IDAA



※淀川ジョルカエフに関する考察のCD、及びブックレットを主に作成。
しかしながらほぼ9割捏造です。妄想・空想・中二病が著しいのでご注意。


IDAA
国際異能研究機関の略称。本部はスイス・チューリッヒにあり、日本には武蔵野に支部がある。
淀川ジョルカエフ及び異能に関して専門家を集め、日夜研究・実験を行っている。
施設で掲げる目的は「人間の力での淀川ジョルカエフの捕獲・討伐及び異能の解明」。
未だに世間ではオカルト扱いされている淀ジョルだが、2006年の節分に行った講演を機に、 「オカルト」という括りでは治まりきらない存在だと認識され始めている。


異能
異能研究の第一人者、白川清爾が名付けた超自然的能力の総称。
超能力に近い位置づけの力で、淀川の所持によりその存在が確定された。
「異能」と一括りにカテゴライズされているが、個々によって所持する能力は異なり、同一的なものではない。
能力によってそれぞれ発されるエネルギーの波形が異なり、実験においてはその波形の識別によって能力を特定させる。
異能は身体的エネルギーに基づいて構成されているが、人体を傷つける作用があり、 アニマと呼ばれるバリアを身体にまとうことで初めて発動することが出来る。
視覚的に認知出来るようになった異能エネルギーをカルラという。
人間の力ではそれらを個人で制御することは難しく、ほとんどの場合に於いて機械や他者のサポートを必要とする。


淀川ジョルカエフ
世界中から「悪魔」と称される意識体の狂人。
元は人間で、幼い頃に異能を得、父親をその力で手に掛けてから何百人もの人間を悦楽から危めてきた。
異能に関して傑出した才能を持っており、人間にして一人で異能を扱える並外れた能力を持っていた。
異次元を出現・消滅させ、それらを自由に行き来出来る能力を所持する。
その力の強さ、歪んだ性格から方々から危険視されており、警戒されていた。
ある事件を境に意識の身体となり、人々の魂を喰らい、その意識で存在を保つ生き方を余儀なくされる。
日本のみならず世界中で残忍な事件を起こしていたが、現在は能力の著しい低下が見られ、 人的被害を伴った事件はほとんど起こしていない。出現しても人々を驚かせる程度の、愉快犯に近い。
そうなった理由は明らかになっていないが、何かしらの事象が起こったことは間違いなく、 IDAAはその理由解明に急いでいる。


白川清爾
19世紀初頭、淀川ジョルカエフの研究に心血を注ぎ、現在におけるIDAAの礎、「白川資料」を残した研究者。
卓越した研究力で淀川が悪魔となった原因・異能の解明に尽力していたが、淀川に殺害されその命を終える。
彼が居なければ現在の豊穣な研究の土台はないことから、異能・淀川研究者の間では絶対的存在となっている。


ダース淀
転生を待つ人魂や妖怪の類が住まう地、「地階」に身を寄せている不死の肉体を持った人魂。
元々は節分の慣習から出現する「鬼」を殺す役割を担っていたが、 人間界に害悪をもたらす凶悪な鬼と化した淀川ジョルカエフを追えとの命を受け、淀川を長年の間狙い続けていた。
淀ジョルが意識体へと変化せざるを得なくなった理由を作った張本人。
意識体に変化してからは居場所を特定することが難しくなり、人間界のIDAAに侵入し情報を探るようになる。
そこで鴨川と出会い、淀川討伐という同じ目的から情報の共有・供与を目的とした協力・利用関係を結ぶ。
性格は皮肉屋、回りくどく異常に弁が立つ。自分のペースを乱されることを嫌う。
本人的には自分の役職を講談師だと思っており、他者にはそう名乗っている。
方々からは「妖怪の総大将」などと揶揄にも畏敬にも近い名で呼ばれるが、本人は気に食わないとのこと。
骨オタクで指フェチ。想像していたより反応の好い鴨川と戯れることが楽しい最近。
その役割から季節毎の行事を重んじており、その時期になるとやたらに騒ぐ。特に節分に関しては発狂に近い勢い。
気分が高揚すると口調が荒くなり、炎が青みを帯びる。


鴨川哲夫
IDAA武蔵野支部長代行を務める研究員。
幼い頃淀川に父親を殺害されてから、その恨みと憎しみを糧に、淀川の討伐を望みながら生きてきた。
現武蔵野支部長が淀ジョルに殺害された混乱から支部長代行へ納まったため、未だに「代行」の名目が抜けない。
異能及び淀川の研究成果が芳しくない状況の中、突如現れた異形・ダースの存在に訝しさを感じながらも、 現状の打破を望み、ダースからの誘いを承諾して協力関係を結ぶ。
支部長代行の立場もあってか、偏執な見た目に寄らず、意外と常識に基づいて行動する。
しかし一度研究に没頭すると周りが見えなくなり、周囲をほったらかしにすることもしばしば。
和菓子好き。神経質だが片付けや整理といった事柄がことごとく下手で、部屋は常に散らかっている。
淀川第一で自身を省みていない節があり、常に不健康の空気が漂っている。
父親を殺された際停電が起こり、暗闇の中で恐怖に脅えていたため、今でもそのトラウマが抜けない。暗所恐怖症。
流されやすい割に意固地。極度の近眼、そこそこ過信家。
自由気侭なダースへ果敢に応戦するも日夜その言動に振り回されており、勝率は低い。


蒼井硝子
私立ポップン学園に通う高校生。アルビノ遺伝子を保有しており、瞳と毛髪が薄い青に染まっている。
異能を所持する。人間の異能力者の中ではトップクラスの力の持ち主。
個人で異能を扱える可能性を秘めているため、IDAA内でも重要人物として扱われている。
身体内にもう一人の人格、「詩織」という双子の姉が存在している。
実質的に異能を所持しているのは彼女、詩織であり、当人いわく「自分は彼女の力を内包する器」、とのこと。
自らの立場の特異さから達観的な考えをしており、年齢より随分大人びている。
ダースの存在、及び鴨川との協力関係を知る数少ない人物。
異能力は空間認識。異能を発動した空間の各存在を認識し、状態によってはその存在を自分の領域のものとして定着させることが出来る。


春川
IDAAに勤める異能力者。支部長代理秘書を務める他、異能力者の選定などを行う。


Dr.フラスコ
淀川が人間体だった頃、異能の詳細を調べるために協力していた研究者。
元々は過度な人体実験に傾倒しており、その危険性から研究所に糾弾されて居場所を失っていた。
異能及び淀ジョルへ入れ込んでおり、盲目的に執心している。
研究・実験に関しては有能で、淀川も能力を評価していた。
淀川が意識体となる際、その変化を助けたのもフラスコ。
諂い気質で浅ましい欲望も隠さない。淀川に傅き、自らの好奇・欲を満たす為に動いていた。
淀川が姿を消した後、淀川と同じ存在になりたいと願い、意識体になろうとしたが失敗し、現在の異形の姿となった。
生前から住んでいた屋敷に今も身を置き、自らの為した研究を守るため、屋敷に侵入する者を無作為に襲う。


2Pスマイル
フラスコの人体実験により異能を得、不死の透明人間となった少年。
生前の淀ジョルとフラスコの関係性を知る唯一の人物。
屋敷に居た頃は手酷い扱いを受けており、脱出の機会を窺っていた。
脱出する際、フラスコを刃物でメッタ刺しにし、今までの恨みと憎しみを清算する。
フラスコが車椅子に乗っているのはその為。
現在も地上を放浪し、ひとり、世界を見つめている。



ここから2P世界の人物!



ダース淀(2P)
1Pと同じく、不死の肉体を持った人魂。しかし本来赤に染まる筈の炎が緑に変色している。
その為地階からも軽く疎まれる存在となり、早々に人間界に移り風来する生活を営んできた。
その中で淀ジョルの噂を聞き、「一緒にヒトでも襲いたいな〜」と考え、個人レベルで淀川を捜していた。
ドSで言動が荒い。暴君気味で口が悪く、すぐに手が出る。オマケに手癖も悪い。
異能を所持しているが、不完全で不安定。しかし異形の身体故か個人で異能を扱える特性を持っている。
何の因果か同じ目的を持つ鴨川と出会い、彼の属する大学へ入り浸っている。というか既に住み着いている。
ジャンクフードが好きで自分で探す他、鴨川にパシリを頼んだりも。
鴨川や詩織の「ジョルカエフ様大好きオーラ」に振り回される最大の被害者。
故にまだ淀ジョルと出会っても居ないのに、彼のことが大嫌いになりつつある。
自分に脅えも驚きもしないどころか、利用して邪険に扱いすらする鴨川に興味を抱き、わりかし執着もしている。
「漸くん」と呼ばれることを嫌う。特に詩織に対して厳しい。


鴨川帳(2P)
かもがわとばり。郊外の武蔵野大学で超心理学を専攻する准教授。
現在教授が在籍していない学科のため、鴨川に個人室が割り当てられている。
筋金入りの変人で、部屋どころか授業にもほとんど人が寄り付かない、超がつくほどの電波。
昨今、世間を騒がせている淀川ジョルカエフの存在に陶酔&偏愛しており、 自分も彼の元で生きたいと本気で願っている。
その為「異能」を個人的に研究しており、彼に会う手段を日々模索している。
個人で行っている研究にしてはかなり精度が高く、その界隈では鴨川の名はとても有名。
かなりの自信家で、興味があることにしか動かない。子どもっぽく、我侭。
理不尽で自己中心的、自己愛も激しい。ダースと渡り合えているのはこの性格故である。
大学生時代に淀川研究の始祖、白川清爾と出会い、彼の人格と考えに傾倒する。
淀ジョルへの執着はそれがキッカケで、その後白川の研究室に入り、弟子として働いてきた。
そこで白川の孫、詩織とも出会い、現在のいびつな関係を築き上げた。
ダースを漸くんと呼び(ダースの英単語DOZENの後半を取った)、好き勝手に扱っている。
自分がダースへ傾きつつあることは自覚しているが、納得出来ないので無視している。
基本的にはドSだが根は極度のドMで恒常的に暴言を受けていないと落ち着かない変態なので、 ダースの言葉使いには日々満足していたりする。
軽くセックス依存症。ゲイに近いバイ。でも詩織は対象外らしい。


白川詩織(硝子2P)
有名私立校に通う高校生。髪と瞳がアルビノ遺伝子の亜種によって桃色に染まっている。
1P世界では硝子の体内に住まう人格として存在しているが、この2P世界では肉体を持って満足に生活している。
本気で集中すれば1P世界の当人と感覚をシンクロさせることが出来る。
ある種、1P世界を唯一垣間見ることの出来る存在。しかしこれまで一度も本気を出したことはない。
祖父は淀川ジョルカエフ及び異能研究の第一人者、白川清爾。
異能を所持している。幼い頃から白川に鍛えられてきたため、一人で異能を扱うことにも全く違和がない。
能力は攻撃性のもの。身体にエネルギーをまとい、触れたものに痛みを生じさせる。
祖父の影響から淀ジョルの存在や力に惹かれており、何の迷いもなく彼の恋人になることを夢見ている。
基本的には常識人の詩織だが、この一点に於いては紛れもない電波・狂人。
鴨川とは彼が大学生時代の時に知り合った。一言で関係性を表すなら「恋のライバル」。
お互い淀ジョルの特別になることを望んでいるので妙な敵対心があるが、基本的に仲は良好。
しかし歳の差が20もある上、既にお互いに対して気兼ねがないので、ハタから見るとあまりにも謎の関係性。
ダースの登場で鴨川の感情が変化していることを察知し、お互いがくっ付いてくれればライバルが消えるという魂胆から 会うたびにダースに向かって変なちょっかいをかけ続けては鬱陶しがられている。
が、当人は気にしておらず、「漸くん」がナチュラルスタンダートになることも諦めていない。
顔立ちは整っており、美人の部類。故か妙な自信に満ち溢れている。
名前の由来は、勿論そのカラーリングから。きらめき高校のマドンナ、藤崎詩織が元ネタです。


白川清爾
詩織の祖父。現在も存命していて、今は隠居生活を行っている。
穏やかで物怖じしない。一見ではオカルト信者だとは思えない容姿。





Back