死ぬために生きる   


死んでしまえばそれは一つに
種も花弁も全部一つに

ただ飛びたかった
鳥のように
雲のように

泣いて懇願する、私
還ってきてほしい

―それは―

いずれ杞憂になる

空に
蒼に
風に
翠に
地に

祈り

届かない明日(あす)

希望の灯(あかり)をを灯すたびに

身は削られる

――――        。


2011/10/08


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