ごめんねと     あたしと  いっしょにいたら いつかきっと  だめにする  あなたを もしかしたら すでにもう  だめにしている・・・・・ その場の  きまぐれや ひょっとした  さみしさや そんなもので  ふりまわしつづけて それでも だめなあなたが もっともっと  だめになることを ___そう  あたしのためにだめになることを__ ゆがんだ あたしの 哀しみが ねがっている ほくそえんでいる・・・・・・ ごめんねと  ごめんねということばで オブラートにくるんで てぐすねひいて  まっている だめなあなた あたしのために あたしのためにだけに だめになりつづける   あなた 少し  くるしく 少し  切なく でも からだじゅうの  しびれる麻薬の中で あたしはまっている どんぞこまでおちたあなたが あたしにだけ ただあたしにだけ てをさしのべ  すくいをもとめ あたしの 差し出す手を ふと  たまに ひいてみたりしながら あたしの 思いつきでさしだすてを ずっとずっと いつまでも待ち続ける  駄目な 悲しい貴方を うつむきながら  泪落としながら そして  ほほえみながら あたしは・・・・・・・ あなた こんなあたしをゆるす  だめなだめな  あなた あたしは  あなたが  にくい もう  あいするしかないほどに あなたが     にくい・・・・・・・・ だから  いまだけは あたしは   あなたのもの だれのものでもないあたしが だめなあなたを  まちわびるとき だめなあなたを  ねがうとき 宇宙の塵や屑より その瞬間(とき)だけは だれのものでもないはずのあたしは あなたの   もの