することは不可能、神が定めた「条件」を満たすことによってのみ出口が開く。
時間的な概念はなく、外界で流れる時間はこの場所では停滞している。
光はなく、見渡す限りの暗闇。ただし周囲の姿は何故か確認できる。
神いわく「かごめとパロットを元にした」空間。


かごめ
朗読スタイルで詩を謳う少女。彼女にとって詩を謳うことは自分の感情を吐き出す行為。
現在は周囲の好意で小さな会場を取りそこで謳っているが、前は道端で詩を淡々と朗読していた。
自分や世界の生み出す「暗さ・黒さ・残酷さ」に徹底的かつ無感情に絶望している。
過剰なまでに卑屈。透明感をも兼ね備える自失さは痛々しいレベル。
ある種すべてに諦観と無為さを抱いており、そこには妙な清潔さが漂う。
ネガティブというよりは無気力。空間へ共に閉じ込められたパロットに同種の「暗さ・黒さ・残酷さ」を感じ取るが、 彼の見せる攻撃的な糾弾とその黒さへの抗いに衝撃を受けたり感動したり、変化を望み始めたりしている。


パロット
かつて「森」で暮らしていたが、ある事件によってその場所を追われた講談師。
小さな劇場で活弁や講談を行い細々と人生を営んでいたが、その心には森への消えない憎悪を飼う。
自身が持つ消えようのない卑小さや愚かさ、欲望を理解しながらも自己を求められない現実へ感情をぶつけることを止められず、 自らを誇示する意味合いも含め、周囲へ攻撃的に振る舞う。
基本的には天邪鬼の皮肉屋。自尊心は高く、口調にもそれが表れる。
空間ではかごめの持つ白い鳥篭が巨大化したものの中に閉じ込められている。
かごめと「同種」であることを感じ、それでも相容れない存在だと認識するが、 すべてを受け入れ、尚自分自身という檻に留まり続けるかごめに日々己を晒されている。


千鶴
愛する者のために自らを投げ打つことを厭わない、自己犠牲精神の体現者。
その性格を見初められてか、MZDに無理やり空間へ連れてこられた。
機織りが生業。現状にまったく納得しておらず、周囲に対して刺々しい態度を取り続ける。


ミドリ
異次元を通過する力を持ったバスのバスガイド。
物事に順応する能力に長けており、状況把握の早さが傑出している。
千鶴と同じくMZDに連れてこられたが、脱出に自身の存在が必要だということを悟り、早い段階から周囲に歩み寄る。
亀なだけあって性格はのんびりしており、割と怠け者気質だが、重要なことは見逃さない。









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