結婚    外に干した傘が   濡れてしまうまで いつのまにか 外は雨なのに 気付かなかったよ 籠の鳥のように 部屋にこもる 夕暮れ    ひとり ねぇ・・・・・と 誰にともなく話しかけては 耳を澄ませて 言葉を待つのに 動くのは   空気だけさ いつのまにか   外は雨なのに それにさえ 気付かなかったよ   籠の中 濡れてしまった傘に わけもなく    泣けてさ