リンリンリン
心が さわさわ さわさわ 揺れて
君を呼ぶ 鈴が鳴る
リンリンリン 響いて
秋の虫と共鳴したよ
どこか遠くで泣き声がした
遠く 遠く ぼくの心の奥だった
ぼくは泣いていた
もう届かない
きみの声も
ぼくの声も
この広い世界で
小さな 小さな 虫と同じ
リンリンリン 呼んでみても
秋の空気に 染みて消える
悲しいのだ 切ないのだ
そんな言葉ではない
今すぐ吐き出してしまいたい
でもきみは
ぼくの中にいて
でもきみは
今どこに
2005/02/04
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