001 リストカットシンドローム
いきなりですが、今回はリストカットの話をしようと思います。
ごく個人的な見解が含まれます。ご了承ください。
さて、私にはかつて“自傷癖”がありました。
主に腕や手首を剃刀で切る、いわゆるリストカットです。
一番のピークは今から5年ほど前のこと。
ちなみに私自身へのリスカの理由。というのは、今となっては曖昧ですが。
おそらく「自分への制裁」だとか「痛みが快感」だとか「気持ちが落ち着くから」といった理由だったでしょう。
何故にリストカットという方法を選択したのでしょうね。
当時の私には良策を導き出すという考えはなかったのだろうか……。
と、まあ振り返るとなんて馬鹿なことをしたのだろう、としか思いませんね。
それでも、あの頃の私には、これが精一杯だったんだ、と思うと、あの頃の私を今以上にいたわってあげたい。優しく声をかけてあげたい。抱いて撫でてそっと良い眠りに誘いたい。
そんな気持ちにもなります。
ですので、もし、このページを見ている方で、現在進行形で自傷癖をなさっている方がいらっしゃいましたら、ひとまずカッターや剃刀から手を放して、考えてみてください。
傷をつける前にとことん悩んでください。
何か違う方法はないですか?
専門的な大人に相談するのはどうですか?
傷はつけるのは簡単だけど、
消すのはとても大変だよ。
私の左腕は横に斜めに傷だらけ、例えるならいか焼き状態。
隠すのも一苦労です。
だから、やらなきゃよかったって思うのです。
リスカ=自殺行為 なのか リスカ≠自殺行為 なのか、
という問題については、いつだってリスカを語る上では避けられない話題だけれど、
私自身どう思うのか、
リストカットをすることで小さく自分を殺す、のではないかな。
そう考えたりもします。
ゲームで言うところのリセットボタン。それが、リストカット。
死ねないけれど、腕を切ることで小さな自分が一人死ぬ。そういったイメージ。
イマドキの言い方で言えば「逃げ」でしかないんですけれどね。
私自身のリストカット遍歴の話をしますと、
当時携帯電話のパケット代は使ったら使っただけ請求され、定額なんてシステムは一切なかった時代。
パソコンも使えず、リスカ画像でさえろくに見もしなかった私。
何の入れ知恵もなく、何故か、腕をカッターで切ってみたのがはじまり。
あの頃はメンクリの門を初めてたたいた頃で、精神的にもだいぶ荒れていて、簡単に言えば厨二病。今振り返ってみても、
実はあまり記憶に残ってないんです。
余談ですが、南条あやさんを知ったのは、リストカットが常習的になってからでした。
最後にリストカットをしたのは5年弱前。
その時は手首の血管を狙って、思い切り切りつけ、それなりの深さにはなったものの血管までは到達しなかった。
という具合のリスカで、今でもくっきり痕が残っていますね。
あれ以来私は「使っていいのは清潔な貝印の剃刀だけ」という謎の規則を作って、それまで持っていた貝印の剃刀をすべて処分し、以降安全剃刀は買わない、という決まりを、
今日まで守っているが故、5年弱、傷はつけていません。
しかし、困ったことに、また最近腕が切りたくてもやもやするという現象に襲われて困っています。
ODもしたくて困る、というか、たまにしてしまうので困っています。
頭の中は希死念慮でいっぱいです。
どうしたらいいのでしょうか。
悩んで悩んで悩むことにまた悩み、悩み悩み病み。
生きているのが辛いな、でも死ねないな。
そんな毎日です。
次回の更新では、10代の私とメンヘラアイドル、にまつわる話ができたらいいなと思います。
お楽しみに?
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