幻像夢想  






  夢の逢ひは苦しかりけり


                 
驚きてかき探れども

                   
     
                             手にも触れねば........




夢で君に出逢った

あいかわらず笑う君は美しくて。

そっと風になびく髪に触れる.........



眩しい朝がきて........

目覚める

さっきまで目の前で笑っていた君は  居ない。

ベッドの上で手を伸ばしても....

君の温かいぬくもりはもぅなくて......

一筋の涙 流れる



どうして君と出逢ってしまったんだろう......

どうして君を愛してしまったんだろう.......

何度も自分に問いかけた。


逢いたいのに....

 
もう二度と逢えなくて.... 


抱きしめたいのに.....


もう二度と触れられなくて.....


忘れられるなら忘れたいのに.....


忘れられなくて................



君のことが愛しくて 愛しくて

今でも僕の

胸に

心に

夢に

焼き付いている。



手を伸ばせばいつでも届く

そんな距離だったのに

いつの間にこんなに遠くなっていたのか........


僕が呼べばいつでも振り向いて......

そして笑ってくれた

いつの間に君は振り向いてくれなくなったのか......


今でも 

「 もしかして 」

そんなことを考える自分がいる。

今でも

「 コレが幻なんじゃないか。 」

そんなことを考えている自分がいる。

これが夢だったらどんなに良いことだろう。

そんなことを考えて

今日も眠りにはいる........






 夢の逢ひは苦しかりけり
                       それでも

           驚きてかき探れども


                             手にも触れねば.......
                                                
それでも

それでも

僕はいつまでも

君のことを想っていくよ.......


君の瞳に

もぅ僕は二度と映らないのかもしれないけれど

それでも


僕は



この想い 忘れはしないカラ........






+END+






 BGM voice
 (C)LUNA





こんばんわ。
今日はいきなりの雨で濡れましたJ
風邪ひいちゃうよ〜J

さて詩について。
この夢の詩はずっっと前から書きたくて
またもや受験の時期に書いたもの…
…ホント勉強してたんだろうか自分…J
『  夢も逢ひは苦しかりけり
驚きてかき探れども
手にも触れねば  』
これは万葉集の中の一つで私が好きな歌でもありますっvv
夢の詩を書くというのを決めたときにこの歌をどうしても入れたかったんです!
訳は大体分かると思いますが
「 夢であなたと出逢ったのは苦しいことだった。
驚いて目を覚まして探しても
手に触れることもできないのだから…。 」
こういうような感じです。
夢は儚くて切ない。
自分の想う人が夢に出てくるのを嬉しく思うか悲しく思うか、
それは人それぞれだと思いますが
こんな風に思う人もいるんだろうなぁ〜と思いながら書いたのがこの詩です。
あとさっき少し触れましたが万葉集管理人大好きです。
古今和歌集とかいろいろありますがやっぱり万葉集が好きなんです。
内容も単純というか分かりやすいし…v
無名の人々の歌も多いんで好きですねっv
あ。タイトルの『幻像夢想』はあんまり意味ないですJ爆
雰囲気的に良いかなぁ〜…と…。

さてさて。今回いつもよりコメント長いですねJ
この曲はまたまたLUNAさんのサイトからお借り致しました★
この曲も切なげで大好きです!!!(>_<)
それでは今日もみなさんが良い夢を見れますように…






和希。